【パ・リーグ ロッテ3―6西武 ( 2017年8月13日 ZOZOマリン ) 】
「今年、勝てない原因のひとつ」/伊東監督
ロッテ伊東勤監督が成績不振の責任を取り、今季限りでユニホームを脱ぐことを明かした。休養はせず、今季最終戦まで指揮を執る。
試合前練習が終わると、報道陣を集め自ら口を開いた。「仙台で、球団に今季限りでユニホームを脱がしてくれと言った。理由は、成績が思わしくないこと。早い段階で決めていたけど、言うタイミングがなかった」。
「ファンを失望させた。現場の責任」。
「性格的に途中で投げ出すのは嫌。休養して(監督)代行に迷惑をかけられない」。
試合は1点リードの9回、抑えに復帰した益田が崩れ逆転負けで、借金が83年と91年に並ぶ球団史上最多タイの35となった。「最後の詰めがね。今年、勝てない原因のひとつ。残り40数試合。勝ち試合は後ろを決めておかないといけない」と言葉を絞り出した。
伊東監督ケジメ日に逆転負け…球団最多タイ借金35
ロッテは逆転負けを喫し、借金が球団史上最多タイの35となった。
0-2の6回に3点を奪い、一時逆転。1点リードで9回を迎えた。1ゲーム差で追う日本ハムがデーゲームで先に負けており、そのまま逃げ切れば、同率ながら5月2日以来の5位浮上だった。
ところが、抑えの益田が先頭から2連打、犠飛、2連打と崩れた。後を継いだチェンも打たれ、この回だけで4失点で逆転負けした。
試合前、伊東勤監督(54)は報道陣に今季限りの辞意を表明していた。「いつもどおり、普通だった。だいぶ前に決めていたことなので」と、この日も勝利のためだけに指揮を執った。「今日もお客さんがたくさん。選手は、声援に応えようと思って立っていたと思う」と、自身の去就と選手のプレーも無関係と強調。一時逆転で盛り上がったが、無情にも最後に逆転負けした。
ロッテ伊東監督が辞任 後任に井口、フランコら候補
ロッテ伊東勤監督(54)が13日、成績不振の責任を取り、今季限りでユニホームを脱ぐことを明かした。球団には既に5日に伝えており、この日、山室球団社長から正式に了承された。休養はせず、今季最終戦まで指揮を執る。後任は、山室社長は白紙としたが、今季限りで引退する井口資仁内野手(42)が最有力候補。また、球団OBで韓国プロ野球ロッテで育成打撃コーチを務めるフリオ・フランコ氏(58)の可能性もある。
西武戦の試合前練習が終わると、伊東監督は報道陣を集め自ら口を開いた。「仙台で、球団に今季限りでユニホームを脱がしてくれと言った。理由は、成績が思わしくないこと。早い段階で決めていたけど、言うタイミングがなかった」。5日の楽天戦後、林球団本部長に伝え、この日の朝、山室社長から正式に了承された。前半戦終了時には辞意を固めていたが、コーチとして出場する球宴で自身の殿堂入り表彰もあり、ここまで表明を控えていた。
後半戦も借金は増え続け、前日までで今季最多タイ34で最下位。CS出場は絶望的で「ファンを失望させた。現場の責任」と、選択肢は1つしかなかった。就任5年目。昨季までの4年間でAクラス3度と結果は出したが、今季の負けっぷりが全てだった。「性格的に途中で投げ出すのは嫌。休養して(監督)代行に迷惑をかけられない」と、最終戦まで職を全うする。
山室社長は「功績は大きい。信頼感は変わらないが、勝負師のけじめということ」と決断を尊重し、慰留しなかった。重光オーナー代行も「やむを得ない」と了承。今季は1年契約で臨んでおり、監督の“勇退”を受け入れた。後任人事について、同社長は「現状は全くの白紙」と強調した。今後、重光代行の意向を受けながら「シーズンが終わるまで」にメドを立てる。
最有力候補が、今季で引退する井口だ。伊東監督の下で5年間プレーし、人望も厚い。同社長が「(伊東監督を)踏襲し、上のステージに上がれる人」と語る後任像に一致する。ただ、球団内には、指導経験を踏んだ方がいいという声もある。その場合、韓国ロッテのフランコ育成打撃コーチは候補となり得る。日本の独立リーグで監督経験があり、日本のロッテにも恩返ししたい希望を持っているという。【古川真弥】
ロッテ伊東監督が今季で辞任「ファンの人を失望」
ロッテ伊東勤監督(54)が13日、今季限りでユニホームを脱ぐ意思を明かした。
この日の西武戦(ZOZOマリン)の試合前練習後、自ら話した。5日の楽天戦(Koboパーク)の試合後、球団幹部と食事をして、自ら辞意を伝え、了承されたという。
「ファンの人を失望させた。現場の責任。ずっと覚悟はしていた。性格的に、途中で投げ出すのは嫌。休養して、次の代行に迷惑をかけたくない」と、今季最後まで指揮は執るつもりだ。さらに「歴史的に、これだけ負け続けていたら。それが一番の理由」と説明した。前日までで借金34の最下位。同35となれば、球団最多タイとなる。
なお、オールスター前から辞意を固めていたそうだが、球宴にはコーチとして出場するため、明かさずにいたという。
ロッテ山室社長が伊東監督辞任を了承、後任は白紙
ロッテ山室晋也球団社長(57)は13日、今季限りでユニホームを脱ぎたいという伊東監督の申し入れを了承した。
既に5日の楽天戦後、林球団本部長が申し入れを受けており、この日、正式に同社長が了承した。
山室社長は「昨年、30数年ぶりに2年連続Aクラス。確実に底力を引き揚げた功績は大きいと思います。とにかく、伊東監督に対する信頼感は変わっていませんが、勝負師伊東監督のけじめということで。伊東さんの考えを知っていましたので」と、慰留はせずに了承した経緯を説明した。
後任については「現状の所は全く白紙です」と強調した。
また、今季不振の要因について「伊東監督に全て責任があるとは思っていない。当然、球団としてもっとやれるべきことがあったと思うし、今シーズンで言えば外国人。その他、いろんな点について我々も力不足だったと思う」という認識を示した。
ロッテ福浦のボブルヘッド人形が販売即日で完売
ロッテ福浦和也内野手(41)のボブルヘッド人形が販売即日で完売した。
11日に、通算安打数を記録できる「FUKU-METER」付きの人形を税込み2500円で1000個販売したところ、即日完売した。これまでのボブルヘッド人形で即日完売したのは初めてだという。
福浦は「売り切れた? それはヤバいね! チームメートからも欲しいと言われたりと反響が多くて自分もビックリです。期待に応えられるように、とにかく必死に頑張るだけです」と話した。
(以上 日刊)
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9回1点リード守れず…ロッテ 球団ワーストタイ借金35
ロッテは1点リードの9回に登板した益田が4失点と崩れて逆転負け。借金は83年、91年に記録した球団ワーストタイの35となった。
先発の二木は7回2失点と好投。打線も6回に中村と鈴木の連続適時打で一時は勝ち越しながら、今季を象徴するような敗戦に、伊東監督は「最後の詰めがやっぱりね。いい形で抑えてくれるかと思ったが、これ(守護神不在)も今年勝てない原因の一つ」とし「いろいろありましたね、今日は」とため息交じりに話した。
後任は井口が有力 最下位低迷のロッテ伊東監督、今季限り辞任
ロッテの伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを明らかにした。5日に球団に申し入れ、この日までに了承された。シーズン終了までは指揮を執る。就任5年目の今季は開幕から低迷し、最下位に沈んでいる。後任監督には、今季限りでの現役引退を表明した井口資仁内野手(42)が有力候補に挙がっている。
試合前の練習を終えると、伊東監督は自ら切り出した。
「今季限りでユニホームを脱がしてくれと言いました。これだけ負け続けたことが一番の理由。応援してくれている人たち、ファンの人たちを失望させてしまったのは、自分の責任です」
就任5年目の今季、開幕から低迷を続けた。新たに獲得した外国人選手は機能せず、5月16日にはわずか37試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。7月11日には自力でのCS進出の可能性も消滅し、球宴前で借金は球団ワーストの30を数えた。「球宴前からそういう腹積もりでいた」と覚悟を決めていた。
仙台遠征中だった今月5日、球団幹部との会食の席で辞意の意向を伝えた。この日朝、山室晋也球団社長に直接伝えて発表に踏み切った。5年間で3度のAクラス入りを果たした指揮官に、山室社長は「チームの力を引き上げてくれた功績は大きい」と評価したものの「勝負師としてのけじめでしょう」と意思を尊重し、了承した。
次期監督について、山室社長は「現状、全くの白紙」と語るにとどめ、シーズン終了までに選定する方針を示した。「伊東さんにチームの力を付けていただいた。それを踏襲できる監督を期待したい」と同社長。その理想像に当てはまり、有力候補として名前が挙がるのが、今季限りで現役を引退する井口だ。日米通算2000安打など実績は十分。豊富な経験に加えて若手からも慕われている。6月に引退を表明した際には将来的な指導者の道について「それは理想。でも、今は残りシーズンのことしか頭にない」と話していた。
残り試合について「性格的に途中で投げ出すのは嫌」と最後まで指揮を執る伊東監督。現役時代は正捕手として西武の黄金期を支え、04年から西武監督を4年間務めた。13年にロッテの監督に就任。これまで選手、監督を通じて6位に沈んだことはない。厳しい戦いが続くが、1つでも上の順位を目指して残り41試合を戦う。
◆井口 資仁(いぐち・ただひと)1974年(昭49)12月4日、東京都生まれの42歳。国学院久我山から青学大に進み、東都大学リーグ記録の通算24本塁打。4年時の96年アトランタ五輪日本代表入りし、同年に逆指名でダイエー(現ソフトバンク)入団。04年オフにホワイトソックスに移籍し、フィリーズを経て、09年にロッテで日本球界に復帰した。13年に日米通算2000安打を達成。今季6月20日に今年限りでの現役引退を表明。1メートル78、91キロ。右投げ右打ち。
◆伊東 勤(いとう・つとむ)1962年(昭37)8月29日、熊本県生まれの54歳。熊本工から所沢に転校し、西武球団職員を経て82年ドラフト1位で西武入団。正捕手として黄金期を支え、ゴールデングラブ賞11度。1263イニング連続守備機会無失策のパ・リーグ記録を樹立した。03年に現役引退し、04年に西武監督就任。1年目に日本一を果たし、正力賞を受賞。07年の退任後は、09年にWBC総合コーチ、12年に韓国・斗山ヘッドコーチを歴任。13年からロッテ監督を務めた。1メートル81、84キロ。右投げ右打ち。
ロッテ・伊東監督が今季限りで辞任 最下位低迷の責任取り「早い段階から決めていた」
ロッテの伊東勤監督(54)が13日、西武戦前に今季限りでの辞任を表明した。
8月上旬、仙台遠征の際に球団幹部に意向を伝えたそうで「今季限りでユニホームを脱がしてくれと言いました。理由は成績が思わしくないこと。随分早い段階から決めていました」と説明した。
昨季までの4年間で3度Aクラス入りしているが、今季はここまで33勝67敗1分、勝率・330の最下位と低迷。「現場の責任者である自分の責任」と口を真一文字に結んだ。
残るは42試合。「性格的に、途中で投げ出すことはイヤなので」と今季最後まで指揮を執る方針も明かした。選手には伝えていないというが、まずは5位浮上を目指して戦っていくことになる。
ロッテ 伊東監督辞意表明 球団社長 次期監督は「現状、全く白紙です」
ロッテの伊東勤監督(54)が13日、西武戦前に今季限りでの辞任を表明した。
ZOZOマリンで取材に応じた山室球団社長は「監督から今季限りでユニホームを脱ぎたいというお話があった。監督の意思が固いということで」と了承したことを明かした。その手腕については「極めて高く評価しております。チームの底力を引き揚げてくれた功績は大きい」と評価。次期監督については「現状、全く白紙です」と話すにとどめた。
ロッテ 監督辞意表明に角中「自分たちのせいで。残念ではあります」
ロッテ・伊東勤監督の今季限りでの辞意表明を受け、ナインたちも一様に驚きの表情を浮かべた。
選手会長の角中は「自分たちのせいで…。残念ではあります。でもやることは変わらない。まだ試合もあるので1つでも多く勝てるように」と語気を強めた。
今季限りで引退を表明している井口は「ビックリしました」と率直な感想を口にしながらも「残り試合しっかりと戦わないと。僕らは頑張るしかない。残り試合は限られているので、何とか上にいけるように」と先を見据えた。
この日は「5番・一塁」で先発出場した福浦も「今日は勝てなかったけど、最後まで負けていい試合はない。1試合でも多く勝てるように、打つだけです」と表情を引き締めた。
(以上 スポニチ)
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ロッテ、今季を象徴する逆転負け 伊東監督「最後の詰めがね…」
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。試合は、今季の苦境を象徴するような幕切れとなった。1点リードで迎えた九回に登板した益田が4失点。3-6で逆転負けを喫し、借金が球団ワーストに並ぶ「35」となった。伊東監督は「やっぱり最後の詰めがね…。いろいろありましたよ、きょうは」と疲れた様子で振り返り「いい形で最後、抑えてくれると思ったけど。今年勝てない原因の一つ」と嘆いた。
ロッテ・伊東監督、辞任表明当日に逆転負け「最後の詰めがやっぱり甘い」
ロッテは3-2の九回に登板した益田が4失点と打ち込まれ、逆転負けを喫した。今季限りでの辞任を表明して臨んだ伊東監督は「最後の詰めがやっぱり(甘い)」と悔しそうに振り返った。
内の不調で抑えは日替わりとなっている。伊東監督は「勝ち試合の抑えは決めないといけないな」と話した。
二木(7回2失点)
「悪いなりに試合をつくれたのは良かった。伊東監督が去年、我慢して使ってくれたので今がある」
鈴木(六回に適時打)
「みんながつないでつくったチャンスだったので、打てて良かった」
ロッテ激震…伊東監督が今季限りで辞任 来季監督に井口が最有力
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。シーズン終了まで指揮を執る。2013年に就任し、昨季まで4年間で3度のAクラス入りを果たしたが、5年目の今季はパ・リーグ最下位に低迷していた。次期監督について山室晋也球団社長(57)は白紙を強調したが、今季限りで現役を引退する井口資仁内野手(42)が最有力候補に挙がる。
突然の表明だった。試合前練習を終えた伊東監督が、報道陣をベンチ裏に集め、口を開いた。
「球団の上の方に今季限りで、ということを伝えました。これだけ成績が思わしくなくては…。随分早い段階から思っていたが、言うタイミングがなかった」
楽天戦(Koboパーク)が行われた今月5日、遠征先の仙台市で林信平球団本部長(53)ら幹部と会談し、辞意を伝えた。球団側から慰留はなく、その場で了承されたという。
シーズン終了まで指揮を執る状況で異例の公表となった。指揮官は「本当は最後まで黙っておきたかった」としたが、一部報道で来季続投と伝えられたこともあり決断。選手が第一報をニュースで知るなど、文字通りの“電撃発表”となった。
理由は、開幕から続いた成績不振だ。リーグ最下位に沈み、5月16日に37試合目で自力優勝の可能性が消滅。この日も西武に逆転負けし、借金が球団ワーストに並ぶ「35」まで膨らんだ。「(ファンを)失望させてしまったのは自分の責任。試合が終わった後など『責任は取る』という言葉を発していたが、そういう思いがあった」と伊東監督は説明した。
現役時代は球界を代表する名捕手として西武の黄金時代を支え、引退翌年の2004年から監督として西武を指揮。1年目に日本一に輝いた。13年にロッテの監督に就任すると、昨季までの4年間で3度、Aクラス入りと安定した成績を残してきた。しかし、1年契約で臨んだ今季は、新外国人の不振や主力に故障者が相次いだこともあり、低迷していた。
山室球団社長は「監督一人の責任ではなく、球団としてもっとやれるべきことはあった。われわれの力不足もあった」と話した。次期監督については「現状は全くの白紙」とした上で、現チームを継承し「さらに上のステージに上がれるということ」と理想像を明かした。
そこで、最有力候補に挙がるのが今季限りでの現役引退を表明している井口だ。2009年から9シーズンにわたってロッテでプレーしており、現状を熟知しているのは大きな強みといえる。
米大リーグで2度のワールドシリーズ制覇を経験。ダイエー(現ソフトバンク)や日本代表では、王貞治監督(現ソフトバンク球団会長)の指導を受け、学んできた。関係者によると球団内では、その経験、人間性、リーダーシップを評価する声は多く、その声が今後、高まることが予想される。
今季のプロ野球12球団で最初となる監督辞任の発表。チーム再建へ、ロッテが大きく舵を切る。
試合前に伊東監督から直接、今季限りの辞任を伝えられたロッテ・英二投手コーチ
「監督だけの責任ではない。僕らは来年につながるいい投手が少しでも出てくるように、最後までしっかりやっていきたい」
選手会長のロッテ・角中
「自分たちの責任もかなり多い。残念ではあります。まだ試合があるので1つでも多く勝てるようにしたい」
伊東 勤(いとう・つとむ)
1962(昭和37)年8月29日生まれ、54歳。熊本県出身。熊本工高から所沢高に転校し、西武球団職員を経て82年ドラフト1位で西武入団。正捕手として黄金期を支え、2003年に引退した。ベストナイン10度、ゴールデングラブ賞11度。通算成績は2379試合に出場、打率・247、156本塁打、811打点。04年に西武監督に就任し、1年目に日本一。07年限りで退任し、韓国・斗山のヘッドコーチなどを経て13年からロッテ監督。17年に野球殿堂入り。1メートル81、84キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸8000万円。背番号83。
井口 資仁(いぐち・ただひと)
1974(昭和49)年12月4日生まれ、42歳。東京都出身。国学院久我山高から青学大を経て、97年ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)入団。主に二塁手として活躍し、ベストナインとゴールデングラブ賞を各3度受賞。2004年オフにホワイトソックスへ移籍し、05年に世界一。フィリーズなどを経て、09年にロッテで日本球界に復帰し、13年に日米通算2000安打を達成した。今季成績は58試合に出場、打率・245、1本塁打、13打点。日米通算は2401試合に出場、打率・270、294本塁打、1220打点(13日現在)。96年アトランタ五輪日本代表。1メートル78、91キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸1億3500万円。背番号6。
ロッテ・伊東監督が今季限りで辞任「これだけ成績が思わしくなければ」「現場の責任者である俺の責任」
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、今季限りで辞任することを明かした。西武戦の試合前練習終了後に会見し、「(球団幹部に)今季限りでやめさせていただくという話しをした。理由はこれだけ成績が思わしくなければ…。応援してくれている方を失望させてしまったのは、現場の責任者である俺の責任。そういう覚悟はしてきた」と話した。
5日の楽天戦後に仙台で球団幹部と会談して辞任の意思を伝え、了承されたという。今季最終戦まで指揮を執る。ロッテは13日の試合前まで33勝67敗1分けでリーグ6位に低迷している。
【辞任会見一問一答】
ロッテ・伊東監督「結果が全ての世界」「(球団から慰留は)ないです」
【伊東監督が語る】伊東監督は13日、西武戦(ゾゾマリン)前に今季限りでの辞任を表明。自ら口を開いた。
「連日報道されていることで間違ったことが伝わっているので…。楽天戦の時に仙台で球団の上の方に今季限りで、ということを伝えました。理由はこれだけ成績が思わしくなくて。随分早い段階から思っていたが、言うタイミングがなかった。チームとして最後まで指揮は執ります。(球団から)了承という言い方はおかしいが、分かりましたという話をいただいた。ですから、今年いっぱいでユニホームを脱ぐことは確実です」
--決断した一番の理由は
「これだけ負け続けているわけだから。それが一番の理由です。(監督を)やるときから思っていたこと。応援してくれていた人、ファンの方もそうですけど、失望させてしまったのは当然、現場の責任者である自分の責任です。それはゲームが終わった後でも“責任はとる”いう言葉を発していたということ自体、そういう思いがあった。ただ性格的に途中で投げ出すのはいやなので。休養して代行という形で誰が指揮を執ったか分からないけれど、迷惑をかけることもある。責任かぶるのは自分一人でいい。何があっても最後まで務めさせてもらう。そこは球団としては最後までお願いしますということは言われた」
--選手には伝えた
「選手には言ってない。まだ試合やっていますから。終わった時点で最後話す」
--今年はこういう成績だが、トータルとして、という見方もある
「それは見る人によって違う。でもこの世界は評価の世界。一年一年、勝負というつもりで毎年やってきた」
--そもそも戦力も厳しい状況だったが
「それも含めて引き受けたわけですから。特にそこに関しては言い訳したくない。結果が全ての世界。真摯に受け止めて。当然のことです」
--チームの方で伝えたのは
「コーチには言いました。さっき」
--球団から慰留の言葉は
「ないです。分かりました。それで終わりなので、そういうことです」
伊東監督は最後に自ら口を開き、「本当は最後まで黙っておきたかったんだけど。自分から発信することはありませんと言っていたが、ここ数日色んな報道もあり、みんなが動揺しかけていたのが目に映るようになったので、これは言った方がいいなと思っていた」と説明した。
ロッテ・井口、伊東監督辞任に「僕らのこの結果が、こういうことに…」
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。
井口は3点を追う九回先頭で代打として途中出場。この日一番の大歓声がわき起こったが、西武・増田の150キロの直球で一邪飛に打ち取られた。試合後、伊東監督の辞任について「僕らのこの結果が、こういうことになってしまった」と悔しさをにじませながら「やることは変わらない。残された試合は限られているので、全員で頑張らないといけない」と前を向いた。
ロッテ・角中、伊東監督の辞任表明に「自分たちのせい」
ロッテの伊東勤監督(54)は13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたと明らかにした。
選手会長を務める角中は伊東監督が今季限りでの辞任を表明したことに「自分たちのせいというのがかなり大きい。残念。まだ試合はあるので一つでも勝てるように」と複雑な表情をのぞかせた。
プレーへの影響を考えて伊東監督から試合前に説明を受けたのはコーチ陣だけで、選手は報道などを通じて知ったという。今季限りでの現役引退を表明している井口は「びっくりした。一つでも上に。頑張るしかない」と話した。
英二投手コーチは「監督だけの責任ではない。最後までしっかりとやって、来年につなげる戦力を残したい」と気丈に話した。
伊東監督辞任発表のロッテ、次期監督については白紙と球団社長「さらに上のステージに上がれる人」
ロッテの伊東勤監督(54)は13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたと明らかにした。「オールスター戦前から辞める腹積もりでいた。これだけ負け続けてファンを失望させてしまった」と説明。シーズン終了まで指揮を執る。
チームは開幕から低迷し、5月16日に37試合目で自力優勝の可能性が消滅するなど最下位に沈んでいる。今月5日に遠征先の仙台市で球団に辞意を伝えたという。「現場の自分の責任。一年一年、勝負の世界なので(戦力不足は)言い訳にしたくない」と話した。
次期監督について山室晋也球団社長(57)は白紙の状態とした上で「ここまでチームの力を付けていただいたので、それを踏襲できる、さらに上のステージに上がれる人」と述べた。
現役時代に球界を代表する名捕手として西武の黄金時代を支え、引退翌年の2004年から西武の監督を4年間務めて1年目に日本一に輝いた。13年にロッテの監督に就任した。
【記者の目】
ロッテ・伊東監督、補強における球団への不信感も
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。シーズン終了まで指揮を執る。
異例の早期辞任表明だった。今季の戦いをまだ40試合以上残して、指揮官が今季限りでチームを去ることを公表した。
伊東監督は「ファンに申し訳ない」と、開幕直後から負けが込んだ責任を一身に背負った。球宴前には辞任を決意し、今月5日に球団幹部に辞意を伝える中、一部メディアで続投報道がなされた。「違う方向に行き出している」。本意をファンに伝えたいとの思いから、このタイミングでの表明となった。
根底には球団への不信感がある。昨季までの主砲、デスパイネがソフトバンクに移籍し、新たに獲得したパラデス、ダフィーが全くの期待外れ。「本気で補強に動いてほしい」と長距離砲を求める中、1、2番タイプのサントスを獲得した際には「今、絶対に欲しい選手ではない」と本音をもらした。
ロッテの監督として、決して潤沢ではない戦力をやり繰りし、過去4年間の戦績は3、4、3、3位。パ・リーグの台風の目となっていた。「理論派監督」がユニホームを脱ぐのは残念でならない。 (ロッテ担当・片倉尚文)
ロッテ・福浦の通算2000安打へのメーター付きボブルヘッド人形が即日完売 福浦「それはヤバいね!」
ロッテは13日、福浦和也内野手(41)の「FUKU-METER付きボブルヘッド人形」が発売当日の11日に完売(1000個)したと発表した。ボブルヘッド人形は2500円(税込)で、安打を放つたびに通算2000安打へのカウントができるFUKU-METER付き。ロッテでは、これまで多くのボブルヘッド人形を発売してきたが即日完売は初めてという。
福浦は「売り切れた? それはヤバいね! チームメートからも『ほしい』といわれたり、反響が大きくて自分もビックリです。期待に応えられるように、とにかく必死に頑張るだけです」とコメントした。
(以上 サンスポ)
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【ロッテ】球団最悪タイ91年以来借金35
ロッテは1点リードの9回に逆転負け。勝てば日本ハムに並んで5月2日以来の5位浮上だったが、今季を象徴する惨敗で91年以来となる球団史上ワーストタイの借金35。
先発の二木が7回2失点と好投し、中村、鈴木が殊勲打を放つなど、伊東チルドレンが躍動しながら勝利には結びつかず。指揮官は「いい形で抑えてくれると思ったけど、これも今年勝てない原因のひとつ」と嘆いた。
【ロッテ】伊東監督辞任「ファンの方を失望させてしまった」後任に井口ら候補
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、今季限りで辞任することを発表した。この日、山室球団社長に正式に申し入れた。球団は来季も続投させる方針だったが、指揮官の決意が固く、報告を受けた重光オーナー代行も了承。シーズン終了まで指揮を全うする。
昨季までCSに3度進出も、5年目の今季は出場が絶望的。「歴史的にこれだけ負けているのが一番の理由。ファンの方を失望させてしまった」。球宴前にユニホームを脱ぐ覚悟を固め、最終戦まで胸に秘めて戦うつもりでいた。この日も選手には伝えていないが、球団に迷惑をかけられない思いから公言した。昨オフに大型補強を条件に続投要請を受諾したが、主砲のデスパイネに代わる新外国人が極度の不振。思い描いた戦力を得られず、山室社長は「我々も力不足だった」と責任を認めた。シーズン終了までに決定を目指す新監督について、同社長は「全くの白紙」と説明。事実、球団内で指揮官を交代させる声は出ず、続投を想定していたため、後任探しには着手していない。今後は内部昇格を含め、大村三郎スペシャルアシスタント、今季限りで引退する井口、韓国球界で指導者を務めるトレイ・ヒルマン氏、フリオ・フランコ氏らが候補に挙がりそうだ。
【ロッテ】伊東監督、今季限りでの辞任表明「結果がすべての世界だから当然」
ロッテ・伊東勤監督(54)は13日、今季限りで辞任する意向を表明した。今季終了までは指揮を執る。
今季は12日まで33勝66敗1分けの最下位と低迷。球団は昨季までの4年で3度CSに進出させた実績から続投させる方針だったが、5日の楽天戦(コボパーク)後に球団幹部に伝えたという。
選手にはまだ知らせておらず「成績が思わしくなくて、早い段階から思っていた。結果がすべての世界だから当然のこと。(幹部からは)わかりましたと言っていただいて、今年いっぱいでユニホームを脱ぐことは確実です。性格的に途中で投げ出すことは嫌だった。責任をかぶるのは自分ひとりでいい」と固い決意を示した。
(以上 報知)
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ロッテ、借金球団ワーストタイ35…伊東監督「最後の詰めが甘い」
ロッテは、一度は逆転しながら、土壇場でうっちゃられた。借金35は球団最多タイ。
伊東監督は「最後の詰めが甘い。これも勝てなかった原因の1つ」と振り返った。「お客さんがたくさん入ってくれたのに」と残念そうだった。
ロッテ逆転負け、田村は3フィート規則生かせず…辞任表明の伊東監督「詰めが原因」
ロッテは逆転しながら迎えた九回に暗転劇が待っていた。連敗。勝てば、日本ハムと同率の5位だったが、白星はスルリと逃げた。
この日、今季限りでの辞任を表明した伊東監督は、「最後は詰めがね…。後ろがね…。これも勝てなかった原因の1つ」と切り出した。
九回。1点のリードを背負い益田がマウンドに上がったが、浅村、山川に連打されて一、三塁としてしまう。
続く栗山が右へ同点の犠飛。イヤな予感がグラウンドに広がる。
さらに外崎が二塁内野安打で一、二塁。ここで炭谷が左前に逆転打を放った。さらに二、三塁となった。
益田に替わってチェンがマウンドに上がった。
渡辺の代打・水口が1-1からの3球目をスクイズを試みたが空振り。三塁走者・外崎が本塁へ向かっていた。
田村が追いかけて右手でタッチにいった。外崎が内に走路を膨らませた。スリーフィートオーバーかと思われたが、審判からアウトのコールはない。
田村は慌てて本塁カバーのチェンに送球したものの、外崎は一足早く本塁を踏んだ。
ボールは田村の左手のミットにあった。持っている手でタッチにいかないと、スリーフィートオーバーは認められない。(記録は本盗)
3点目が入り、さらに金子侑のタイムリーも飛び出してこの回「4」が刻まれた。
先発の二木が六回までに2点を失った。
しかし、ロッテ打線は六回に逆転した。
無死満塁の絶好機をつかみ、中村が左翼フェンス直撃の2点二塁打、そして鈴木が一、二塁間を破る一度は勝ち越しとなる一打を放った。
勝ちたい試合だった。
試合前に伊東監督の辞任報道があった。
井口は、「みんなビックリしていた。ボクも驚いた。(ナイン間では)逆にだれもそんな話はしなかった」と明かした。
また、選手会長の角中は、「やっぱり自分らのせい。かなり多いと思うので残念ではあります。特別変わった雰囲気はなかった」と言った。
だが、2人に共通したのは、「やることはまだあるので、全員で頑張っていく」という言葉だった。
伊東監督は、試合前の辞任報道の影響を問われ、「報道は関係ないです。だいぶ前に決めていたことですから」と振り返り、「お客さんがたくさん入ってくれたのに…」と暗転劇を悔やんだ。
16日からは札幌に乗り込んで日本ハムとの直接対決2連戦。5位浮上への戦いは続く。
ロッテ逆転負けで2連敗、伊東監督は今季限りでの辞任表明
西武が2連勝でカード勝ち越し。二回に炭谷の左中間適時二塁打で1点を先制。六回は浅村の右犠飛で2点目。2-3の九回は栗山の右犠飛で同点とし、炭谷の左前適時打で再逆転。金子侑の左線適時二塁打などでこの回4点を奪った。
先発・ファイフは六回途中6安打3失点。
伊東監督が今季限りでの引退を表明したロッテは2連敗。0-2の六回に中村の左線2点二塁打で同点とし、続く鈴木の右前適時打で1点を勝ち越したが、九回に逆転された。先発・二木は7回5安打2失点。
ロッテ伊東監督、今季限り辞任表明 次期監督フランコ氏有力、井口も候補に
ロッテの伊東勤監督(54)が13日の西武戦前、低迷の責任を取って今季限りでの辞任を表明した。この日の朝、山室晋也球団社長(57)に「成績不振の責任を取ってユニホームを脱ぎたい」と正式に申し入れ、了承された。シーズン終了までは指揮を執る。
33勝68敗1分けの最下位。5月16日に37試合目で自力優勝の可能性が消滅するなど、伊東監督は「早い段階から決めていた。(不振は)現場の責任者である自分の責任です」と、仙台遠征中の5日に林球団本部長に辞意を伝えていた。
13年にロッテ監督に就任し、過去4年で3度のAクラス入り。だが「(今年は)歴史的な負けでしょう。トータルで見る人もいるだろうが、私は1年1年が勝負と思ってやってきた」と今季の不振を辞任の理由とした。
山室社長は「勝負師としてのケジメを付けたいということだった。それを尊重した」と話した。次期監督については「今は白紙です」としたが、OBで現在は韓国ロッテで1軍打撃コーチを務めるフリオ・フランコ氏(58)が有力視されている。
昨年、2軍打撃コーチに就任したフランコ氏は同年8月に1軍打撃コーチに昇格。これは将来のロッテ復帰をにらんだ“勉強”のためと言われている。また、今季限りで引退する井口資仁内野手(42)も候補のひとりに挙がっており、シーズン終了までに一本化する方針。
(以上 デイリー)
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ロッテ球団ワーストタイ借金「35」 辞任発表の伊東監督「試合と関係ない」
9回に益田が逆転許して敗戦、「何とか勝てる采配をしたい」
試合前に伊東監督退任の激震が走ったロッテだが、戦いぶりも今季を象徴していた。
13日の西武戦、5月2日以来の5位浮上がかかっていた一戦は3-6で敗れ、借金も球団ワーストタイの「35」に。3-2の9回に益田が抑えに失敗。守護神不在のツケがもろに出た。
先頭浅村に12球粘られて許した内野安打がきっかけで4失点を喫し逆転負け。山川に左中間打、栗山にあっさり同点犠飛、炭谷に勝ち越しの左前適時打を許した。ここでチェンを投入。代打水口のスクイズを外し、三塁走者の外崎を三本間に挟んだ。ここで田村は右手でタッチにいくも、ボールは左手のミットの中。「(外崎は)スリーフィートオーバーじゃないかと抗議したが、審判にボールを持っている手でタグしないと、タッチとは認められないと言われた」と伊東監督も苦笑いを浮かべるしかない。本盗になり決定的な5点目が入った。
6回までに0-2とリードされた一戦。しかし、6回に中村が同点適時打。キャプテンの鈴木も「勝たないといけない」と執念で右前に3点目のタイムリーを放ち、二木も7回まで粘って投げた。それでも、勝ちにはつながらず。
「(監督退任は)直接試合と関係ないと思うが、今日もお客さんの声援に応えたいと、選手もグランドに立っていると思う。どういう状況になろうと勝つことが大事」と伊東監督。今季でユニフォームを脱ぐことは、だいぶ前に決めていたという指揮官は「(残り試合に)何とか勝てる采配をしたい」と淡々と語った。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ伊東監督、今季限りで辞任 すでに了承「歴史的な負けが1番の理由」
極度の成績不振で球団幹部に辞任申し入れ「シーズン最後まで指揮は執ります」
ロッテの伊東勤監督が13日、今季限りで辞任する意向を示した。すでに球団側も了承しているという。
伊東監督は2013年からロッテを指揮。同年は3位でクライマックスシリーズ(CS)に進出した。14年は4位に終わるも、15、16年は2年連続3位でCS進出を果たした。
しかし、今季は開幕から低迷。主力や新助っ人の不振で思うような成績を残せず、12日現在、101試合で33勝67敗1分けの借金34で最下位に沈んでいる。
この日、指揮官は「最近の報道で間違った方向にきていて、本当はシーズン終了まで黙っていようと思っていた。仙台の楽天第2戦(5日)の後、球団の上の人と食事した際、辞任を申し入れ、了承された。歴史的な負けが1番の理由」と話した。
また、「責任という言葉を何度か使ったが、そういう気持ちがあってのこと。休養しても代行の人に迷惑かけるので、シーズン最後まで指揮は執ります。コーチには先ほど話したが、動揺もあるだろうし、選手には話していない。勝負の世界は一年一年が勝負。今の戦力を含めて、監督を引き受けた訳だし、言い訳もしたくない」と胸中を吐露している。
ロッテ、伊東監督の後任は「全く白紙」 シーズン終了までに候補者一本化へ
山室球団社長「我々も力不足」、伊東監督に感謝「(次期監督は)さらに上のステージに上がれる人」
ロッテ伊東監督の辞意表明を受け、山室球団社長が13日にZOZOマリンで囲み取材に応じた。
今季限りで辞任することを明かした指揮官について「(この)5年間は高く評価し、評価は変わっていないが、ケジメというか、伊東さんんの性格から、そういうこと(辞意)はあり得ると(頭の)片隅にはあった」と説明。そして、「監督一人の責任ではなく、球団として、もっとやれるべきことはあった。外国人の不振とか、我々の力不足もあったと正直思う」とフロントの責任にも言及した。
辞意表明がなければ、来季も続投する可能性があったかについては「その方向性(来季の体制)は今の段階ではなかった」とあくまで、ユニホームを脱ぐ伊東監督の決意を尊重したという。
伊東監督は仙台での楽天戦で林球団本部長に辞任を申し出て、5日には球団幹部に伝わった。焦点は後任監督の人選だが「現状のところは全く白紙。候補者もお話しするレベルではない」と同社長。伊東監督が指揮した5年間で「自分たちもやれば優勝を狙えるという自信を植え付けてくれた」という。「それをつないで、さらに上のステージに上がれる人」を次期監督の条件にし「シーズン終了までには」と候補者の一本化を図ることを明らかにした。
今季限りでユニホームを脱ぐ井口資仁内野手や、ロッテジャイアンツで今季1軍打撃コーチをつとめ、1995年にロッテに在籍したフリオ・フランコ氏ら外国人監督も候補に挙がると見られる。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ伊東監督の辞任表明に井口「びっくり」、角中は「自分たちのせい」
痛恨逆転負けで二重のショックも、「ひとつでも勝てるようにやるしかない」
今季限りで退任することが明らかになったロッテ伊東監督に白星をプレゼントできなかった。13日の西武戦。3-2と1点リードの9回に益田が打ち込まれ、3-6で逆転負け。二重のショックがチームを覆った。
今季限りで引退する井口は「みんなびっくりした。でも僕らがやることは変わらない。残り試合がある限り、少しでも上にいけるように頑張るしかない」と話した。選手会長の角中は「自分たちのせいというのが、かなり多いと思う。残念ではありますが、ひとつでも勝てるようにやるしかない」と責任を感じている。
角中は3回先頭で三塁打。13試合連続安打で打率も.276まで上げてきた。遅すぎるかもしれないが、来季につながる巻き返しをファンも期待している。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
「監督がいる間に―」 ロッテ二木、白星ならずも伊東監督に「成長」誓う
7回2失点も逆転負けで白星ならず、伊東監督に「まだまだいいところを見せられるように」
ロッテのチーム勝ち頭、二木康太投手は13日の西武戦で7回119球球5安打2失点で勝ち投手の権利を手に降板した。しかし、3-2の9回に抑えの益田が4番浅村から始まる西武打線につかまり、3-6で逆転負け。6勝目はならなかった。
2回に外崎、炭谷の連続長打で1失点。立ち上がりから球数が多く、2回で48球と制球に苦労した。それでも粘って投げ、6回無死二、三塁で浅村に2点目の右犠飛を許したが、山川をカーブで三振。さらに、栗山を左飛と傷口を最小に留めた。
その裏、二木の粘りに応えるように、打線も奮起。中村、鈴木の連続適時打で3点と逆転してみせた。「後半の勝負所でギアを一段あげるのがテーマ」と
言う通り、7回には外崎をフォークで空振り三振。炭谷もフォークで三ゴロ。渡辺からは146キロの速球で空振り三振を奪った。
試合前に伊東監督の今季限りの退任が明らかなった中での先発。「(昨年後半の)悪い時期でも使ってもらって、成長できた。監督がいる間に、もっと成長する姿を見せたいが、まだ残り試合もある。まだまだいいところを見せられるように頑張りたい」とショックを振り払っていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ勝ち頭の二木「今年は達成感がある」エース涌井を手本に6勝目へ
6日の楽天戦では1失点完投で5勝目マーク
5勝5敗で防御率3.56。チーム勝ち頭のロッテ二木康太が13日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する。
開幕から4連勝もバックの援護にも恵まれず、6月17日の交流戦(巨人戦)から5連敗。負けが先行していたが、8月6日の楽天戦に126球1失点、今季2度目の完投で、約1か月ぶりに勝ち星を挙げた。
4年目右腕は「(完投での)張りはいつもより強いが影響はない。いい意味で割り切って投げている。調子が悪くても、どうにかなると、自分に言い聞かせている。昨年後半は投げるのも嫌な時期もあったが、今年は達成感がある」と頼もしい。
6日の楽天戦では9三振を奪っているが「三振を狙いにいって取れている。涌井さんも(試合)後半で150キロを投げて、ギアを1つ上げられている」と、先輩エースを手本に6勝目を狙いにいく。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ福浦のボブルヘッド人形が完売「売り切れた? それはヤバイね!」
球団史上、ボブルヘッド人形の即日完売は初
ロッテは、8月11日に発売した福浦和也選手FUKU-METER付きボブルヘッド人形が発売当日に完売したと発表した。1000個用意されたボブルヘッド人形は、台座の部分に2000本安打へのカウントができるFUKU-METER付き。球団によれば、これまで数多くのボブルヘッド人形を発売したが、即日完売は初の出来事だったという。
球団初の“快挙”を達成した福浦は「売り切れた? それはヤバいね! チームメートからも欲しいと言われたりと反響が多くて自分もビックリです。期待に応えられるように、とにかく必死に頑張るだけです」と、シーズン終了までの健闘を誓った。
(以上 フルカウント)
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伊東監督辞任表明のロッテ、逆転負け 益田がセーブ失敗、5位浮上逃す
ロッテは試合前、伊東監督が今季限りでの辞任を表明。直後の試合を何としてもモノにしたかったが、9回に登板した益田の乱調もあり逆転負けを喫した。
ロッテは2点を追う6回、相手先発・ファイフの乱調もあり無死満塁の好機を作ると、6番中村が左翼への2点適時二塁打を放ち同点。さらに7番鈴木も右前適時打で続き、一気に3-2と勝ち越した。
前回登板の楽天戦で完投勝利を挙げている先発・二木は、2回に2連続長打を浴び失点。0-1の6回は四球絡みで2点目を失ったが、逆転してもらった直後の7回は3者凡退で締め、6勝目の権利を持って降板した。
しかし1点リードの9回、抑えの益田が連打で無死一、三塁のピンチを招くと、6番栗山に右犠飛を許し同点。さらに益田は、8番炭谷に勝ち越し適時打を許し降板。代わったチェンも失点を重ね、9回だけで4点を失った。
指揮官の想いに応えたいロッテナインだったが、西武の粘りに屈し逆転負け。勝利すれば日本ハムと並び5位浮上となる一戦だったが、この日も詰めの甘さを露呈し、借金は「35」となった。
(ベースボールキング)
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【西武目線】
「そういう気持ちがひと踏ん張りに」/辻監督
西武は浅村が1点を追う9回に、三ゴロで一塁にヘッドスライディング。内野安打となり一挙4点を奪い、試合をひっくり返した。辻発彦監督のコメント。
「あれだけ粘って必死に塁に出てくれた。そういう気持ちが(チームの)ひと踏ん張りにつながった」。
西武・炭谷 “恩返し”V打「基礎を教えてもらった」
西武は1点を追う9回に4点を奪い逆転勝ち。決勝の左前適時打を放った炭谷は辞任を発表したロッテ・伊東監督が西武監督時代の06年から2年間共に戦った。
「1年目から使ってもらって基礎を教えてもらった。ずっと感謝しているし尊敬しています」と語った。チームは今季最多タイの貯金19。辻監督は「みんな疲れている。大きな意味のある1勝」と声を弾ませた。
西武 9回に集中打で逆転勝ち 辻監督「みんな疲れている中で大きな価値のある1勝」
西武は1点を追う9回に5本の集中打で4点を奪い逆転勝利。試合の流れを変えたのは浅村の執念だった。
9回に先頭の浅村が三塁へのボテボテの打球で「とっさに出ました」とヘッドスライディングで内野安打。6日のソフトバンク戦でも一塁へのヘッドスライディングした際に左肩を痛めてまだ万全ではない。「今日は僕じゃないですよ。山川が併殺打もある場面で思いっきり打ってくれた」と謙遜したが、辻監督は「浅村が(左肩を)痛めているのにああいうプレーをしてくれた。みんな疲れている中で大きな価値のある1勝」と称えていた。
(以上 スポニチ)
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西武が九回猛攻4点!辻監督、逆転勝ちに笑顔「きょうの勝ちは大きい」
2-3の九回、浅村の内野安打と続く山川の安打で好機をつくり、栗山の犠飛で同点。さらに一死一、二塁で炭谷が「なんとかつなごう」と左前に運び、代走・木村文が二塁から生還して勝ち越した。その後も外崎の本盗と金子侑の適時二塁打で得点を重ねた。土壇場で4点を奪った打線に辻監督は「きょうの勝ちは大きい」と笑顔を見せた。
西武・辻監督、本盗で加点の外崎に笑顔「粘ってくれました」
西武の外崎が本盗を決めた。九回、4-3と逆転してなお一死二、三塁でベンチからスクイズのサインが出てスタートを切ったが、代打水口は空振り。危うく三本間に挟まれかけたが、捕手のタッチをよけて本塁に生還した。
ロッテの伊東監督が判定に抗議したように際どいプレーだったが、ミスを帳消しにする走塁に辻監督は「粘ってくれました」と笑顔だった。
シュリッター(来日初勝利)
「うれしいしチームが勝てて良かった」
栗山(九回に同点犠飛)
「最低限、外野まで飛ばせて本当にうれしい」
(以上 サンスポ)
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西武辻監督「勝ちにつながった」浅村のヘッスラ評価
西武が土壇場の逆転劇でカード勝ち越しを決めた。
1点ビハインドの9回、先頭の浅村が三ゴロで一塁へヘッドスライディング。内野安打を奪うと、続く山川が中前打でつなぎ、栗山の犠飛で同点に追いついた。さらに1死一、二塁から炭谷が左前に勝ち越しの決勝打。その後も金子侑が適時二塁打を放つなど、この回一挙4点を挙げた。
辻発彦監督(58)は「肩を痛めてる浅村が、必死に塁に出てくれて、山川の目つきも変わった。そういう気持ちが、勝ちにつながったんじゃないかな。みんな疲れている中で大きな意味がある1勝」と、主将浅村の気迫と、チームの粘りをたたえた。
投手陣も踏ん張りをみせ、「(先発)ファイフは前回よりもよかった。(四球から3失点した)6回だけ。武隈も完璧だったし、シュリッターもうまく(8回の相手打線を)切ってくれたから流れがきたと思う」と評価した。
西武炭谷が適時二塁打「先制点が取れて良かった」
西武炭谷銀仁朗捕手(30)が先制打を放った。
2回1死三塁から、144キロ直球を左中間に運ぶ適時二塁打。
外崎の好走塁による三塁打をしっかり得点につなげ、「先制点が取れて良かったです」とコメントした。
(以上 日刊)
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西武、炭谷V打で今季最多タイの貯金19
西武・炭谷が逆転勝利を呼び込んだ。
1点差を追いついた九回1死一、二塁から、決勝の左前適時打。「みんなが必死につないでくれたチャンスだったので、いい結果が出て良かった」。二回にも先制の適時二塁打を放ち、貯金を今季最多タイの19とした。
(デイリー)
「今年、勝てない原因のひとつ」/伊東監督
ロッテ伊東勤監督が成績不振の責任を取り、今季限りでユニホームを脱ぐことを明かした。休養はせず、今季最終戦まで指揮を執る。
試合前練習が終わると、報道陣を集め自ら口を開いた。「仙台で、球団に今季限りでユニホームを脱がしてくれと言った。理由は、成績が思わしくないこと。早い段階で決めていたけど、言うタイミングがなかった」。
「ファンを失望させた。現場の責任」。
「性格的に途中で投げ出すのは嫌。休養して(監督)代行に迷惑をかけられない」。
試合は1点リードの9回、抑えに復帰した益田が崩れ逆転負けで、借金が83年と91年に並ぶ球団史上最多タイの35となった。「最後の詰めがね。今年、勝てない原因のひとつ。残り40数試合。勝ち試合は後ろを決めておかないといけない」と言葉を絞り出した。
伊東監督ケジメ日に逆転負け…球団最多タイ借金35
ロッテは逆転負けを喫し、借金が球団史上最多タイの35となった。
0-2の6回に3点を奪い、一時逆転。1点リードで9回を迎えた。1ゲーム差で追う日本ハムがデーゲームで先に負けており、そのまま逃げ切れば、同率ながら5月2日以来の5位浮上だった。
ところが、抑えの益田が先頭から2連打、犠飛、2連打と崩れた。後を継いだチェンも打たれ、この回だけで4失点で逆転負けした。
試合前、伊東勤監督(54)は報道陣に今季限りの辞意を表明していた。「いつもどおり、普通だった。だいぶ前に決めていたことなので」と、この日も勝利のためだけに指揮を執った。「今日もお客さんがたくさん。選手は、声援に応えようと思って立っていたと思う」と、自身の去就と選手のプレーも無関係と強調。一時逆転で盛り上がったが、無情にも最後に逆転負けした。
ロッテ伊東監督が辞任 後任に井口、フランコら候補
ロッテ伊東勤監督(54)が13日、成績不振の責任を取り、今季限りでユニホームを脱ぐことを明かした。球団には既に5日に伝えており、この日、山室球団社長から正式に了承された。休養はせず、今季最終戦まで指揮を執る。後任は、山室社長は白紙としたが、今季限りで引退する井口資仁内野手(42)が最有力候補。また、球団OBで韓国プロ野球ロッテで育成打撃コーチを務めるフリオ・フランコ氏(58)の可能性もある。
西武戦の試合前練習が終わると、伊東監督は報道陣を集め自ら口を開いた。「仙台で、球団に今季限りでユニホームを脱がしてくれと言った。理由は、成績が思わしくないこと。早い段階で決めていたけど、言うタイミングがなかった」。5日の楽天戦後、林球団本部長に伝え、この日の朝、山室社長から正式に了承された。前半戦終了時には辞意を固めていたが、コーチとして出場する球宴で自身の殿堂入り表彰もあり、ここまで表明を控えていた。
後半戦も借金は増え続け、前日までで今季最多タイ34で最下位。CS出場は絶望的で「ファンを失望させた。現場の責任」と、選択肢は1つしかなかった。就任5年目。昨季までの4年間でAクラス3度と結果は出したが、今季の負けっぷりが全てだった。「性格的に途中で投げ出すのは嫌。休養して(監督)代行に迷惑をかけられない」と、最終戦まで職を全うする。
山室社長は「功績は大きい。信頼感は変わらないが、勝負師のけじめということ」と決断を尊重し、慰留しなかった。重光オーナー代行も「やむを得ない」と了承。今季は1年契約で臨んでおり、監督の“勇退”を受け入れた。後任人事について、同社長は「現状は全くの白紙」と強調した。今後、重光代行の意向を受けながら「シーズンが終わるまで」にメドを立てる。
最有力候補が、今季で引退する井口だ。伊東監督の下で5年間プレーし、人望も厚い。同社長が「(伊東監督を)踏襲し、上のステージに上がれる人」と語る後任像に一致する。ただ、球団内には、指導経験を踏んだ方がいいという声もある。その場合、韓国ロッテのフランコ育成打撃コーチは候補となり得る。日本の独立リーグで監督経験があり、日本のロッテにも恩返ししたい希望を持っているという。【古川真弥】
ロッテ伊東監督が今季で辞任「ファンの人を失望」
ロッテ伊東勤監督(54)が13日、今季限りでユニホームを脱ぐ意思を明かした。
この日の西武戦(ZOZOマリン)の試合前練習後、自ら話した。5日の楽天戦(Koboパーク)の試合後、球団幹部と食事をして、自ら辞意を伝え、了承されたという。
「ファンの人を失望させた。現場の責任。ずっと覚悟はしていた。性格的に、途中で投げ出すのは嫌。休養して、次の代行に迷惑をかけたくない」と、今季最後まで指揮は執るつもりだ。さらに「歴史的に、これだけ負け続けていたら。それが一番の理由」と説明した。前日までで借金34の最下位。同35となれば、球団最多タイとなる。
なお、オールスター前から辞意を固めていたそうだが、球宴にはコーチとして出場するため、明かさずにいたという。
ロッテ山室社長が伊東監督辞任を了承、後任は白紙
ロッテ山室晋也球団社長(57)は13日、今季限りでユニホームを脱ぎたいという伊東監督の申し入れを了承した。
既に5日の楽天戦後、林球団本部長が申し入れを受けており、この日、正式に同社長が了承した。
山室社長は「昨年、30数年ぶりに2年連続Aクラス。確実に底力を引き揚げた功績は大きいと思います。とにかく、伊東監督に対する信頼感は変わっていませんが、勝負師伊東監督のけじめということで。伊東さんの考えを知っていましたので」と、慰留はせずに了承した経緯を説明した。
後任については「現状の所は全く白紙です」と強調した。
また、今季不振の要因について「伊東監督に全て責任があるとは思っていない。当然、球団としてもっとやれるべきことがあったと思うし、今シーズンで言えば外国人。その他、いろんな点について我々も力不足だったと思う」という認識を示した。
ロッテ福浦のボブルヘッド人形が販売即日で完売
ロッテ福浦和也内野手(41)のボブルヘッド人形が販売即日で完売した。
11日に、通算安打数を記録できる「FUKU-METER」付きの人形を税込み2500円で1000個販売したところ、即日完売した。これまでのボブルヘッド人形で即日完売したのは初めてだという。
福浦は「売り切れた? それはヤバいね! チームメートからも欲しいと言われたりと反響が多くて自分もビックリです。期待に応えられるように、とにかく必死に頑張るだけです」と話した。
(以上 日刊)
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9回1点リード守れず…ロッテ 球団ワーストタイ借金35
ロッテは1点リードの9回に登板した益田が4失点と崩れて逆転負け。借金は83年、91年に記録した球団ワーストタイの35となった。
先発の二木は7回2失点と好投。打線も6回に中村と鈴木の連続適時打で一時は勝ち越しながら、今季を象徴するような敗戦に、伊東監督は「最後の詰めがやっぱりね。いい形で抑えてくれるかと思ったが、これ(守護神不在)も今年勝てない原因の一つ」とし「いろいろありましたね、今日は」とため息交じりに話した。
後任は井口が有力 最下位低迷のロッテ伊東監督、今季限り辞任
ロッテの伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを明らかにした。5日に球団に申し入れ、この日までに了承された。シーズン終了までは指揮を執る。就任5年目の今季は開幕から低迷し、最下位に沈んでいる。後任監督には、今季限りでの現役引退を表明した井口資仁内野手(42)が有力候補に挙がっている。
試合前の練習を終えると、伊東監督は自ら切り出した。
「今季限りでユニホームを脱がしてくれと言いました。これだけ負け続けたことが一番の理由。応援してくれている人たち、ファンの人たちを失望させてしまったのは、自分の責任です」
就任5年目の今季、開幕から低迷を続けた。新たに獲得した外国人選手は機能せず、5月16日にはわずか37試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。7月11日には自力でのCS進出の可能性も消滅し、球宴前で借金は球団ワーストの30を数えた。「球宴前からそういう腹積もりでいた」と覚悟を決めていた。
仙台遠征中だった今月5日、球団幹部との会食の席で辞意の意向を伝えた。この日朝、山室晋也球団社長に直接伝えて発表に踏み切った。5年間で3度のAクラス入りを果たした指揮官に、山室社長は「チームの力を引き上げてくれた功績は大きい」と評価したものの「勝負師としてのけじめでしょう」と意思を尊重し、了承した。
次期監督について、山室社長は「現状、全くの白紙」と語るにとどめ、シーズン終了までに選定する方針を示した。「伊東さんにチームの力を付けていただいた。それを踏襲できる監督を期待したい」と同社長。その理想像に当てはまり、有力候補として名前が挙がるのが、今季限りで現役を引退する井口だ。日米通算2000安打など実績は十分。豊富な経験に加えて若手からも慕われている。6月に引退を表明した際には将来的な指導者の道について「それは理想。でも、今は残りシーズンのことしか頭にない」と話していた。
残り試合について「性格的に途中で投げ出すのは嫌」と最後まで指揮を執る伊東監督。現役時代は正捕手として西武の黄金期を支え、04年から西武監督を4年間務めた。13年にロッテの監督に就任。これまで選手、監督を通じて6位に沈んだことはない。厳しい戦いが続くが、1つでも上の順位を目指して残り41試合を戦う。
◆井口 資仁(いぐち・ただひと)1974年(昭49)12月4日、東京都生まれの42歳。国学院久我山から青学大に進み、東都大学リーグ記録の通算24本塁打。4年時の96年アトランタ五輪日本代表入りし、同年に逆指名でダイエー(現ソフトバンク)入団。04年オフにホワイトソックスに移籍し、フィリーズを経て、09年にロッテで日本球界に復帰した。13年に日米通算2000安打を達成。今季6月20日に今年限りでの現役引退を表明。1メートル78、91キロ。右投げ右打ち。
◆伊東 勤(いとう・つとむ)1962年(昭37)8月29日、熊本県生まれの54歳。熊本工から所沢に転校し、西武球団職員を経て82年ドラフト1位で西武入団。正捕手として黄金期を支え、ゴールデングラブ賞11度。1263イニング連続守備機会無失策のパ・リーグ記録を樹立した。03年に現役引退し、04年に西武監督就任。1年目に日本一を果たし、正力賞を受賞。07年の退任後は、09年にWBC総合コーチ、12年に韓国・斗山ヘッドコーチを歴任。13年からロッテ監督を務めた。1メートル81、84キロ。右投げ右打ち。
ロッテ・伊東監督が今季限りで辞任 最下位低迷の責任取り「早い段階から決めていた」
ロッテの伊東勤監督(54)が13日、西武戦前に今季限りでの辞任を表明した。
8月上旬、仙台遠征の際に球団幹部に意向を伝えたそうで「今季限りでユニホームを脱がしてくれと言いました。理由は成績が思わしくないこと。随分早い段階から決めていました」と説明した。
昨季までの4年間で3度Aクラス入りしているが、今季はここまで33勝67敗1分、勝率・330の最下位と低迷。「現場の責任者である自分の責任」と口を真一文字に結んだ。
残るは42試合。「性格的に、途中で投げ出すことはイヤなので」と今季最後まで指揮を執る方針も明かした。選手には伝えていないというが、まずは5位浮上を目指して戦っていくことになる。
ロッテ 伊東監督辞意表明 球団社長 次期監督は「現状、全く白紙です」
ロッテの伊東勤監督(54)が13日、西武戦前に今季限りでの辞任を表明した。
ZOZOマリンで取材に応じた山室球団社長は「監督から今季限りでユニホームを脱ぎたいというお話があった。監督の意思が固いということで」と了承したことを明かした。その手腕については「極めて高く評価しております。チームの底力を引き揚げてくれた功績は大きい」と評価。次期監督については「現状、全く白紙です」と話すにとどめた。
ロッテ 監督辞意表明に角中「自分たちのせいで。残念ではあります」
ロッテ・伊東勤監督の今季限りでの辞意表明を受け、ナインたちも一様に驚きの表情を浮かべた。
選手会長の角中は「自分たちのせいで…。残念ではあります。でもやることは変わらない。まだ試合もあるので1つでも多く勝てるように」と語気を強めた。
今季限りで引退を表明している井口は「ビックリしました」と率直な感想を口にしながらも「残り試合しっかりと戦わないと。僕らは頑張るしかない。残り試合は限られているので、何とか上にいけるように」と先を見据えた。
この日は「5番・一塁」で先発出場した福浦も「今日は勝てなかったけど、最後まで負けていい試合はない。1試合でも多く勝てるように、打つだけです」と表情を引き締めた。
(以上 スポニチ)
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ロッテ、今季を象徴する逆転負け 伊東監督「最後の詰めがね…」
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。試合は、今季の苦境を象徴するような幕切れとなった。1点リードで迎えた九回に登板した益田が4失点。3-6で逆転負けを喫し、借金が球団ワーストに並ぶ「35」となった。伊東監督は「やっぱり最後の詰めがね…。いろいろありましたよ、きょうは」と疲れた様子で振り返り「いい形で最後、抑えてくれると思ったけど。今年勝てない原因の一つ」と嘆いた。
ロッテ・伊東監督、辞任表明当日に逆転負け「最後の詰めがやっぱり甘い」
ロッテは3-2の九回に登板した益田が4失点と打ち込まれ、逆転負けを喫した。今季限りでの辞任を表明して臨んだ伊東監督は「最後の詰めがやっぱり(甘い)」と悔しそうに振り返った。
内の不調で抑えは日替わりとなっている。伊東監督は「勝ち試合の抑えは決めないといけないな」と話した。
二木(7回2失点)
「悪いなりに試合をつくれたのは良かった。伊東監督が去年、我慢して使ってくれたので今がある」
鈴木(六回に適時打)
「みんながつないでつくったチャンスだったので、打てて良かった」
ロッテ激震…伊東監督が今季限りで辞任 来季監督に井口が最有力
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。シーズン終了まで指揮を執る。2013年に就任し、昨季まで4年間で3度のAクラス入りを果たしたが、5年目の今季はパ・リーグ最下位に低迷していた。次期監督について山室晋也球団社長(57)は白紙を強調したが、今季限りで現役を引退する井口資仁内野手(42)が最有力候補に挙がる。
突然の表明だった。試合前練習を終えた伊東監督が、報道陣をベンチ裏に集め、口を開いた。
「球団の上の方に今季限りで、ということを伝えました。これだけ成績が思わしくなくては…。随分早い段階から思っていたが、言うタイミングがなかった」
楽天戦(Koboパーク)が行われた今月5日、遠征先の仙台市で林信平球団本部長(53)ら幹部と会談し、辞意を伝えた。球団側から慰留はなく、その場で了承されたという。
シーズン終了まで指揮を執る状況で異例の公表となった。指揮官は「本当は最後まで黙っておきたかった」としたが、一部報道で来季続投と伝えられたこともあり決断。選手が第一報をニュースで知るなど、文字通りの“電撃発表”となった。
理由は、開幕から続いた成績不振だ。リーグ最下位に沈み、5月16日に37試合目で自力優勝の可能性が消滅。この日も西武に逆転負けし、借金が球団ワーストに並ぶ「35」まで膨らんだ。「(ファンを)失望させてしまったのは自分の責任。試合が終わった後など『責任は取る』という言葉を発していたが、そういう思いがあった」と伊東監督は説明した。
現役時代は球界を代表する名捕手として西武の黄金時代を支え、引退翌年の2004年から監督として西武を指揮。1年目に日本一に輝いた。13年にロッテの監督に就任すると、昨季までの4年間で3度、Aクラス入りと安定した成績を残してきた。しかし、1年契約で臨んだ今季は、新外国人の不振や主力に故障者が相次いだこともあり、低迷していた。
山室球団社長は「監督一人の責任ではなく、球団としてもっとやれるべきことはあった。われわれの力不足もあった」と話した。次期監督については「現状は全くの白紙」とした上で、現チームを継承し「さらに上のステージに上がれるということ」と理想像を明かした。
そこで、最有力候補に挙がるのが今季限りでの現役引退を表明している井口だ。2009年から9シーズンにわたってロッテでプレーしており、現状を熟知しているのは大きな強みといえる。
米大リーグで2度のワールドシリーズ制覇を経験。ダイエー(現ソフトバンク)や日本代表では、王貞治監督(現ソフトバンク球団会長)の指導を受け、学んできた。関係者によると球団内では、その経験、人間性、リーダーシップを評価する声は多く、その声が今後、高まることが予想される。
今季のプロ野球12球団で最初となる監督辞任の発表。チーム再建へ、ロッテが大きく舵を切る。
試合前に伊東監督から直接、今季限りの辞任を伝えられたロッテ・英二投手コーチ
「監督だけの責任ではない。僕らは来年につながるいい投手が少しでも出てくるように、最後までしっかりやっていきたい」
選手会長のロッテ・角中
「自分たちの責任もかなり多い。残念ではあります。まだ試合があるので1つでも多く勝てるようにしたい」
伊東 勤(いとう・つとむ)
1962(昭和37)年8月29日生まれ、54歳。熊本県出身。熊本工高から所沢高に転校し、西武球団職員を経て82年ドラフト1位で西武入団。正捕手として黄金期を支え、2003年に引退した。ベストナイン10度、ゴールデングラブ賞11度。通算成績は2379試合に出場、打率・247、156本塁打、811打点。04年に西武監督に就任し、1年目に日本一。07年限りで退任し、韓国・斗山のヘッドコーチなどを経て13年からロッテ監督。17年に野球殿堂入り。1メートル81、84キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸8000万円。背番号83。
井口 資仁(いぐち・ただひと)
1974(昭和49)年12月4日生まれ、42歳。東京都出身。国学院久我山高から青学大を経て、97年ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)入団。主に二塁手として活躍し、ベストナインとゴールデングラブ賞を各3度受賞。2004年オフにホワイトソックスへ移籍し、05年に世界一。フィリーズなどを経て、09年にロッテで日本球界に復帰し、13年に日米通算2000安打を達成した。今季成績は58試合に出場、打率・245、1本塁打、13打点。日米通算は2401試合に出場、打率・270、294本塁打、1220打点(13日現在)。96年アトランタ五輪日本代表。1メートル78、91キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸1億3500万円。背番号6。
ロッテ・伊東監督が今季限りで辞任「これだけ成績が思わしくなければ」「現場の責任者である俺の責任」
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、今季限りで辞任することを明かした。西武戦の試合前練習終了後に会見し、「(球団幹部に)今季限りでやめさせていただくという話しをした。理由はこれだけ成績が思わしくなければ…。応援してくれている方を失望させてしまったのは、現場の責任者である俺の責任。そういう覚悟はしてきた」と話した。
5日の楽天戦後に仙台で球団幹部と会談して辞任の意思を伝え、了承されたという。今季最終戦まで指揮を執る。ロッテは13日の試合前まで33勝67敗1分けでリーグ6位に低迷している。
【辞任会見一問一答】
ロッテ・伊東監督「結果が全ての世界」「(球団から慰留は)ないです」
【伊東監督が語る】伊東監督は13日、西武戦(ゾゾマリン)前に今季限りでの辞任を表明。自ら口を開いた。
「連日報道されていることで間違ったことが伝わっているので…。楽天戦の時に仙台で球団の上の方に今季限りで、ということを伝えました。理由はこれだけ成績が思わしくなくて。随分早い段階から思っていたが、言うタイミングがなかった。チームとして最後まで指揮は執ります。(球団から)了承という言い方はおかしいが、分かりましたという話をいただいた。ですから、今年いっぱいでユニホームを脱ぐことは確実です」
--決断した一番の理由は
「これだけ負け続けているわけだから。それが一番の理由です。(監督を)やるときから思っていたこと。応援してくれていた人、ファンの方もそうですけど、失望させてしまったのは当然、現場の責任者である自分の責任です。それはゲームが終わった後でも“責任はとる”いう言葉を発していたということ自体、そういう思いがあった。ただ性格的に途中で投げ出すのはいやなので。休養して代行という形で誰が指揮を執ったか分からないけれど、迷惑をかけることもある。責任かぶるのは自分一人でいい。何があっても最後まで務めさせてもらう。そこは球団としては最後までお願いしますということは言われた」
--選手には伝えた
「選手には言ってない。まだ試合やっていますから。終わった時点で最後話す」
--今年はこういう成績だが、トータルとして、という見方もある
「それは見る人によって違う。でもこの世界は評価の世界。一年一年、勝負というつもりで毎年やってきた」
--そもそも戦力も厳しい状況だったが
「それも含めて引き受けたわけですから。特にそこに関しては言い訳したくない。結果が全ての世界。真摯に受け止めて。当然のことです」
--チームの方で伝えたのは
「コーチには言いました。さっき」
--球団から慰留の言葉は
「ないです。分かりました。それで終わりなので、そういうことです」
伊東監督は最後に自ら口を開き、「本当は最後まで黙っておきたかったんだけど。自分から発信することはありませんと言っていたが、ここ数日色んな報道もあり、みんなが動揺しかけていたのが目に映るようになったので、これは言った方がいいなと思っていた」と説明した。
ロッテ・井口、伊東監督辞任に「僕らのこの結果が、こういうことに…」
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。
井口は3点を追う九回先頭で代打として途中出場。この日一番の大歓声がわき起こったが、西武・増田の150キロの直球で一邪飛に打ち取られた。試合後、伊東監督の辞任について「僕らのこの結果が、こういうことになってしまった」と悔しさをにじませながら「やることは変わらない。残された試合は限られているので、全員で頑張らないといけない」と前を向いた。
ロッテ・角中、伊東監督の辞任表明に「自分たちのせい」
ロッテの伊東勤監督(54)は13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたと明らかにした。
選手会長を務める角中は伊東監督が今季限りでの辞任を表明したことに「自分たちのせいというのがかなり大きい。残念。まだ試合はあるので一つでも勝てるように」と複雑な表情をのぞかせた。
プレーへの影響を考えて伊東監督から試合前に説明を受けたのはコーチ陣だけで、選手は報道などを通じて知ったという。今季限りでの現役引退を表明している井口は「びっくりした。一つでも上に。頑張るしかない」と話した。
英二投手コーチは「監督だけの責任ではない。最後までしっかりとやって、来年につなげる戦力を残したい」と気丈に話した。
伊東監督辞任発表のロッテ、次期監督については白紙と球団社長「さらに上のステージに上がれる人」
ロッテの伊東勤監督(54)は13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたと明らかにした。「オールスター戦前から辞める腹積もりでいた。これだけ負け続けてファンを失望させてしまった」と説明。シーズン終了まで指揮を執る。
チームは開幕から低迷し、5月16日に37試合目で自力優勝の可能性が消滅するなど最下位に沈んでいる。今月5日に遠征先の仙台市で球団に辞意を伝えたという。「現場の自分の責任。一年一年、勝負の世界なので(戦力不足は)言い訳にしたくない」と話した。
次期監督について山室晋也球団社長(57)は白紙の状態とした上で「ここまでチームの力を付けていただいたので、それを踏襲できる、さらに上のステージに上がれる人」と述べた。
現役時代に球界を代表する名捕手として西武の黄金時代を支え、引退翌年の2004年から西武の監督を4年間務めて1年目に日本一に輝いた。13年にロッテの監督に就任した。
【記者の目】
ロッテ・伊東監督、補強における球団への不信感も
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、成績不振を理由に今季限りで辞任することを球団に申し入れ、了承されたことを西武19回戦(ZOZOマリン)の試合前に明らかにした。シーズン終了まで指揮を執る。
異例の早期辞任表明だった。今季の戦いをまだ40試合以上残して、指揮官が今季限りでチームを去ることを公表した。
伊東監督は「ファンに申し訳ない」と、開幕直後から負けが込んだ責任を一身に背負った。球宴前には辞任を決意し、今月5日に球団幹部に辞意を伝える中、一部メディアで続投報道がなされた。「違う方向に行き出している」。本意をファンに伝えたいとの思いから、このタイミングでの表明となった。
根底には球団への不信感がある。昨季までの主砲、デスパイネがソフトバンクに移籍し、新たに獲得したパラデス、ダフィーが全くの期待外れ。「本気で補強に動いてほしい」と長距離砲を求める中、1、2番タイプのサントスを獲得した際には「今、絶対に欲しい選手ではない」と本音をもらした。
ロッテの監督として、決して潤沢ではない戦力をやり繰りし、過去4年間の戦績は3、4、3、3位。パ・リーグの台風の目となっていた。「理論派監督」がユニホームを脱ぐのは残念でならない。 (ロッテ担当・片倉尚文)
ロッテ・福浦の通算2000安打へのメーター付きボブルヘッド人形が即日完売 福浦「それはヤバいね!」
ロッテは13日、福浦和也内野手(41)の「FUKU-METER付きボブルヘッド人形」が発売当日の11日に完売(1000個)したと発表した。ボブルヘッド人形は2500円(税込)で、安打を放つたびに通算2000安打へのカウントができるFUKU-METER付き。ロッテでは、これまで多くのボブルヘッド人形を発売してきたが即日完売は初めてという。
福浦は「売り切れた? それはヤバいね! チームメートからも『ほしい』といわれたり、反響が大きくて自分もビックリです。期待に応えられるように、とにかく必死に頑張るだけです」とコメントした。
(以上 サンスポ)
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【ロッテ】球団最悪タイ91年以来借金35
ロッテは1点リードの9回に逆転負け。勝てば日本ハムに並んで5月2日以来の5位浮上だったが、今季を象徴する惨敗で91年以来となる球団史上ワーストタイの借金35。
先発の二木が7回2失点と好投し、中村、鈴木が殊勲打を放つなど、伊東チルドレンが躍動しながら勝利には結びつかず。指揮官は「いい形で抑えてくれると思ったけど、これも今年勝てない原因のひとつ」と嘆いた。
【ロッテ】伊東監督辞任「ファンの方を失望させてしまった」後任に井口ら候補
ロッテ・伊東勤監督(54)が13日、今季限りで辞任することを発表した。この日、山室球団社長に正式に申し入れた。球団は来季も続投させる方針だったが、指揮官の決意が固く、報告を受けた重光オーナー代行も了承。シーズン終了まで指揮を全うする。
昨季までCSに3度進出も、5年目の今季は出場が絶望的。「歴史的にこれだけ負けているのが一番の理由。ファンの方を失望させてしまった」。球宴前にユニホームを脱ぐ覚悟を固め、最終戦まで胸に秘めて戦うつもりでいた。この日も選手には伝えていないが、球団に迷惑をかけられない思いから公言した。昨オフに大型補強を条件に続投要請を受諾したが、主砲のデスパイネに代わる新外国人が極度の不振。思い描いた戦力を得られず、山室社長は「我々も力不足だった」と責任を認めた。シーズン終了までに決定を目指す新監督について、同社長は「全くの白紙」と説明。事実、球団内で指揮官を交代させる声は出ず、続投を想定していたため、後任探しには着手していない。今後は内部昇格を含め、大村三郎スペシャルアシスタント、今季限りで引退する井口、韓国球界で指導者を務めるトレイ・ヒルマン氏、フリオ・フランコ氏らが候補に挙がりそうだ。
【ロッテ】伊東監督、今季限りでの辞任表明「結果がすべての世界だから当然」
ロッテ・伊東勤監督(54)は13日、今季限りで辞任する意向を表明した。今季終了までは指揮を執る。
今季は12日まで33勝66敗1分けの最下位と低迷。球団は昨季までの4年で3度CSに進出させた実績から続投させる方針だったが、5日の楽天戦(コボパーク)後に球団幹部に伝えたという。
選手にはまだ知らせておらず「成績が思わしくなくて、早い段階から思っていた。結果がすべての世界だから当然のこと。(幹部からは)わかりましたと言っていただいて、今年いっぱいでユニホームを脱ぐことは確実です。性格的に途中で投げ出すことは嫌だった。責任をかぶるのは自分ひとりでいい」と固い決意を示した。
(以上 報知)
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ロッテ、借金球団ワーストタイ35…伊東監督「最後の詰めが甘い」
ロッテは、一度は逆転しながら、土壇場でうっちゃられた。借金35は球団最多タイ。
伊東監督は「最後の詰めが甘い。これも勝てなかった原因の1つ」と振り返った。「お客さんがたくさん入ってくれたのに」と残念そうだった。
ロッテ逆転負け、田村は3フィート規則生かせず…辞任表明の伊東監督「詰めが原因」
ロッテは逆転しながら迎えた九回に暗転劇が待っていた。連敗。勝てば、日本ハムと同率の5位だったが、白星はスルリと逃げた。
この日、今季限りでの辞任を表明した伊東監督は、「最後は詰めがね…。後ろがね…。これも勝てなかった原因の1つ」と切り出した。
九回。1点のリードを背負い益田がマウンドに上がったが、浅村、山川に連打されて一、三塁としてしまう。
続く栗山が右へ同点の犠飛。イヤな予感がグラウンドに広がる。
さらに外崎が二塁内野安打で一、二塁。ここで炭谷が左前に逆転打を放った。さらに二、三塁となった。
益田に替わってチェンがマウンドに上がった。
渡辺の代打・水口が1-1からの3球目をスクイズを試みたが空振り。三塁走者・外崎が本塁へ向かっていた。
田村が追いかけて右手でタッチにいった。外崎が内に走路を膨らませた。スリーフィートオーバーかと思われたが、審判からアウトのコールはない。
田村は慌てて本塁カバーのチェンに送球したものの、外崎は一足早く本塁を踏んだ。
ボールは田村の左手のミットにあった。持っている手でタッチにいかないと、スリーフィートオーバーは認められない。(記録は本盗)
3点目が入り、さらに金子侑のタイムリーも飛び出してこの回「4」が刻まれた。
先発の二木が六回までに2点を失った。
しかし、ロッテ打線は六回に逆転した。
無死満塁の絶好機をつかみ、中村が左翼フェンス直撃の2点二塁打、そして鈴木が一、二塁間を破る一度は勝ち越しとなる一打を放った。
勝ちたい試合だった。
試合前に伊東監督の辞任報道があった。
井口は、「みんなビックリしていた。ボクも驚いた。(ナイン間では)逆にだれもそんな話はしなかった」と明かした。
また、選手会長の角中は、「やっぱり自分らのせい。かなり多いと思うので残念ではあります。特別変わった雰囲気はなかった」と言った。
だが、2人に共通したのは、「やることはまだあるので、全員で頑張っていく」という言葉だった。
伊東監督は、試合前の辞任報道の影響を問われ、「報道は関係ないです。だいぶ前に決めていたことですから」と振り返り、「お客さんがたくさん入ってくれたのに…」と暗転劇を悔やんだ。
16日からは札幌に乗り込んで日本ハムとの直接対決2連戦。5位浮上への戦いは続く。
ロッテ逆転負けで2連敗、伊東監督は今季限りでの辞任表明
西武が2連勝でカード勝ち越し。二回に炭谷の左中間適時二塁打で1点を先制。六回は浅村の右犠飛で2点目。2-3の九回は栗山の右犠飛で同点とし、炭谷の左前適時打で再逆転。金子侑の左線適時二塁打などでこの回4点を奪った。
先発・ファイフは六回途中6安打3失点。
伊東監督が今季限りでの引退を表明したロッテは2連敗。0-2の六回に中村の左線2点二塁打で同点とし、続く鈴木の右前適時打で1点を勝ち越したが、九回に逆転された。先発・二木は7回5安打2失点。
ロッテ伊東監督、今季限り辞任表明 次期監督フランコ氏有力、井口も候補に
ロッテの伊東勤監督(54)が13日の西武戦前、低迷の責任を取って今季限りでの辞任を表明した。この日の朝、山室晋也球団社長(57)に「成績不振の責任を取ってユニホームを脱ぎたい」と正式に申し入れ、了承された。シーズン終了までは指揮を執る。
33勝68敗1分けの最下位。5月16日に37試合目で自力優勝の可能性が消滅するなど、伊東監督は「早い段階から決めていた。(不振は)現場の責任者である自分の責任です」と、仙台遠征中の5日に林球団本部長に辞意を伝えていた。
13年にロッテ監督に就任し、過去4年で3度のAクラス入り。だが「(今年は)歴史的な負けでしょう。トータルで見る人もいるだろうが、私は1年1年が勝負と思ってやってきた」と今季の不振を辞任の理由とした。
山室社長は「勝負師としてのケジメを付けたいということだった。それを尊重した」と話した。次期監督については「今は白紙です」としたが、OBで現在は韓国ロッテで1軍打撃コーチを務めるフリオ・フランコ氏(58)が有力視されている。
昨年、2軍打撃コーチに就任したフランコ氏は同年8月に1軍打撃コーチに昇格。これは将来のロッテ復帰をにらんだ“勉強”のためと言われている。また、今季限りで引退する井口資仁内野手(42)も候補のひとりに挙がっており、シーズン終了までに一本化する方針。
(以上 デイリー)
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ロッテ球団ワーストタイ借金「35」 辞任発表の伊東監督「試合と関係ない」
9回に益田が逆転許して敗戦、「何とか勝てる采配をしたい」
試合前に伊東監督退任の激震が走ったロッテだが、戦いぶりも今季を象徴していた。
13日の西武戦、5月2日以来の5位浮上がかかっていた一戦は3-6で敗れ、借金も球団ワーストタイの「35」に。3-2の9回に益田が抑えに失敗。守護神不在のツケがもろに出た。
先頭浅村に12球粘られて許した内野安打がきっかけで4失点を喫し逆転負け。山川に左中間打、栗山にあっさり同点犠飛、炭谷に勝ち越しの左前適時打を許した。ここでチェンを投入。代打水口のスクイズを外し、三塁走者の外崎を三本間に挟んだ。ここで田村は右手でタッチにいくも、ボールは左手のミットの中。「(外崎は)スリーフィートオーバーじゃないかと抗議したが、審判にボールを持っている手でタグしないと、タッチとは認められないと言われた」と伊東監督も苦笑いを浮かべるしかない。本盗になり決定的な5点目が入った。
6回までに0-2とリードされた一戦。しかし、6回に中村が同点適時打。キャプテンの鈴木も「勝たないといけない」と執念で右前に3点目のタイムリーを放ち、二木も7回まで粘って投げた。それでも、勝ちにはつながらず。
「(監督退任は)直接試合と関係ないと思うが、今日もお客さんの声援に応えたいと、選手もグランドに立っていると思う。どういう状況になろうと勝つことが大事」と伊東監督。今季でユニフォームを脱ぐことは、だいぶ前に決めていたという指揮官は「(残り試合に)何とか勝てる采配をしたい」と淡々と語った。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ伊東監督、今季限りで辞任 すでに了承「歴史的な負けが1番の理由」
極度の成績不振で球団幹部に辞任申し入れ「シーズン最後まで指揮は執ります」
ロッテの伊東勤監督が13日、今季限りで辞任する意向を示した。すでに球団側も了承しているという。
伊東監督は2013年からロッテを指揮。同年は3位でクライマックスシリーズ(CS)に進出した。14年は4位に終わるも、15、16年は2年連続3位でCS進出を果たした。
しかし、今季は開幕から低迷。主力や新助っ人の不振で思うような成績を残せず、12日現在、101試合で33勝67敗1分けの借金34で最下位に沈んでいる。
この日、指揮官は「最近の報道で間違った方向にきていて、本当はシーズン終了まで黙っていようと思っていた。仙台の楽天第2戦(5日)の後、球団の上の人と食事した際、辞任を申し入れ、了承された。歴史的な負けが1番の理由」と話した。
また、「責任という言葉を何度か使ったが、そういう気持ちがあってのこと。休養しても代行の人に迷惑かけるので、シーズン最後まで指揮は執ります。コーチには先ほど話したが、動揺もあるだろうし、選手には話していない。勝負の世界は一年一年が勝負。今の戦力を含めて、監督を引き受けた訳だし、言い訳もしたくない」と胸中を吐露している。
ロッテ、伊東監督の後任は「全く白紙」 シーズン終了までに候補者一本化へ
山室球団社長「我々も力不足」、伊東監督に感謝「(次期監督は)さらに上のステージに上がれる人」
ロッテ伊東監督の辞意表明を受け、山室球団社長が13日にZOZOマリンで囲み取材に応じた。
今季限りで辞任することを明かした指揮官について「(この)5年間は高く評価し、評価は変わっていないが、ケジメというか、伊東さんんの性格から、そういうこと(辞意)はあり得ると(頭の)片隅にはあった」と説明。そして、「監督一人の責任ではなく、球団として、もっとやれるべきことはあった。外国人の不振とか、我々の力不足もあったと正直思う」とフロントの責任にも言及した。
辞意表明がなければ、来季も続投する可能性があったかについては「その方向性(来季の体制)は今の段階ではなかった」とあくまで、ユニホームを脱ぐ伊東監督の決意を尊重したという。
伊東監督は仙台での楽天戦で林球団本部長に辞任を申し出て、5日には球団幹部に伝わった。焦点は後任監督の人選だが「現状のところは全く白紙。候補者もお話しするレベルではない」と同社長。伊東監督が指揮した5年間で「自分たちもやれば優勝を狙えるという自信を植え付けてくれた」という。「それをつないで、さらに上のステージに上がれる人」を次期監督の条件にし「シーズン終了までには」と候補者の一本化を図ることを明らかにした。
今季限りでユニホームを脱ぐ井口資仁内野手や、ロッテジャイアンツで今季1軍打撃コーチをつとめ、1995年にロッテに在籍したフリオ・フランコ氏ら外国人監督も候補に挙がると見られる。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ伊東監督の辞任表明に井口「びっくり」、角中は「自分たちのせい」
痛恨逆転負けで二重のショックも、「ひとつでも勝てるようにやるしかない」
今季限りで退任することが明らかになったロッテ伊東監督に白星をプレゼントできなかった。13日の西武戦。3-2と1点リードの9回に益田が打ち込まれ、3-6で逆転負け。二重のショックがチームを覆った。
今季限りで引退する井口は「みんなびっくりした。でも僕らがやることは変わらない。残り試合がある限り、少しでも上にいけるように頑張るしかない」と話した。選手会長の角中は「自分たちのせいというのが、かなり多いと思う。残念ではありますが、ひとつでも勝てるようにやるしかない」と責任を感じている。
角中は3回先頭で三塁打。13試合連続安打で打率も.276まで上げてきた。遅すぎるかもしれないが、来季につながる巻き返しをファンも期待している。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
「監督がいる間に―」 ロッテ二木、白星ならずも伊東監督に「成長」誓う
7回2失点も逆転負けで白星ならず、伊東監督に「まだまだいいところを見せられるように」
ロッテのチーム勝ち頭、二木康太投手は13日の西武戦で7回119球球5安打2失点で勝ち投手の権利を手に降板した。しかし、3-2の9回に抑えの益田が4番浅村から始まる西武打線につかまり、3-6で逆転負け。6勝目はならなかった。
2回に外崎、炭谷の連続長打で1失点。立ち上がりから球数が多く、2回で48球と制球に苦労した。それでも粘って投げ、6回無死二、三塁で浅村に2点目の右犠飛を許したが、山川をカーブで三振。さらに、栗山を左飛と傷口を最小に留めた。
その裏、二木の粘りに応えるように、打線も奮起。中村、鈴木の連続適時打で3点と逆転してみせた。「後半の勝負所でギアを一段あげるのがテーマ」と
言う通り、7回には外崎をフォークで空振り三振。炭谷もフォークで三ゴロ。渡辺からは146キロの速球で空振り三振を奪った。
試合前に伊東監督の今季限りの退任が明らかなった中での先発。「(昨年後半の)悪い時期でも使ってもらって、成長できた。監督がいる間に、もっと成長する姿を見せたいが、まだ残り試合もある。まだまだいいところを見せられるように頑張りたい」とショックを振り払っていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ勝ち頭の二木「今年は達成感がある」エース涌井を手本に6勝目へ
6日の楽天戦では1失点完投で5勝目マーク
5勝5敗で防御率3.56。チーム勝ち頭のロッテ二木康太が13日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する。
開幕から4連勝もバックの援護にも恵まれず、6月17日の交流戦(巨人戦)から5連敗。負けが先行していたが、8月6日の楽天戦に126球1失点、今季2度目の完投で、約1か月ぶりに勝ち星を挙げた。
4年目右腕は「(完投での)張りはいつもより強いが影響はない。いい意味で割り切って投げている。調子が悪くても、どうにかなると、自分に言い聞かせている。昨年後半は投げるのも嫌な時期もあったが、今年は達成感がある」と頼もしい。
6日の楽天戦では9三振を奪っているが「三振を狙いにいって取れている。涌井さんも(試合)後半で150キロを投げて、ギアを1つ上げられている」と、先輩エースを手本に6勝目を狙いにいく。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
ロッテ福浦のボブルヘッド人形が完売「売り切れた? それはヤバイね!」
球団史上、ボブルヘッド人形の即日完売は初
ロッテは、8月11日に発売した福浦和也選手FUKU-METER付きボブルヘッド人形が発売当日に完売したと発表した。1000個用意されたボブルヘッド人形は、台座の部分に2000本安打へのカウントができるFUKU-METER付き。球団によれば、これまで数多くのボブルヘッド人形を発売したが、即日完売は初の出来事だったという。
球団初の“快挙”を達成した福浦は「売り切れた? それはヤバいね! チームメートからも欲しいと言われたりと反響が多くて自分もビックリです。期待に応えられるように、とにかく必死に頑張るだけです」と、シーズン終了までの健闘を誓った。
(以上 フルカウント)
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伊東監督辞任表明のロッテ、逆転負け 益田がセーブ失敗、5位浮上逃す
ロッテは試合前、伊東監督が今季限りでの辞任を表明。直後の試合を何としてもモノにしたかったが、9回に登板した益田の乱調もあり逆転負けを喫した。
ロッテは2点を追う6回、相手先発・ファイフの乱調もあり無死満塁の好機を作ると、6番中村が左翼への2点適時二塁打を放ち同点。さらに7番鈴木も右前適時打で続き、一気に3-2と勝ち越した。
前回登板の楽天戦で完投勝利を挙げている先発・二木は、2回に2連続長打を浴び失点。0-1の6回は四球絡みで2点目を失ったが、逆転してもらった直後の7回は3者凡退で締め、6勝目の権利を持って降板した。
しかし1点リードの9回、抑えの益田が連打で無死一、三塁のピンチを招くと、6番栗山に右犠飛を許し同点。さらに益田は、8番炭谷に勝ち越し適時打を許し降板。代わったチェンも失点を重ね、9回だけで4点を失った。
指揮官の想いに応えたいロッテナインだったが、西武の粘りに屈し逆転負け。勝利すれば日本ハムと並び5位浮上となる一戦だったが、この日も詰めの甘さを露呈し、借金は「35」となった。
(ベースボールキング)
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【西武目線】
「そういう気持ちがひと踏ん張りに」/辻監督
西武は浅村が1点を追う9回に、三ゴロで一塁にヘッドスライディング。内野安打となり一挙4点を奪い、試合をひっくり返した。辻発彦監督のコメント。
「あれだけ粘って必死に塁に出てくれた。そういう気持ちが(チームの)ひと踏ん張りにつながった」。
西武・炭谷 “恩返し”V打「基礎を教えてもらった」
西武は1点を追う9回に4点を奪い逆転勝ち。決勝の左前適時打を放った炭谷は辞任を発表したロッテ・伊東監督が西武監督時代の06年から2年間共に戦った。
「1年目から使ってもらって基礎を教えてもらった。ずっと感謝しているし尊敬しています」と語った。チームは今季最多タイの貯金19。辻監督は「みんな疲れている。大きな意味のある1勝」と声を弾ませた。
西武 9回に集中打で逆転勝ち 辻監督「みんな疲れている中で大きな価値のある1勝」
西武は1点を追う9回に5本の集中打で4点を奪い逆転勝利。試合の流れを変えたのは浅村の執念だった。
9回に先頭の浅村が三塁へのボテボテの打球で「とっさに出ました」とヘッドスライディングで内野安打。6日のソフトバンク戦でも一塁へのヘッドスライディングした際に左肩を痛めてまだ万全ではない。「今日は僕じゃないですよ。山川が併殺打もある場面で思いっきり打ってくれた」と謙遜したが、辻監督は「浅村が(左肩を)痛めているのにああいうプレーをしてくれた。みんな疲れている中で大きな価値のある1勝」と称えていた。
(以上 スポニチ)
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西武が九回猛攻4点!辻監督、逆転勝ちに笑顔「きょうの勝ちは大きい」
2-3の九回、浅村の内野安打と続く山川の安打で好機をつくり、栗山の犠飛で同点。さらに一死一、二塁で炭谷が「なんとかつなごう」と左前に運び、代走・木村文が二塁から生還して勝ち越した。その後も外崎の本盗と金子侑の適時二塁打で得点を重ねた。土壇場で4点を奪った打線に辻監督は「きょうの勝ちは大きい」と笑顔を見せた。
西武・辻監督、本盗で加点の外崎に笑顔「粘ってくれました」
西武の外崎が本盗を決めた。九回、4-3と逆転してなお一死二、三塁でベンチからスクイズのサインが出てスタートを切ったが、代打水口は空振り。危うく三本間に挟まれかけたが、捕手のタッチをよけて本塁に生還した。
ロッテの伊東監督が判定に抗議したように際どいプレーだったが、ミスを帳消しにする走塁に辻監督は「粘ってくれました」と笑顔だった。
シュリッター(来日初勝利)
「うれしいしチームが勝てて良かった」
栗山(九回に同点犠飛)
「最低限、外野まで飛ばせて本当にうれしい」
(以上 サンスポ)
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西武辻監督「勝ちにつながった」浅村のヘッスラ評価
西武が土壇場の逆転劇でカード勝ち越しを決めた。
1点ビハインドの9回、先頭の浅村が三ゴロで一塁へヘッドスライディング。内野安打を奪うと、続く山川が中前打でつなぎ、栗山の犠飛で同点に追いついた。さらに1死一、二塁から炭谷が左前に勝ち越しの決勝打。その後も金子侑が適時二塁打を放つなど、この回一挙4点を挙げた。
辻発彦監督(58)は「肩を痛めてる浅村が、必死に塁に出てくれて、山川の目つきも変わった。そういう気持ちが、勝ちにつながったんじゃないかな。みんな疲れている中で大きな意味がある1勝」と、主将浅村の気迫と、チームの粘りをたたえた。
投手陣も踏ん張りをみせ、「(先発)ファイフは前回よりもよかった。(四球から3失点した)6回だけ。武隈も完璧だったし、シュリッターもうまく(8回の相手打線を)切ってくれたから流れがきたと思う」と評価した。
西武炭谷が適時二塁打「先制点が取れて良かった」
西武炭谷銀仁朗捕手(30)が先制打を放った。
2回1死三塁から、144キロ直球を左中間に運ぶ適時二塁打。
外崎の好走塁による三塁打をしっかり得点につなげ、「先制点が取れて良かったです」とコメントした。
(以上 日刊)
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西武、炭谷V打で今季最多タイの貯金19
西武・炭谷が逆転勝利を呼び込んだ。
1点差を追いついた九回1死一、二塁から、決勝の左前適時打。「みんなが必死につないでくれたチャンスだったので、いい結果が出て良かった」。二回にも先制の適時二塁打を放ち、貯金を今季最多タイの19とした。
(デイリー)
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