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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【7/30~8/3】

2025年08月03日 22時23分49秒 | マリーンズ2025
≪7/30≫


 ロッテの廣池康志郎は7月19日に再昇格すると、ここまで3試合・3イニングを投げ、イニングを上回る5奪三振、1被安打、0与四球、無失点と安定した投球を披露する。

 再昇格後、初登板となった7月20日のオリックス戦は8-2の9回に登板し、先頭の西野真弘を「初登板の横浜スタジアムで投げた時、筒香さんに打たれたのがカーブだったので、同じ失敗はしないようにしないといけないなと思って、西野さんにカーブを投げました」と2ボール2ストライクから投じた8球目の112キロカーブで空振り三振に仕留めると、続く杉本裕太郎を右飛で2アウトとする。

 頓宮裕真に、2ストライクから投じた4球目のファウルは「入団した時から155投げるのを目標にしていたので、スピードの面で達成できたのは良かったかなと思います」と、目標に掲げていた自己最速の155キロを計測。次なる目標に「58くらいは出してみたいと思います」と意気込んだ。

 頓宮を三直で一軍では初となるZOZOマリンスタジアムでのマウンドで、「一軍のマリン初めてで緊張で、足に感覚がなかったですね」と振り返りながらも、しっかりと3人で試合を締めた。

 「一軍の相手打者を三者凡退で抑えられたのは本当に、その中で変化球を試せたので自信になりました」。

 続く7月26日の日本ハム戦(エスコンフィールド)では0-5の5回に登板し、「自分でも思ったよりできすぎた内容で、まっすぐが結構走っていたので、真っ直ぐでも空振りを取れたのが良かったかなと思います」と、先頭の郡司裕也を153キロのストレートで3球三振、続く水野達稀を右飛、最後は万波中正を127キロのチェンジアップで空振り三振に仕留め、1イニングをわずか7球で片付けた。

 7月29日の楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)は、1-2の9回に登板し、二死走者なしから村林一輝にセンター前に運ばれるも、ボイトを空振り三振に打ち取り無失点。

 廣池はプロ初登板後、ファームで「変化球が得意ではないので、変化球でカウントを取ることを意識しては本当にやってきました」と変化球を磨いてきたが、一軍で実際に登板してみて「変化球もしっかり投げ切れているかなと思います」と、ファームで取り組んだ成果を一軍の舞台で発揮している。

 前回一軍の登板から成長した部分についても「変化球です。腕を振って投げることで、相手バッターも反応が違ってきているかなと感じています」と手応えを掴む。

 「一軍でずっと活躍されている選手もいるので、そこで結果を残せているのは、投げていても自信になるのかなと思います」。ここから一軍定着が目標になってくる。「今は中継ぎとして一軍にいるので、流れを自分が持って来れるような。リズムの良いピッチングをしていけたらなと思います」。この夏、チャンスを掴み取って見せる。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪7/30≫


27日の日本ハム-ロッテ戦(エスコンF)に先発した田中晴也投手(21)がマウンド上でロージンバッグを多用し、大量の白い粉が舞ったことに関して日本ハム・新庄剛志監督(53)が28日、SNS上で問題提起。改めて粉の出にくいロージンバッグの開発を希望した。

27日の試合では日本ハムの先発はやはり〝追いロジン〟でも知られる伊藤大海投手(27)だったこともあって、ロジンが置かれるマウンドの後方は粉雪が降ったように白く染まった。

五回にはレイエスとの対戦で粉がもくもくと大量に舞い、打席を外して不快感をあらわにする場面も。新庄監督は自身のインスタグラムで「バッターからすると本当に気になって仕方がないし、それに対してタイムをかけたらピッチャーのリズムが狂い、ピッチャーの態度をバッターが察知しイライラしてしまう 手の甲につける意味はなんだろ!? お互いに良くないので何度もいいますが開発お願いします 沢山付ける投手はポケットに入れて欲しいかな!!」(原文まま)と投稿。

これまでもロジンの使い方に関して打者から指摘を受けたり、審判から注意を受けることはあった田中晴だが、改めてクローズアップされた格好。インターネット上では「反省している様子がない」「挑発している」などと、田中晴が悪意を持ってロジンを多用しているとする極端な意見も見られた。

もちろん、田中晴に打者を挑発するような意図はない。4月にロジンの使い方で球審から注意を受けた田中晴は「自分は人より手汗をかくので。付け方は工夫はしてるんですけど、打者も見えづらかったらお互い対等な勝負ができない。でも、自分もつけないと投げられない。お互いがいい準備をできるように工夫したいと思っています」と話している。

手汗をかきやすく、普段のキャッチボールからロジンを使う田中晴。ロジンは手指の水分を抑えてくれる重要なツールだ。手に持つのではなく、粉が舞いにくくするよう、地面に置いて触るなどの工夫をしているが、試合の進行を妨げていることも事実。粉の出にくい新製品がすぐに開発されるとは考えにくく、新庄監督が指摘する通り、ポケットに入れるなどの対応も必要になるだろう。(片岡将)

(サンスポ)

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≪8/1≫


 ロッテの小島和哉は前半戦、怪我による離脱もあったが、14試合・83回2/3を投げて、4勝6敗、防御率3.33の成績だった。

 前回登板の7月20日のオリックス戦では「投げる前に色々プラン考えていましたが、チェンジアップとかもあんまり使わなかったんですけど、風用にしようと思って寺地と話をして変化球を多めにしました」と“風”を利用した投球で、6回・112球を投げ、4被安打、1奪三振、3与四球、2失点に抑え、勝利投手となった。

 3-1の4回二死走者なしで杉本裕太郎を2ボール1ストライクから空振りを奪った4球目のインコース130キロスライダーが良かった。「去年の最後の方使っていましたけど、カットを結構使っていて、カットとスライダーでうまくチェンジアップで終盤になってフォークとうまくプラン通りというか、良い攻め方ができたかなと思います」と自己評価しながらも、「球数が嵩んでいるので、1人の打者に対して投げすぎなところがあるので、その辺は減らさないとなと思います」と反省した。 

 今年は前回の杉本の時もそうだが、右打者のインコースに投げるスライダーが良い。本人はどう思っているのだろうかーー。
 「ストライク率というか、スライダーでカウントが取れていないので、それでちょっとカットを使い出したんですけど、うまくストライクが取れるようになってきたら、もっと幅も広がるのかなと思います」。

 ただ、どの球種でもストライクが取れる。このボールだがダメだったら、投球プランを試合中に変えたりするのだろうかーー。

 「20日のオリックス戦で使ったカットボールとか、最後太田に投げたカットとかは勝負球で使ったので、今の所のメンタルだったらどの球種も勝負所で自信を持って選んで投げられている。あとは配球のミスというか、そういうのだけはしないように」。

 プロ入りしてからの数年はチェンジアップ、カットボール中心だったが、年々球種が増え、今季はフォークの割合が増えた。この1、2年でスライダー、フォークの位置付けは上がったようにも見える。

 「プロ入った頃はまっすぐとカット、チェンジアップとかだったので、それがいろんな選手に聞いたりして球種が増えたのもあるので、あとは使い方だなと思います」。

 開幕直後取材した時には「あまり話にならない」と自分自身の投球に対しバッサリと切り捨てるようなこともあったが、防御率だけ見れば、昨年(24年7月31日時点:4.02)の同時期よりも良い。

 「イニングを去年より投げられていないと思うので、そういうところとかはちょっとというか、かなり満足していない」と厳しい言葉。

 「もちろん、去年やった数字よりも良いものを残そうと思って毎年オフシーズン取り組んでいるので、そこは去年よりも高いハードルは課しています」と明かし、「全くできない数字を目標に掲げるのは得意ではない。全くできないわけじゃないよね、頑張り次第だよねと重きを置いています」と続けた。

 「順位的にも悪いですけど、自分のやることは変わらないですし、20日のオリックス戦もお客さんがたくさんきてくれている。ファンのためにもそうですけど、自分のためにも一ミリも腐ったところはないので、本当に勝ちに貪欲に頑張りたいと思います」。前半戦はチームにとっても小島にとっても苦しい戦いになった。小島が得意の夏場以降の戦いで復調し、前半戦の不振を忘れさせるような投球に期待したい。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪8/2≫


 「自分としても投げられる試合数はそんなに多いわけではないので、1試合1試合が大事になるのはわかっている。1試合1試合勉強しながら、自分のモノにできればいいかなと思います」。

 ロッテ・木村優人は後半戦も、先発で結果を残すつもりだ。

 高卒2年目の今季、開幕一軍を掴むとここまで17試合・35回1/3を投げ、2勝0敗5ホールド1セーブ、防御率2.80。6月17日の阪神戦から先発を務め、2度目の先発登板となった7月2日の楽天戦で6回2/3・98球を投げ、6被安打、3失点で先発初勝利を手にした。 

 プロ3度目の先発となった前回登板の7月17日のソフトバンク戦(北九州)、3回裏終了から1時間05分の中断があったが、2-1の4回先頭の山川穂高をスプリットで空振り三振、山本恵大を左邪飛、川瀬晃を二ゴロと、1時間を超える中断明け最初のイニングを三者凡退に抑えたのは高卒2年目とは思えないほどの落ち着きぶりだった。

 「あそこの入りが大事なのはわかっていたので、しっかりもう1回スイッチを入れ直して三者凡退に抑えられたのはあのゲームで大きかったですし、5回は崩れはしましたけど、前の回が良かったので、崩れなかったというのは良かったかなと思います」。

 木村が話したように2-1の5回に失点し同点に追いつかれ、試合は5回降雨コールドとなった。降雨コールドではあるが、“完投”という記録が残った。「残念なところが多くて、やれることはあの5回の中でやれたので、登板からしたら十分というか、あの試合の中では良かったのではないかなと思います」と振り返った。

 1時間の中断を経験したことについても「あれだけ時間が空いて投げることもなかなかないので、あの時間があったからこそ、データを見返せましたし、考えもリセットできました。あの時間があって良かったというか、有効に使えたのかなと思います」と前向きに捉えた。

 投球面で言えば、同日のソフトバンク戦は2-1の3回先頭の牧原大成を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた5球目の141キロスプリットを始め、スプリットが非常に良かった。

 「初回からスプリットもいい感じで落ちて腕も振れていたので、あのゲームはカーブもスプリットも良かった。変化球も全体的にストライクが取れたので、まっすぐも球速は出ていなかったですけど、それが活きたのかなと思います」と自己分析。

 後半戦、最初のマウンドは敵地・ベルーナドームでの西武戦。登板間隔が空いての先発となるが、「試合感覚から離れてしまうので、ブルペンの時間を大事にしています。ピッチングの時間は球数だったりをこだわって、その時間を大切にして、体のケアもそうですけど、時間があるのでデータも見られますし、やれることをしっかりやっていきたいと思います」と“ブルペン”での投球日を重要視している。

 2年目の今季に向けてプロ初勝利を目標に掲げ、早々に目標を達成したが、後半戦に向けて何か目標を立てているのだろうかーー。

 「具体的な数字はないですけど、投げたら絶対に勝利投手になれるように。試合数も多くないからこそ自分のやるべきことをやって、投げたら勝てるようにやっていきたいと思います」。

 チームに勝利を呼び込むような投球で、先発としての2勝目を手にしたい。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪8/3≫


 「ファームでやってきた通りというか、力まずにできているかなと思います」。

 ロッテ・早坂響は7月11日に再昇格してからの自身の投球に一定の手応えを掴んでいる。

 再昇格後初登板となった7月12日の西武戦では、「高校時代も投げたマウンドだったので、そこに戻ってくることが目標のひとつではありました。それを達成できたので、ひとつ自分の中の目標を達成できたので良かったと思います」と、一軍の公式戦では初めてZOZOマリンスタジアムのマウンドに上がった。 

 学生時代はマリーンズファンでスタンドから選手を応援する立場だったが、応援される側に変わった。「名前を呼ばれた時とかにスタンドから声援を送ってくれたので、すごく嬉しかったですね」と振り返る。

 0-5の9回先頭の渡部聖弥を二飛、長谷川信哉を左飛、古賀悠斗を右飛で、1イニングをわずか10球の三者凡退に抑えた。

 続く7月15日のソフトバンク戦は、1イニング目となった2-6の6回は無失点に抑えたが、2イニング目となった7回に4点を喫した。それでも、2-6の6回一死走者なしで周東佑京の初球に投じた149キロインコースストレート、2-6の6回一死一塁で柳町達から空振りを奪った初球の外角140キロフォークは良かった。

 早坂は7月15日のソフトバンク戦の投球について「真っ直ぐの強さはちゃんと出せているかなと思うんですけど、フォークはホークス戦の時に最後決めきれずに真っ直ぐを狙われたりとか、結局カウントを悪くしてしまって四球を出したりとかもあった。そういうところは練習していかないといけないなと改めて思いました」と反省した。

 7月12日の西武戦(1回・10球 無失点)、7月26日の日本ハム戦(1回・8球 無失点)、8月1日の西武戦(1回・10球 無失点)と、ストライク先行で少ない球数で抑えられている登板もある。

 「ちゃんとゾーン内で勝負できているところもあると思うので、それが少ない球数で抑えられている要因じゃないかなと思います」。

 ストライク先行の投球を心がける中で、ファームでは21回2/3を投げ15奪三振だったが、一軍では9イニングを投げて3奪三振。三振を取りたい思いがあるか訊くと、「もちろん三振を取りたいなと思いながら投げてはいますね」と率直な思いを口にした。

 「とにかく無失点を積み重ねて結果を出して、今よりもっといい場面でも投げられるような信頼されるような投手になりたいです」。与られた登板機会で結果にこだわって投げていく。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


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