≪2018/12/22≫
ロッテ主力3選手が野球教室で子供たちに伝えたこと 「みんな元気があって積極的」
大谷、井上、藤岡の3選手がZOZOマリンで野球教室に参加
12月8日、ZOZOマリンスタジアムにてパ・リーグのオフィシャルスポンサーであるパーソルが協賛した「パーソル パ・リーグTV野球教室」が行われた。少年野球の4チーム、合計65名の子供たちが参加し、指導側としては千葉ロッテの大谷智久投手、井上晴哉内野手、藤岡裕大内野手の3名が登場。少年たちに対して実演を交えながら熱心に指導を行った。
打撃指導は今季、打率.292、24本塁打、99打点と大ブレイクを果たした井上が担当。「ホームランを打つコツはしっかり見て全力で振ること。バットを持ったら自分が一番!と思ってください」と、自身のバッティングスタイルを基にしたアドバイスを送った。
その後はティーバッティング、トスバッティングを見守りながら、子供たちに対して指導とアドバイスを実施。「引っ張ろうとするんじゃなくて、ピッチャーに打ち返すイメージで」「いいじゃんいいじゃん、オレはいいと思うよ」と、身振り手振りを交えながら丁寧に指導し、バッティングを終えた子供に拳を突き出してグータッチを交わすシーンも見られた。
最後に井上は「お父さんとお母さんの言うことを聞いて、しっかり宿題をやるように。じゃないと野球はうまくならないとオレは思う」「野球をやる以上は自分を磨いて強くならないと。野球は楽しいけど、謙虚に、毎日練習をしっかりやるように」と、野球に関することだけでなく、人間性も重要であるという持論も伝え、子供たちと真っすぐに向き合う姿勢を感じさせた。
大谷投手はベテランらしく、筋道の通った指導を見せた
投球指導はアマチュアとプロの双方において豊富な経験を持つ、ベテランの大谷が担当。自身(176センチ)とほぼ変わらない169センチの長身の小学6年生と会話した際には、「小学校のときには140センチしかなかった。うらやましい」と思わず本音を漏らす場面も。
投球練習では「まずは(片足で)立って、軸足の親指の下にある母指球を意識してください」と指導。続いて、軸足にためた力を逃さずにボールに伝えるため、前に倒れるときに膝が折れないようにすることをレクチャーした。実際にその理論通りに立ち投げを披露すると子供たちは目を輝かせ、大人は間近で見るプロの投球に向けてカメラを構えていた。
指導終了後に「僕も小学校のころソフトボールをやっていたから皆がこれだけ投げられているのがすごいと思うし、ピッチャーゴロが来てもファーストにストライクが投げられないくらい…俗にいうイップスだったし、中学校でもストライクが全然入らなかった」と話した大谷。「でも友達と一緒にやっているのが楽しくて、こうやって野球が続けられて、今プロになっているから」と続け、チームメート、仲間を大事にする姿勢の重要性を伝えていた。
新人ながら全試合出場を果たした藤岡選手からは野球に関係ない話も
守備指導はルーキーイヤーからショートの定位置をつかんでみせた、強肩の藤岡が担当。ゴロ捕球の姿勢を指導する際には、「クリスマスプレゼントは?」「サンタさん来るでしょまだ」といった切り口から始まり、野球に関する雑談をしながらいち早く子供たちと打ち解けていくシーンが見られた。
ゴロの捕球については「しっかり股を割って腰を落とす。頭は上げて前で捕る」といったノウハウを伝え、送球の際のフォームについても「肘を上げて、上から投げる」と指導。さらには「(肘を)上げるだけでもしっかり肩も使えて、肘に負担がかからなくなるので」と、少年野球の指導者に対しても同様にアドバイスを送っていた。
キャッチボールの時間には子供たちに混ざって藤岡選手も参加。実際にプロのボールを受けた子供は「軽く投げているのにすごい。スナップがすごい」と、感動しきりの様子だった。
終了後にコメントを求められた藤岡は、「自分もこういう時期があったので新鮮だったし、こういうことがあったなあと思い出しました」としみじみ。井上は「素直に僕の言うことを聞いて取り組んでもらって、僕の方が楽しくやらせてもらいました」と語り、大谷は「みんな元気があって積極的に質問してくれたし、すごく向上心があってよかった」と、充実した表情を浮かべていた。
その後は3選手によるサイン会と写真撮影も行われ、子供たちも喜色満面。最後は大谷が「この中から僕らと一緒にプレーできる子たちが一人でも多くいるように、僕らもそのころまでしっかりと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」というコメントで締め、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
ロッテ主力3選手が野球教室で子供たちに伝えたこと 「みんな元気があって積極的」
大谷、井上、藤岡の3選手がZOZOマリンで野球教室に参加
12月8日、ZOZOマリンスタジアムにてパ・リーグのオフィシャルスポンサーであるパーソルが協賛した「パーソル パ・リーグTV野球教室」が行われた。少年野球の4チーム、合計65名の子供たちが参加し、指導側としては千葉ロッテの大谷智久投手、井上晴哉内野手、藤岡裕大内野手の3名が登場。少年たちに対して実演を交えながら熱心に指導を行った。
打撃指導は今季、打率.292、24本塁打、99打点と大ブレイクを果たした井上が担当。「ホームランを打つコツはしっかり見て全力で振ること。バットを持ったら自分が一番!と思ってください」と、自身のバッティングスタイルを基にしたアドバイスを送った。
その後はティーバッティング、トスバッティングを見守りながら、子供たちに対して指導とアドバイスを実施。「引っ張ろうとするんじゃなくて、ピッチャーに打ち返すイメージで」「いいじゃんいいじゃん、オレはいいと思うよ」と、身振り手振りを交えながら丁寧に指導し、バッティングを終えた子供に拳を突き出してグータッチを交わすシーンも見られた。
最後に井上は「お父さんとお母さんの言うことを聞いて、しっかり宿題をやるように。じゃないと野球はうまくならないとオレは思う」「野球をやる以上は自分を磨いて強くならないと。野球は楽しいけど、謙虚に、毎日練習をしっかりやるように」と、野球に関することだけでなく、人間性も重要であるという持論も伝え、子供たちと真っすぐに向き合う姿勢を感じさせた。
大谷投手はベテランらしく、筋道の通った指導を見せた
投球指導はアマチュアとプロの双方において豊富な経験を持つ、ベテランの大谷が担当。自身(176センチ)とほぼ変わらない169センチの長身の小学6年生と会話した際には、「小学校のときには140センチしかなかった。うらやましい」と思わず本音を漏らす場面も。
投球練習では「まずは(片足で)立って、軸足の親指の下にある母指球を意識してください」と指導。続いて、軸足にためた力を逃さずにボールに伝えるため、前に倒れるときに膝が折れないようにすることをレクチャーした。実際にその理論通りに立ち投げを披露すると子供たちは目を輝かせ、大人は間近で見るプロの投球に向けてカメラを構えていた。
指導終了後に「僕も小学校のころソフトボールをやっていたから皆がこれだけ投げられているのがすごいと思うし、ピッチャーゴロが来てもファーストにストライクが投げられないくらい…俗にいうイップスだったし、中学校でもストライクが全然入らなかった」と話した大谷。「でも友達と一緒にやっているのが楽しくて、こうやって野球が続けられて、今プロになっているから」と続け、チームメート、仲間を大事にする姿勢の重要性を伝えていた。
新人ながら全試合出場を果たした藤岡選手からは野球に関係ない話も
守備指導はルーキーイヤーからショートの定位置をつかんでみせた、強肩の藤岡が担当。ゴロ捕球の姿勢を指導する際には、「クリスマスプレゼントは?」「サンタさん来るでしょまだ」といった切り口から始まり、野球に関する雑談をしながらいち早く子供たちと打ち解けていくシーンが見られた。
ゴロの捕球については「しっかり股を割って腰を落とす。頭は上げて前で捕る」といったノウハウを伝え、送球の際のフォームについても「肘を上げて、上から投げる」と指導。さらには「(肘を)上げるだけでもしっかり肩も使えて、肘に負担がかからなくなるので」と、少年野球の指導者に対しても同様にアドバイスを送っていた。
キャッチボールの時間には子供たちに混ざって藤岡選手も参加。実際にプロのボールを受けた子供は「軽く投げているのにすごい。スナップがすごい」と、感動しきりの様子だった。
終了後にコメントを求められた藤岡は、「自分もこういう時期があったので新鮮だったし、こういうことがあったなあと思い出しました」としみじみ。井上は「素直に僕の言うことを聞いて取り組んでもらって、僕の方が楽しくやらせてもらいました」と語り、大谷は「みんな元気があって積極的に質問してくれたし、すごく向上心があってよかった」と、充実した表情を浮かべていた。
その後は3選手によるサイン会と写真撮影も行われ、子供たちも喜色満面。最後は大谷が「この中から僕らと一緒にプレーできる子たちが一人でも多くいるように、僕らもそのころまでしっかりと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」というコメントで締め、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます