≪2025/3/28≫
【ソフトバンク2ー8ロッテ ( 2025年3月28日 みずほペイペイ )】
≪対H:1勝0敗≫
ロッテの吉井監督が就任3年目で初の開幕戦白星を飾った。
3年連続で開幕投手を託した先発の小島は4回を1失点で降板。打線は5回までソフトバンクの先発・有原の前に1人の走者を出せずにいたが、6回先頭の高部、上田、小川、西川の4連打で逆転。さらに1死二、三塁から藤原の右前2点適時打、2死後に佐藤の右越え1号2ランが飛び出して一挙6点を奪って試合をひっくり返した。
ドラフト1位の西川を「1番」に置いた狙いについて今年のマリーンズ良い意味でも悪い意味でも“やらかずぞ!”っていう意思表示」と説明していた指揮官は、下位から打線がつながっての逆転勝利に「7、8、9、1(番)の若い子たちの連打ですね。あれは感動しました。若い子たちがああやってハッスルして活躍してくれると、チームは前に進むと思う」と満足そうに振り返った。
また、小島から中森への継投については「やっぱり開幕戦なので、ちょっと窮屈になるのは分かるんですけども、あまりにも重すぎた」と説明。「中森がその空気をさっと変えてくれたんで、ほんと今日は若い子たちが頑張ってくれましたね」と若手の活躍を称えた。
ドラフト1位の西川を「1番」に置いた狙いについて今年のマリーンズ良い意味でも悪い意味でも“やらかずぞ!”っていう意思表示」と説明していた指揮官は、下位から打線がつながっての逆転勝利に「7、8、9、1(番)の若い子たちの連打ですね。あれは感動しました。若い子たちがああやってハッスルして活躍してくれると、チームは前に進むと思う」と満足そうに振り返った。
また、小島から中森への継投については「やっぱり開幕戦なので、ちょっと窮屈になるのは分かるんですけども、あまりにも重すぎた」と説明。「中森がその空気をさっと変えてくれたんで、ほんと今日は若い子たちが頑張ってくれましたね」と若手の活躍を称えた。
5回まで有原に完全投球を許していたロッテ打線が、6回に奮起した。
先頭の高部の左中間二塁打を口火に計6安打を集中して一挙6得点。
高部は「打ったのはカットボール。あまり気負うことなく普通にいこうと思った。ビッグイニングをつくれたのは良かった」と笑顔。
右越えに2ランを放った佐藤は「いい流れで回ってきたので、初球から積極的に打ちにいった」と大きく胸を張った。
高部は「打ったのはカットボール。あまり気負うことなく普通にいこうと思った。ビッグイニングをつくれたのは良かった」と笑顔。
右越えに2ランを放った佐藤は「いい流れで回ってきたので、初球から積極的に打ちにいった」と大きく胸を張った。
ロッテは0―1の6回に開幕スタメン出場した“ドラ1ルーキー”西川の勝ち越し左前適時打を含む一挙6得点で逆転に成功。12安打8得点で快勝した。吉井監督にとっても開幕戦初白星。3年ぶりとなる開幕戦白星発進を決めた。
5回までソフトバンク先発の有原に完全投球で抑えられていたが、0―1の6回にロッテ打線が一変した。先頭の高部が左中間へ二塁打でチーム初安打。その後、無死二、三塁のチャンスで小川の左前適時打で同点に追いついた。
さらに19年の藤原以来6年ぶりとなる開幕スタメンに名を連ねたルーキーの西川がプロ初安打そして初打点となる左前適時打で勝ち越しに成功した。西川からガッツポーズも飛び出した。
チャンスは続き、1死二、三塁で藤原に右前適時打で加点。さらに2死一塁で佐藤都に1号2ランを放って、この回一挙6得点を挙げた。
7回に小川の右前適時打で1点追加。8回にもポランコの中前適時打で加点した
投げては3年連続3度目開幕投手となった小島が4回4安打1失点で降板。5回から2番手の中森が2イニングを無失点に抑えた。その後は7回に登板した3番手の鈴木は無失点で抑えたが、8回に登板した小野は1点を失った。9回は菊地が試合を締めた。
さらに19年の藤原以来6年ぶりとなる開幕スタメンに名を連ねたルーキーの西川がプロ初安打そして初打点となる左前適時打で勝ち越しに成功した。西川からガッツポーズも飛び出した。
チャンスは続き、1死二、三塁で藤原に右前適時打で加点。さらに2死一塁で佐藤都に1号2ランを放って、この回一挙6得点を挙げた。
7回に小川の右前適時打で1点追加。8回にもポランコの中前適時打で加点した
投げては3年連続3度目開幕投手となった小島が4回4安打1失点で降板。5回から2番手の中森が2イニングを無失点に抑えた。その後は7回に登板した3番手の鈴木は無失点で抑えたが、8回に登板した小野は1点を失った。9回は菊地が試合を締めた。
注目のロッテドラフト1位・西川が吉井監督に初の開幕戦白星をもたらした。1点差を追いついた6回なお無死一、三塁。昨季最多勝などパ・リーグを代表する右腕・有原に対して新人とは思えぬ冷静な読みで勝負を挑んだ。「内の真っすぐ、それこそ食い込んでくるシュートか、外に落とすかのどちらかだと思っていた」。カウント1―1からの3球目、頭にあったツーシームを叩き、鋭いライナーで左前へ。初安打初打点を記録し、球団新人では97年小坂誠以来、28年ぶりの開幕戦決勝打になった。
「意識はしっかりセンター方向で、内に来たら回転で回ろうと思っていたので、イメージしていた感じに打てた」
スタンドの母と姉に見守られて迎えたデビュー戦。初回のプロ初打席は右飛、4回は二ゴロに倒れた。チームも5回まで一人も走者を出せない苦戦が一転、西川の一打で一気に盛り上がり、一挙6点を奪った。
劣勢の空気を押し戻し、自らの緊張も解き放ったのは守備だ。0―1の4回2死一、二塁から周東の左前打を処理し、捕手の佐藤にダイレクトのストライク返球のビッグプレー。プロ初補殺で二塁走者のダウンズの生還を阻止し、吉井監督は「2点目をあげなかったことが、その後につながった」と絶賛した。
ヒーローインタビューでは大歓声を浴び、「本当に鳥肌が立ちます」と笑顔。初安打の記念球は感謝の言葉を添えて両親に贈る。攻守で活躍し「今日から優勝への道が始まっていると思うので、一勝一勝を大事にやっていきたい」と力強かった。(大内 辰祐)
スタンドの母と姉に見守られて迎えたデビュー戦。初回のプロ初打席は右飛、4回は二ゴロに倒れた。チームも5回まで一人も走者を出せない苦戦が一転、西川の一打で一気に盛り上がり、一挙6点を奪った。
劣勢の空気を押し戻し、自らの緊張も解き放ったのは守備だ。0―1の4回2死一、二塁から周東の左前打を処理し、捕手の佐藤にダイレクトのストライク返球のビッグプレー。プロ初補殺で二塁走者のダウンズの生還を阻止し、吉井監督は「2点目をあげなかったことが、その後につながった」と絶賛した。
ヒーローインタビューでは大歓声を浴び、「本当に鳥肌が立ちます」と笑顔。初安打の記念球は感謝の言葉を添えて両親に贈る。攻守で活躍し「今日から優勝への道が始まっていると思うので、一勝一勝を大事にやっていきたい」と力強かった。(大内 辰祐)
ロッテは0―1の6回に開幕スタメン出場した“ドラ1ルーキー”西川史礁外野手(22)の勝ち越し左前適時打を含む一挙6得点で逆転に成功。12安打8得点で快勝した。3年ぶりとなる開幕戦白星となった。
プロ初のヒーローインタビューでファンの歓声を聞いて「鳥肌が立ちます」と笑顔を見せた。
ドラ1ルーキーが開幕戦から攻守に貢献した。0―1の4回裏にピンチを迎えた。2死一、二塁でソフトバンク周東が打ち返した打球は左翼へ。二塁走者のダウンズは三塁を回った。左翼手の西川は本塁で刺す“レーザービーム”で追加点を許さなかった。ルーキーの好返球に球場は大きく沸いた。「自分のところに飛んできたら絶対に刺すという準備はできていました。その準備が結果につながったと思います」と回顧
そして第2打席まで無安打だったが、1―1の6回無死一、三塁で迎えた第3打席。ボールカウント1―1からソフトバンク先発有原が投じた3球目のツーシームを左前にはじき返して、プロ初安打そしてプロ初打点を挙げた。勝ち越しの一打にガッツポーズも飛び出した。結果的にこの一打が決勝打となった。「前の打者が必死に繋いでくれて、もうどんな形でもいいので、次のバッターにつなごうと思った結果良い結果につながったなと思います。最高です」と振り返り、プロ初安打のボールは両親にプレゼントすると明かした。
最高のデビュー戦に「人生で忘れられない一日になった」とひと言。「明日もまた試合続きますし3連勝して戻れるように頑張りたいなと思います。一戦一戦必死に頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
ドラ1ルーキーが開幕戦から攻守に貢献した。0―1の4回裏にピンチを迎えた。2死一、二塁でソフトバンク周東が打ち返した打球は左翼へ。二塁走者のダウンズは三塁を回った。左翼手の西川は本塁で刺す“レーザービーム”で追加点を許さなかった。ルーキーの好返球に球場は大きく沸いた。「自分のところに飛んできたら絶対に刺すという準備はできていました。その準備が結果につながったと思います」と回顧
そして第2打席まで無安打だったが、1―1の6回無死一、三塁で迎えた第3打席。ボールカウント1―1からソフトバンク先発有原が投じた3球目のツーシームを左前にはじき返して、プロ初安打そしてプロ初打点を挙げた。勝ち越しの一打にガッツポーズも飛び出した。結果的にこの一打が決勝打となった。「前の打者が必死に繋いでくれて、もうどんな形でもいいので、次のバッターにつなごうと思った結果良い結果につながったなと思います。最高です」と振り返り、プロ初安打のボールは両親にプレゼントすると明かした。
最高のデビュー戦に「人生で忘れられない一日になった」とひと言。「明日もまた試合続きますし3連勝して戻れるように頑張りたいなと思います。一戦一戦必死に頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
ロッテの小島和哉投手(28)が28日、ソフトバンクとの開幕戦(みずほペイペイ)で開幕投手を務めた。4回1失点で降板した。
3年連続3度目開幕投手となった小島。2回まで無失点に抑えていた。しかし0―0の3回2死一、三塁のピンチを迎えると、山川に右中間への適時二塁打を浴びて1点先制を許した。
0―1の4回もピンチを迎えた。2死一、二塁でソフトバンク周東が打ち返した打球は左翼へ。二塁走者のダウンズは三塁を回った。左翼手のルーキー西川は本塁で刺す“レーザービーム”に救われて、追加点を許さなかった。
小島は4回73球を投げて、4安打1失点で降板した。
5回からは2番手で中森がマウンドに上がった。
0―1の4回もピンチを迎えた。2死一、二塁でソフトバンク周東が打ち返した打球は左翼へ。二塁走者のダウンズは三塁を回った。左翼手のルーキー西川は本塁で刺す“レーザービーム”に救われて、追加点を許さなかった。
小島は4回73球を投げて、4安打1失点で降板した。
5回からは2番手で中森がマウンドに上がった。
ロッテの新外国人オースティン・ボス投手が29日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に先発することが発表された。ソフトバンクは大関友久投手が先発する。
メジャー通算207試合に登板、昨季はマリナーズで68試合に登板して防御率3・69の成績を残した右腕には、メジャー球団からのオファーもあったが、先発に強いこだわりがあり、先発としてオファーしたロッテ入りを決断した。
来日初登板を翌日に控え、取材に応じたボスは「明日は全力を尽くして自分の投球ができれば、本当に素晴らしいと思う。日本でのキャリアをスタートできることは非常にうれしいことなので、頑張ります」と心境を明かし、「前回の巨人とのオープン戦で5回投げ切れたので、明日はしっかりと5回以上の回を投げたい。全力を尽くして一人一人バッターを打ち取っていきたい」と意気込みを語った。
来日初登板を翌日に控え、取材に応じたボスは「明日は全力を尽くして自分の投球ができれば、本当に素晴らしいと思う。日本でのキャリアをスタートできることは非常にうれしいことなので、頑張ります」と心境を明かし、「前回の巨人とのオープン戦で5回投げ切れたので、明日はしっかりと5回以上の回を投げたい。全力を尽くして一人一人バッターを打ち取っていきたい」と意気込みを語った。
(以上 スポニチ)
ロッテが22年以来3年ぶりの開幕戦勝利。吉井理人監督(59)政権下では初の白星を飾った。
ソフトバンクの先発有原を相手に5回まで完全試合ペースで苦戦を強いられる。だが、6回に7番高部瑛斗外野手(27)、8番上田希由翔内野手(23)、9番小川龍成内野手(26)の3連打で同点。さらに「1番左翼」でスタメンに大抜てきされたドラフト1位西川史礁外野手(22)が勝ち越し打、佐藤都志也捕手(27)の2ランも飛び出すなど流れを呼び込み一挙6得点。吉井監督は「7、8、9、1番の若い子たちの連打ですね。あれは感動しました。若い子たちがああやってハッスルして活躍してくれると、チームは前に進むと思うので、明日からもしっかり背中を押したい」と話した。
3年連続開幕投手を務めた小島和哉投手(28)は3回まで毎回長打を許すなど4回4安打1失点で降板。2番手の中森俊介投手(22)が2回1安打無失点と好投した。指揮官は「小島はちょっと窮屈になるのは分かるんですけども、あまりにも重すぎた。そこで代えて、中森がその空気をさっと変えてくれたんで、ほんと今日は若い子たちが頑張ってくれました」と若手の活躍に目を細めた。
ロッテのゴールデンルーキーが、デビュー戦で決勝打を決めた。ドラフト1位西川史礁外野手(22)が、ソフトバンクとの開幕戦に「1番左翼」で先発出場。同点の6回無死一、三塁で、ソフトバンク有原からプロ初安打&初打点となる決勝適時打を放った。4回には相手に流れを渡さない好守備も見せるなど攻守で躍動。背番号6の大型新人が、3年目の吉井監督に初めての開幕戦白星を届けた。
◇ ◇ ◇
ロッテの新1番打者西川が、流れを変えた。ソフトバンク有原に5回まで完全試合ペースで抑えられたが、同点に追いついた直後の無死一、三塁。初球をよろけるほどのフルスイングで、豪快にバットが空を切った。カウント1-1。「内に決めてくるっていう情報は入っていたので、絶対にどっかでその球が来るなと思っていた」。臆することなく内角の変化球を体を回転させて左前に運び、勝ち越し打。打球が抜けた瞬間にガッツポーズをしながら走り出し、一塁ベース上で再びベンチに向かってガッツポーズ。ルーキーが打線に火を付け、一挙6得点で、天敵だったソフトバンク有原を攻略した。
守備でも魅せた。4回にはレーザービームで本塁に好返球し、相手の追加点を防いだ。「バックホームで一気に自分の流れに持ってくることができた」と緊張がほどけた。吉井監督も「あの返球はノーバンであそこでないとアウトにならなかったと思う。あれで2点目あげなかったのが(大きかった)」と絶賛した。初々しいルーキーは「初安打のボールは『いつもありがとう』っていうことと、『打ったよ』ってことを報告して両親に渡したい」と感謝を伝える。
幼少期から練習に付き合ってくれていた父。この日は球場に来られなかったが、結果で感謝を届けた。和歌山の実家に小さなグラウンドを作ってくれた。「ティーを打てるところをつくってくれて、そこでずっと打っていた。仕事で会社の人と飲んだりしてきた帰りでもずっと投げてくれて。それが今につながっている」。猛特訓の成果を大舞台で発揮した。
新たなスタートを切った。「開幕戦でレギュラーでスタートできたってところは、自分のプロの第1歩としては本当にいいものになりましたし、ここからまた自分のいいところを引き続き結果として出して、最終的にはいいタイトルを取れるようにやっていきたい」。大物ルーキーがチームをけん引していく。【星夏穂】
▼ルーキー西川が6回に決勝点となる勝ち越しの適時打。開幕戦でV打をマークした新人は昨年の佐々木(巨人)以来で、ロッテでは毎日時代の50年戸倉、97年小坂に次いで28年ぶり3人目。
◆西川史礁(にしかわ・みしょう)2003年(平15)3月25日、和歌山県生まれ。龍谷大平安では2年春の甲子園で遊撃手として8強。青学大では3年春に左翼のレギュラーになり、3、4年の春にMVP。24年3月、欧州代表戦で大学生ながら侍ジャパン入り。4年時に春秋リーグ戦、大学選手権、神宮大会の4冠達成。昨年ドラフト1位でロッテ入団。182センチ、88キロ。右投げ右打ち。
ロッテのゴールデンルーキーが、デビュー戦で決勝打を決めた。ドラフト1位西川史礁外野手(22)が、ソフトバンクとの開幕戦に「1番左翼」で先発出場。同点の6回無死一、三塁で、ソフトバンク有原からプロ初安打&初打点となる決勝適時打を放った。4回には相手に流れを渡さない好守備も見せるなど攻守で躍動。背番号6の大型新人が、3年目の吉井監督に初めての開幕戦白星を届けた。
◇ ◇ ◇
ロッテ西川の仕留める力は釣りで磨かれた。幼少期には、父、兄と3人で釣りに行くのが恒例だった。「和歌山なので、海が近くにあって、しょっちゅう行ってましたね」と当時を振り返る。父が車で15分ほどの近くの海まで連れて行ってくれた。
3人の中で「1番うまかったのは」との問いに「ぼくっす」と即答。じっと獲物を待つ時間も苦ではない。「釣れない時間も楽しい。釣れた時に急にヒットするので、余計に面白さが増すので、耐える時間もいいんです。僕はその時間も楽しい」。打席でも自分が捉えられる球をこの日もじっと待ち構えていた。
今までの一番の大物はアオリイカ。「2キロぐらいですごく大きかったんです」と笑顔で語った。海釣り同様、野球でも仕留める力は健在だ。【ロッテ担当=星夏穂】
ロッテ佐藤都志也捕手(27)が貴重な1号2ランを放った。
6回、逆転して3点リードとなった直後の2死一塁。ソフトバンク有原の初球シュートを打った瞬間、右手を突き上げた。打球は右翼スタンドへ入り、宿敵ソフトバンクを突き放した。「いい流れで回ってきたので初球から積極的に打ちにいって、1発で仕留めることができたのでよかった」と振り返った。
私はロッテを優勝予想している。特定の個に頼らず、チームの和で戦っていく部分に勝機を感じたのだが、開幕戦はまさにそんな戦いとなった。
4回まで明らかにソフトバンクに押されていた。3回に先制される苦しい展開だったが、随所に手堅さが感じられた。3回裏1死一、二塁。柳田の一ゴロをソトが二塁に送球して封殺。2死二、三塁と、2死一、三塁では大きく違う。
結果として、直後に山川の二塁打が出るが、ここは最少失点で食い止めている。また、4回裏2死一、二塁。周東の左前打で、左翼のルーキー西川がダイレクト返球で二塁走者ダウンズを本塁で刺した。
この2人の送球の確実性はチームを救った。ソトのケースは、二塁への送球と、走者の走塁コースが重なっており、走者にぶつけてもおかしくない状況で、確実に二塁で封殺した。
また、4回の西川のケースも、頭を越される可能性が低い周東という状況で、西川が定位置よりも前で守れた部分はあったが、それを差し引いても、捕手が捕りやすくタッチしやすいところへ、ダイレクト送球したことが非常に大きかった。
ソトも、西川も超ビッグプレーとまでは言えないが、こうした僅差の試合展開で、ミスなく淡々とアウトを取れることが良い。チームの総力でしのぎ、チャンスを待とうというスタンスが、チーム全体で共有できている印象を受けた。
攻撃面でも、大量得点した6回に光るプレーがあった。無死二塁から、8番上田は最低でも高部を三塁に進めようとしていた。右方向への強い打球ならば、右飛でも、二ゴロでも高部の足なら1死三塁と好機を広げられる。その意図が、フェンス直撃の二塁打になり、後続の逆転劇へとつながった。
昨年までのデータから、先発有原を仕留めるならば左打者の確率が高い中、6回に高部、上田の連続二塁打でチャンスを作り、小川の適時打や、佐藤の2ランなど、随所で左打者が結果を出した。
3回、4回と2四球ずつを与えた先発小島は4回73球で代え、2番手中森が5、6回を1安打無失点で抑えた継投もひとつのポイントだった。この継投からも、最少失点ならば勝機は十分にあるという戦い方に映ったし、ソフトバンクに流れを渡さなかったベンチワークだった。
冒頭で触れたように、今のロッテにはバリバリの日本代表と言える選手は残念ながらいない。それでも、野球はチーム力がものを言うスポーツだ。1つ1つの確実なプレーが、相手に傾きかけた流れを断ちきり、進塁打に徹したバッティングが突破口を開く。
昨年このカードで8勝16敗1分けとダブルスコアをつけられたソフトバンク相手に、ロッテの勝ち方が示した総合力は、侮れない。(日刊スポーツ評論家)
(以上 日刊)
ロッテの小島和哉投手が28日、3年連続となる開幕投手を務めた。4回73球を投げて4安打4四球、1失点で降板し、3年連続で務めた開幕投手として今季も白星を挙げられなかった。
3回、谷川原や近藤の四球などで2死一、三塁のピンチを招くと山川に右中間を破る二塁打を打たれて、先制を許した。4回はドラフト1位・西川(青学大)の本塁好返球で失点はしなかったが、この回を投げ終えて交代となった。
開幕戦でスタメン起用されたロッテのドラ1・西川史礁(みしょう)外野手(22)=青学大=は昨季リーグ王者ソフトバンク戦で6回のプロ初安打が決勝タイムリーとなった。
ロッテのドラ1・西川がプロデビュー戦で初安打&初打点&初補殺をマークし、チームを3年ぶりの開幕勝利に導いた。球団では97年の小坂以来、28年ぶりとなる新人の開幕戦決勝打。初のヒーローインタビューで「鳥肌が立ちます。人生で忘れられない日になりました。記念球は両親にプレゼントします。3連勝して(本拠に)戻れるように頑張ります」と力強く誓った。
故郷の和歌山から招いた母と姉が見守る中でのデビュー戦。緊張はしたが、始球式で上戸彩の投球を空振りして「いい球を投げているな」と感じる余裕もあった。1点ビハインドの4回2死一、二塁の守備で周東の左前打を捕ると本塁にレーザービーム返球し、二塁走者を刺して初補殺。失点を阻止して「あのプレーで自分の流れに持ってくることができた」と落ち着いて6回の3打席目に立った。
同点に追いつきなおも無死一、三塁で、有原のツーシームをフルスイングで左前に運んで決勝打。その後の猛攻を呼んだ。昨年3月7日の欧州代表戦(京セラD)以来の1番でも、持ち前のスタイルを貫いた。西川に強振を教え込んだ青学大・安藤監督は「ファーストストライクへのファーストアクションは思い切っていこうと言ってきた。その結果、1球で終わってもとがめたことはありません」と証言。ロッテ栄光の背番「6」がよじれるほどのフルスイングは、プロでも代名詞となるはずだ。
「勢いをつけたい」と西川を1番で起用した采配が当たり、就任3年目で初の開幕勝利を手にした吉井監督は「西川が初回から張り切ってやってくれた。若い子たちが頑張ってくれた」と満面の笑み。20年ぶりのリーグVに向けて、最高のスタートを切った。(阿見 俊輔)
ロッテのドラフト1位・西川史礁外野手=青学大=が28日、開幕戦に「1番・左翼」でデビュー。1―1の同点で迎えた6回無死一、三塁で、ソフトバンク先発の有原から左前にプロ初安打&初適時打を放ち初打点を挙げて1安打1打点。1点ビハインドの4回2死一、二塁の左翼守備では周東の左前打を捕ると本塁にレーザービーム返球で、二塁走者のダウンズを刺し、プロ初補殺をマークした。
攻守にわたる活躍でチームを3年ぶりの開幕戦勝利に導いて、初のヒーローインタビューも受けた。「本当に鳥肌が立ちます。人生で忘れられない日になった。あしたもまた試合は続きますし、3連勝して(本拠に)戻れるように頑張りたいと思います」と早くも29日の開幕第2戦に目を向けた。
(以上 報知)
ロッテが逆転勝ち。0―1の六回に小川と西川の連続適時打、藤原の2点打や佐藤の2ランで一挙6点を挙げた。2番手で2回無失点の中森が白星。ソフトバンクは好投していた有原が突如崩れて、9年ぶりの開幕戦黒星を喫した。
このルーキー、ただものではない。開幕スタメンを果たしたロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(22)=青学大=が攻守に活躍した。
有原の前に五回まで完璧に封じられていた打線は、0-1の六回に高部からの3連打で同点。なお無死一、三塁のチャンスで、西川が打席に入った。内角低めに沈んでくるツーシームに対し、腕を畳んで鮮やかにレフト前にはじき返す。
3打席目でのプロ初安打が決勝打となり「(投球が)内側にきたら、(体の)回転でいこうと思っていたのでイメージしていた感じ」と胸を張った。
「1番・左翼」で先発出場。オープン戦で打率・410をマークしたゴールデンルーキーも、ガチガチに緊張していた。一回に打席に入る前、次打者の藤岡に声を掛けられたが「頭が真っ白で全く覚えていない」と言うほど。緊張は自身のプレーでほぐしていった。
四回2死一、二塁の左翼守備。周東が放ったライナー性の左前打にチャージしてワンバウンドで処理すると、ダイレクトバックホームで本塁を狙った二塁走者のダウンズの生還を阻止。吉井監督は「ノーバウンドであそこに送球しないとアウトにならない」と、強肩と正確性をたたえた。
昨季、8勝16敗1分けと大きく負け越したソフトバンクに敵地で快勝。その中心に西川史礁がいた。(片岡将)
ロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(22)=青学大=が開幕戦で勝利打点をマーク。2リーグ制(1950年)以降、新人選手が開幕戦で勝利打点を挙げたのは、昨年の巨人・佐々木俊輔以来15人目。ロッテ(前身を含む)では50年の戸倉勝城、97年の小坂誠に次いで28年ぶり3人目。右打者では50年の戸倉以来75年ぶり2人目。
(以上 サンスポ)
フルスイングの一撃が左前で弾んだ。六回、同点としてなお無死一、三塁。ロッテのドラフト1位・西川史礁(22)=青学大=が、内角低めの変化球を捉えプロ初安打初打点となる勝ち越し打。ガッツポーズを作った。
「内側にきたら回転で行こうと思っていた。イメージしていた感じに打てました。初安打が良い場面で出て良かった」。
守備でも魅せた。四回、2死一、二塁で周東の左前打を処理して強肩発動。二走・ダウンズを本塁で刺した。「飛んで来たら絶対に刺すぞという準備はしていた」と言う。吉井監督も「あそこじゃないとアウトにならない。大きかった」と絶賛するプレーだった。
そして走塁。勝ち越し打を放った後は二塁に進塁。藤原の適時打で伊志嶺三塁コーチの制止を振り切って本塁を陥れた。「行けるなという判断。コーチは止めていたんですけど、止まりきらなかった。2点につながって良かった」と振り返る。
初安打の記念球は「両親に。いつもありがとうということと、打ったよってことを報告します」とはにかむ。最高のデビュー戦。「人生で忘れられない日になった」と満開の笑顔を見せた。
ロッテが逆転で3年ぶりに開幕戦を飾った。
有原の前に五回までパーフェクトに抑えられる展開。だが1点を追う六回、先頭の高部、上田の連続二塁打で無死二、三塁とし、小川が同点適時打。続く1番のドラフト1位西川(青学大)が決勝打となる左前適時打を放った。さらにこの回は藤原の2点適時打、佐藤の右越え2ランで一挙6点を奪った。
西川はプロ初安打初打点。「打ったのは多分シュートじゃないかと思います。内側にきたらもう回転で行こうと思っていたのでイメージしていた感じに打てました。初安打が良い場面で打てて良かったです。ボールは両親に渡したいですね」と内角低めの変化球をフルスイングで仕留めた一打を振り返った。
藤原は「チャンスだったので早めのカウントから変化球を狙って振りに行くことができました。ランナーを返すことができてよかったです」、佐藤は「いい流れで回ってきたので初球から積極的に打ちにいき1発で仕留めることができたのでよかったです」とそれぞれコメントした。
開幕投手を務めた小島は4回4安打1失点で降板。二番手・中森が2回を1安打無失点に抑えて今季初勝利を飾った。
ロッテが五回までパーフェクトに抑えられる劣勢をひっくり返して逆転勝ち。3年ぶりに開幕戦勝利を飾った。ドラフト1位の西川(青学大)は六回にプロ初安打初打点となる決勝適時打。さらに好守に好走塁も披露。「人生で忘れられない日になった」と振り返った。
1点を追う六回は無死から高部のチーム初安打をきっかけに、上田、小川との3連打で同点。ここで1番・西川が3打席目を迎えた。有原の内角低めのツーシームを捉え左前決勝適時打とした。「意識的にはセンター方向で、内に来たら回転で回ろうと思っていたんで、その意識がいい結果につながったなと思います」と振り返った。
その直後は好走塁で追加点を生んだ。決勝打後の1死二、三塁の場面。藤原の右前打で二走・西川は伊志嶺三塁コーチの制止を振り切って本塁に突入。生還を果たした。
「自分でいけるなという判断で、3塁ランナーコーチは止めてたんですけど、もうそこは止まりきらなかったんで。結果、あれが1点じゃなくて2点につながったことは良かったかなと思います」と自ら解説した。
「緊張した」という開幕戦。乗って行けたのは四回のビッグプレーがきっかけだった。2死一、二塁のピンチで周東の左前打を処理。ストライク返球で本塁を突いた二走・ダウンズを刺した。「バックホームで一気に自分の流れに持ってくることができたというか。セカンドランナーも速かったので、そこはしっかりと頭に入れながらチャージを強くして、その結果最高なボールがいったなと思います」と自画自賛した。
吉井監督も「史礁くんのレフトからの返球ですよね。多分ノーバンで、あそこでないとアウトなんなかったと思う。あれで2点目をあげなかったのが大きかった」と絶賛するプレーだった。
上々のデビュー戦。それでも「欲を言うともう1本、もう2本、もう3本も打ちたかったっていうのはあるんですけど、そんなに簡単にいかないと思いますし、一喜一憂することなく、試合が続く日々の中で、しっかりと反省するとこは反省して、いいところはいいところで継続していこうかなと思います」と気を引き締める。「今日から優勝への道が始まっている」。大きな第一歩を記した。
ロッテの開幕投手を務めた小島が4回4安打1失点で降板した。
「フォアボールも多かったですし、リズムというかストライク先行のピッチングができなかったのでチームの雰囲気もどんよりした感じにしてしまっていたのかなと思います」と振り返った。
三回に2四球などで2死一、三塁とされ、山川に右中間二塁打を浴びて先制の1点を献上。毎回安打を許し、与四球も4という内容だった。
小島は3年連続開幕投手。過去2年間はチームが敗れているだけに、「勝ちを呼び込めるようなピッチングができるように頑張りたい」と話していた。チームは0-1の六回に西川の勝ち越し適時打など一挙6点を奪って逆転。小島に勝敗はつかなかった。
(以上 デイリー)
◆ 「人生で忘れられない日となった」
ロッテは28日、ソフトバンクとの開幕戦(みずほPayPay)に8-2で勝利した。
ロッテは1点を追う6回、先頭の髙部瑛斗がセンターへの二塁打で出塁すると、上田希由翔がライトへの二塁打、小川龍成がレフトへの適時打と3連打で同点。無死一・三塁の場面でドラ1ルーキーの西川史礁がレフトへの適時打を放ち一気に勝ち越しに成功。その後も藤原恭大の適時打と佐藤都志也の2ランなどで一挙6得点。先発の小島和哉は4回でマウンドを降りるも、その後はリリーフ陣がソフトバンク打線を封じ、快勝した。
28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、ロッテのドラ1ルーキーの西川史礁の活躍が話題に。この日の西川は、4回裏にレフトからの好返球やプロ初安打が勝ち越しタイムリーと大活躍。試合後は初のお立ち台に立ち「人生で忘れられない日となった」と笑顔で話した。
解説として出演していた高木豊氏は「もう将来の三冠王候補。オープン戦から一貫してやってることは、しっかりと振っていますよ。それができる、振れるということはタイミングの取り方が上手いということなので、良いもの持っていますね」と黄金ルーキーの非凡な打撃センスを絶賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』
(ベースボールキング)
今シーズンもよろしくお願いしますm(_ _)m
開幕カード、敵地で我らがマリーンズが超ミラクル発動!!!
開幕早々、狂喜乱舞でございますo(◎∇◎)o
この勢いのまま、シーズンを突っ走れたら嬉しいですね♪
そしてこの勢いのまま、いざホーム開幕戦へ!!
…と思ったら、最大の敵はお天気(◎Д◎)
イベント目白押し予定とは言え、無理して強行してほしくはないな。。。複雑ですね。。。