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拾い読み★2016-032≪コラム記事≫

2016年02月01日 20時48分47秒 | マリーンズ2016
伊東流“がぶりキャンプ”。最大の見どころはドラ1・平沢vs大地のぶつかり稽古!?【ほぼ月刊マリーンズ#10】

 ペナントの行方を占う春季キャンプがいよいよスタート。今年も待ちに待った野球シーズンがやってきた。編集部からの「今季のキーマンをひとり挙げてくれ」というお題で書くことになった今回のコラム。我らがマリーンズはもちろん、キャプテンマークのあの男!!

石垣キャンプの最注目は気がかりな内野陣

「今季のマリーンズのキーマンをひとり挙げてくれ」

 そう言われたら、ファンの方々は果たして誰の名前を挙げるだろう。

 投手陣なら、2ケタ勝利まであと一歩だった“石垣の星”大嶺祐太の飛躍には大いに期待したいし、実に6年ぶりに何事もなくキャンプインしたというだけで、やたらと僕らをソワソワさせている内竜也の仕上がり具合も気になるところ。同じ中継ぎでは、昨季の後半戦で防御率0.00と見事に復活した数少ないサウスポー、松永昂大の存在も捨てがたい。

 大谷智久から西野勇士につなぐ必勝リレーに、左右の両輪、内&松永、そして13年のタイトルホルダー、益田直也が万全の状態で加わってくれれば、その盤石ぶりはリーグ屈指。やや手薄な先発陣にとっても、これほど心強いことはないだろう。

 一方の野手陣はと言うと──。すでに捕手&外野には、ある程度計算の立つ顔ぶれがそろっているだけに、やはり注目ポイントは、今江敏晃&ルイス・クルーズの退団で、いまのところ不安要素しかない内野の布陣をどう整備するかの、一点に尽きる。

 期待のゴールデンルーキー・平沢大河が、高卒新人内野手としては、かの立浪和義以来28年ぶりとなる開幕スタメンをゲットし、前回のコラムでも取りあげた新外国人ヤマイコ・ナバーロが、ファンの心配を杞憂に終わらせるほどの大爆発をみせる……なんてことが現実に起きれば、もはやなにも言うことはないけれど、そうは問屋が卸してくれないのがプロの世界。

 仮にも昨季Aクラス入りしたチームが、のっけから実力未知数の新戦力頼みにならずとも済むよう、ここはひとつ、スタメン候補の内野陣には、いい意味での先輩ヅラで「チャンスは俺がモノにする」という心意気、執念を見せてほしいものだ。

キャプテン大地の打率が浮沈のバロメータに

 そんなわけで、今季のマリーンズのウィークポイントは、とにもかくにも脆弱な内野。となれば、チームの浮沈を左右するキーマンは、今季も引き続きキャプテンマークをつける背番号「7」。鈴木大地をおいて他にはいまい。

 なにしろ彼は、藤岡貴裕、唐川侑己、吉原正平、益田直也、阿部和成、高濱卓也、井上晴哉……と、チーム内でも一大勢力となっている89年世代のまとめ役であり、遊撃手部門で12球団トップの守備率.985を誇るマリーンズの守備のかなめ。

 たとえ数字には表れないイージーミスがちょくちょく目につこうが、「守備範囲が狭い」「肩が弱い」と言われようが、キャプテンたる彼が、ポッと出のド新人に、3年間守り続けたそのポジションを容易に奪われるようでは、チームとしてのお先は真っ暗なのである。

 ちなみに、下記の表は歴代の主要遊撃手10人が打率3割に初到達したシーズンの成績を一覧にしたものだが、名実ともに“一流”と呼ばれる存在になるためには、大地本人も目標に掲げている打率.300、OPSにして.750、ヒット170本あたりのクリアは必須条件。加えて、ホームランor盗塁のいずれかは2ケタをクリアしてほしい、というのが正直なところではあるだろう。



ともあれ、16年目で初到達の金子誠は例外としても、ここに挙げた10人は、総じて5~6年目で“条件”をクリアしている選手ばかり。裏を返せば、今季まさにその5年目に突入する彼が、真のチームリーダー、精神的支柱としてひと皮剥けられるか否かに、シーズンの行末、引いてはマリーンズの未来そのものが懸かっていると言ってもいい。

 我らが伊東勤監督は、キャンプ地・石垣に入るにあたり、同じ千葉の松戸に部屋を構える佐渡ヶ嶽部屋の大関・琴奨菊の優勝にあやかって「がぶりキャンプで行く」と宣言した。

 だとすれば、なおのことキャプテン大地には、ルーキー平沢の“ぶつかり稽古”にドーンと胸を貸しつつ、それを一蹴するぐらいの“横綱相撲”を期待したい──。

(ベースボールチャンネル)






今季は青vs赤!「埼玉vs.千葉シリーズ2016」開催決定



5試合が対象試合に

 埼玉西武ライオンズと千葉ロッテマリーンズは2月1日、2013年から開催している「埼玉vs.千葉シリーズ2016」を、今年も開催すると発表した。
 2016シーズンは、西武プリンスドームで2試合、QVCマリンフィールドで3試合の計5試合が対象となっている。
 同企画では、両球団ともに地域名の入ったユニフォーム、埼玉西武は『Saitamaユニフォーム』、千葉ロッテは『CHIBAユニフォーム』を着用する。
 各日とも、様々なイベントを開催する予定だ。
 埼玉と千葉、両県の誇りを胸に今年も激突する「埼玉vs.千葉シリーズ2016」に期待しよう。

【「埼玉vs.千葉シリーズ2016」実施概要】
名称:埼玉vs.千葉シリーズ2016(さいたまちばシリーズ2016)

各本拠地での開催日程
◆ライオンズ主催試合
6月25日(土)埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズ(西武プリンスドーム)
6月26日(日)埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズ(西武プリンスドーム)

◆マリーンズ主催試合
9月2日(金)千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズ(QVC マリンフィールド)
9月3日(土)千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズ(QVC マリンフィールド)
9月4日(日)千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズ(QVC マリンフィールド)

 イベントなどの詳細は決まり次第改めて告知いたします。

(ベースボールチャンネル)






12球団キャンプ入り。見どころは監督たちの「穴埋め策」だ

ついに球春到来。プロ野球12球団の春季キャンプが始まった。新外国人に期待のルーキー、新監督など、今年も話題の多いキャンプになりそうだ。そこでヤクルト、日本ハムなど、セ・パ両リーグの4球団でプレーした解説者の野口寿浩氏にキャンプの見どころについて語ってもらった。

 近年のプロ野球は若い監督が増えてきていますが、特に今季のセ・リーグは金本知憲、高橋由伸、アレックス・ラミレスの3人が新たに監督に就任しました。平均年齢も一気に若返り、彼らがどんな野球を見せてくれるのか、非常に興味があります。

 高橋監督は前任の原辰徳監督の野球を引き継ぎたいと言っていましたが、そのなかでも自分らしさというのが出てくると思うんです。そういうところをキャンプでしっかりと見たいと思います。

 私が個人的にいちばん注目しているのは、金本監督です。現役時代の彼は思うところがありながらプレーしていたので、監督になったことで自分の本当にやりたかった野球を実現してほしいですよね。

 野手は、マウロ・ゴメス、福留孝介、鳥谷敬以外はレギュラー白紙と公言したように、メンバーがガラリと変わる可能性がある。阪神も世代交代の時期で、そのためには若手の成長が不可欠です。金本監督は彼らを伸ばす力を持っていると思いますし、どういう方法で選手を育てるのか見てみたいですね。

 OBとしては、3年目の梅野隆太郎(捕手)、2年目の江越大賀と横田慎太郎(ともに外野手)が開幕からスタメンに名を連ねるぐらい、キャンプ、オープン戦を通じて成長してほしいと思っています。

また、それぞれのチームの監督がオフに抜けた戦力の穴をどう埋めようとしているのかを見るのも、キャンプならではの楽しみ方のひとつだと思います。それを見れば、監督の目指しているものやチームの方針が見えてきますからね。

 そういう意味で、今年は今江敏晃(楽天に移籍)とルイス・クルーズ(巨人に移籍)という内野の主力がそろって抜けたロッテには大注目です。伊東勤監督がふたりの穴をどう埋めていくのか見てみたいですね。

 たとえば、今江と同じようなタイプの選手を起用するのか。それとも足の速い小技の利く選手にするのか。特にロッテは、平沢大河というスーパールーキーが加わりました。彼を1年目から大抜擢するのかどうかにも注目です。当然、「平沢に負けられない」と先輩たちの目の色も変わるだろうし、いい競争が繰り広げられそうです。


 あと、逆の意味で巨人の内野手争いも興味深いですよね。クルーズが加わり、西武から脇谷亮太をFAで獲得しました。それに新外国人のギャレット・ジョーンズも外野の選手ですが、ファーストも守らせるという話もあります。巨人らしいというか、余剰戦力過剰になりつつあります(笑)。これを高橋監督がどう整理し、起用していくのか。手腕が問われますね。

 それと、私は捕手出身ですので、やはり各チームの正捕手争いは気になりますね。ここ数年、正捕手を固定できないチームが多く、捕手受難の時代でもあります。

 西武にしても炭谷銀仁という捕手がいながら、森友哉を捕手で使うという話です。”打てる捕手”を育てたいという思いは、どのチームもあると思うんです。でも、それが難しい(笑)。

 日本ハムも近藤健介という打てる選手がいますが、昨年も本職の捕手ではなくDHでの起用がほとんどでした。森、近藤を捕手として育てるのか、それともバッティングを最優先して他のポジションで使うのか、注目したいところです。

 阪神も打撃に定評のある梅野を起用するのか、ベテランの鶴岡一成でいくのか、それともドラフト2位ルーキーの坂本誠志郎なのか。金本監督が誰を選ぶのか楽しみなところです。

 そして巨人は阿部慎之助を捕手に復帰させるという話が持ち上がっています。その意図はどこにあるのかを、キャンプ、オープン戦を通して見ていきたいと思います。

 この他にも、新外国人の実力や急成長している若手など、キャンプの見どころはいっぱいあります。今年1年のチームの土台を作るのがキャンプですので、とにかくファンにとっては心踊る期間でしょう。ひと足早く、球春到来を楽しんでいただきたいですね。

島村誠也●文
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