goo blog サービス終了のお知らせ 

ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム備忘録【11/20~11/21】

2018年11月21日 13時36分52秒 | マリーンズ2018
≪2018/11/20≫

【千葉魂】100パーセントの日々 秋季キャンプで求めた全力

 闘う態勢は新段階に入った。就任して2度目の秋季キャンプ。井口資仁監督がテーマに掲げたのは「100パーセント」だった。だから、キャンプ前日の全体ミーティングで選手たちに強い気持ちで伝えた。

 「みんな、どこかで力をセーブしていないか。練習も100パーセントでやってくれ。練習で100パーセントの力を出せないヤツが大事な試合で100パーセントの力を発揮できるわけない。せいぜい70パーセント、いや60パーセントだ! やり切ってくれ」

    □     ■     □

 現役時代、つねに全力でグラウンドに立ってきた男は若い選手たちに練習でも全力で挑む必要性を説いた。「練習のための練習はいらないんだ」。ユニフォームを着てグラウンドに立てば、たとえ公式戦でなくても生きるか死ぬかの戦い。仲間と競争し、自己アピールし勝ち抜く。そんな追い込まれた戦いの日々の中でこそ人は成長する。組織は強固のものとなる。1年目から競争原理をチームに注入したが、さらなる激化を求めた。シーズン中盤まで首位をうかがえる位置につけながら大失速した2018年。弱さの一つに「100パーセント」の欠如を感じ取り、猛省した。だから新たな戦いへの序章となる秋季キャンプでは、全ての練習で全力を求めた。余力を許さなかった。

 「ここぞという場面の一打、球際のプレーは練習から100パーセントでやっているから生まれる。アップもランニングも100パーセントでやってもらった。強いスイングに、強い投球を求めた」

 量を重視すれば選手たちはどうしても力を残そうとする。質を極めるため秋季キャンプでの全体練習メニューは昨年より短く設定した。そして参加選手も絞り、若手を中心に少ないメンバーを選定。目を光らせ会話を繰り返した。今にも倒れ込みそうな鍛錬が続いた。うれしかったことがあった。ヘトヘトになった選手たちは指示された練習が終わると自発的に体を動かしていた。自分の欠点を見つめ直すように室内練習場に移動し、コツコツと反復練習を繰り返していた。午前9時開始の全体練習。その1時間より前に選手たちはウエートルームに現れ筋トレも行っていた。誰もが悔しかった1年。気持ちを共有できているのがうれしく、新たなシーズンへの光明を感じた。

 「失速して5位に終わったという事実を真摯(しんし)に受け止めたい。どうしたら立て直せるか。新戦力も現有戦力の底上げもいろいろな部分を含めて自分なりに考えていきたい。来季を見据えながらこの新しいスタートでしっかりとした土台をつくりたいと思った。選手たちはそんな中で力を出し切って練習をしてくれた」

    □     ■     □

 シーズン中、指揮官は野球漬けの日々を送った。ナイターの練習前にネット配信される2軍戦を必ずチェックするのが日課だった。ナイター後はその日の試合をもう一度見直し、反省を繰り返した。朝、起きるとチャンネルを合わせるのは決まってメジャーリーグだった。「今年が一番、野球を見ていたなあ」と1年目の戦いの日々を振り返り、思わず笑った。そこには現役時代以上の勝利への空腹感があった。だから寝ている時も野球を考えた。反省を繰り返した。全力を出し切る選手たちに少しでも勝利の味を知ってもらいたい。秋季キャンプを終えた指揮官の目はもうすでに先を見据えていた。時間には限りがあるが、心は無限。次から次へと新たな策が頭を巡っていた。

 「選手たちには、このオフはしっかりと過ごしてほしい。ここで満足しないで、緩むことなく過ごしてほしい。キャンプが終わって明日から休むのではなく、オフも100パーセントの気持ちで過ごしてほしい。オレも勝てるチームをつくるため色々と考えていく」

 選手たちには2月1日キャンプインの日の紅白戦実施を伝えている。初日から全員参加の実戦のゴングを鳴らし、状態を見極めるつもりだ。秋のキャンプが終わり、ファン感謝デーも終わり、いよいよオフシーズンに入る。しかし2年連続で下位に沈んだマリーンズは休まない。選手は体を磨き、将は策を巡らす。2019年。上だけを目指す1年。真っ直ぐ上へ、上へ。マリーンズを最高の勝利者とするため全力での躍動の日々を続ける。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)

***************************************************

≪2018/11/20≫

中村、井上が覚醒、平沢の台頭 課題もまだ山積み…ロッテの2018年

チーム盗塁が78から124へ増加、機動力野球には一定の成果

 球団ワーストの成績に終わった昨季からの巻き返しを図った千葉ロッテ。しかし今季は、リーグ6位から5位へとひとつ順位を上げるにとどまった。今後に向けて楽しみな要素は少なくなかったものの、上位進出に向けて課題はまだまだ山積みだ。

 昨季はともにリーグ最下位となるチーム打率.233、479得点と貧打にあえいだ打線は、リーグ4位の打率.247、534得点と改善を見せた。盗塁も前年の78から124へと大きく増加しており、井口新監督が掲げた機動力野球は初年度から一定の成果を挙げた。

 投手陣では、先発の涌井と石川の両輪が復調し、新加入のボルシンガーも抜群の安定感を見せて初年度から大活躍。これらの要素がかみ合ったことで、交流戦は11勝7敗の3位。リーグ5位ながら、前半戦で40勝38敗2分と貯金を作った。その勢いのまま、後半戦は2年ぶりのAクラス入りを目指す…はずだった。

 だが、7月9日に荻野貴が右手指に投球を受けて負傷離脱すると、オールスターを挟んで流れは一変。前半戦だけで9勝を挙げてタイトル争いにも加わっていた石川と、破竹の11連勝を飾っていたボルシンガーがそれぞれ違和感を訴えて離脱した。先発陣は駒不足が深刻となり、負担の増したリリーフ陣も安定感を失う負のスパイラルに陥った。

 シーズン終盤には前年の先発ローテの柱だった二木が復調したが、投手陣を救うまでには至らず。最終的な成績は59勝81敗3分で、最下位の東北楽天とはわずか1ゲーム差。「マクレ」を合言葉に誓った上位進出は果たせなかった。

有吉が先発、唐川は中継ぎで、それぞれ新境地を開拓

 しかし、明るい話題も少なくはない。今シーズン途中から外野に挑戦し、自己最多112試合に出場した平沢が台頭。打率は.213ながら出塁率は.328を記録しており、チャンスメーカーとしての資質を十分に示してみせた。バッティングの確実性が高まれば、20歳のホープがさらなる飛躍を果たせる可能性は高いだろう。

 また、素質を見込まれながらもこれまで本領を発揮しきれていなかった選手たちが一皮も二皮も剥けた。2014年ドラフト1位の中村はフルイニング出場を果たし、二塁手としてゴールデン・グラブ賞も獲得した。リーグ10位の打率.284、同6位の157安打に加えて、39盗塁でタイトル争いを繰り広げ、機動力野球を象徴する存在としてひとり立ちした。

 これまで一軍通算4本塁打となかなか殻を破れなかった井上も覚醒。規定打席に到達し、打率.292、24本塁打、99打点と、打撃主要3部門すべてで好成績を収めた。ロッテの選手で20本塁打以上を放ったのは、2013年の井口監督以来のことで、その存在感のある打撃はチームにとって明るい材料となった。

 投手陣では、中継ぎとしては開幕から不振が続いた有吉が先発に転向して新境地を開拓。かつてエース候補と目されながら、ここ数年は結果を残せていなかった唐川もリリーフに回り、復活に向けて新たな一歩を踏み出している。

 まさにどん底だった昨季に比べれば少なからず成績を向上させ、投打ともに薄い選手層の改善も図れた印象の千葉ロッテ。来季は本拠地のホームランゾーンも広がるだけに、個々の本塁打数の増加にも期待したいところだ。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

***************************************************

≪2018/11/20≫

ロッテ新外国人バルガス、巨漢の両打ち大砲は救世主になれるか「契約を伸ばせれば」

母国メディアの取材でオファー時の状況を振り返る
 今月6日に千葉ロッテマリーンズとの契約が発表されたケニス・バルガス内野手。現在、母国プエルトリコのウインターリーグでプレーしている彼が、地元紙『エル・ヌエボ・ディア』のインタビューに応じた模様が17日(日本時間18日)に掲載されている。

 現在インディオス・デ・マジャゲスでプレー中の28歳は、「最後の最後に思わぬチームからのオファーが来た。それまでは、過去に私に関心を持ってくれていた他のチームからのオファーを待っていたのだけれど、ロッテが突然現れ、チャンスをくれたんだ」とオファー時の状況を振り返る。

 今季はミネソタ・ツインズ傘下の3Aロチェスター・レッドウイングスでプレーしていたバルガスは、「私はフリーエージェントではなかったので、ロッテがツインズと交渉してくれた。ロッテはパワーヒッターの一塁手を探していたようで、私の売却をツインズに求めて、ツインズがそれに合意したということだ」と述べる。

 新たな活躍の場を日本に求めたことについて「すごく興奮しているし、最高に満足している。私のキャリアにおいて新しいチャンスだ。経済的にも家族を豊かにさせられる。これは本当にありがたいことだ。長年頑張ってきたことへのちょっとしたご褒美だと思っているよ」と語っている。

 そして「契約は1年だ。神のご加護があれば、いいシーズンを送れる。そしてまたアメリカに戻れるチャンスがあれば戻るであろうし、そうでなければ2年、3年と日本での契約を伸ばせればと思っている」と続けた。

 ロッテとの契約時に発表されたボディサイズは身長196センチ、体重133キロとNPB史上に残る巨漢レベル。今季は3Aで21本塁打を放ち、MLBでも通算35発というスイッチヒッター(両打ち)の長距離砲だ。12球団最少の78本塁打に終わったロッテにとっては喉から手が出るほど欲しかった大砲。バルガスは2年目を迎える井口マリーンズの救世主となれるだろうか。

(ベースボールチャンネル)

***************************************************

≪2018/11/21≫

ロッテ安田がライバルと台湾WLでの共闘誓う 高校通算65発から1年目の収穫は?

ルーキーイヤーを終えたロッテのドラ1安田にインタビュー

 千葉ロッテの安田尚憲内野手は高卒1年目の今季、2軍で開幕からスタメン出場を続け、後半戦からは4番も務める英才教育を施された。8月10日にプロ初昇格を果たすと、12日のオリックス戦でプロ初安打、10月2日の福岡ソフトバンク戦でプロ初本塁打をマーク。1軍で打率.151、1本塁打、7打点という成績を残し、ルーキーイヤーを終えた。

 さらに10月19日から28日にかけて行われた「第2回 WBSC U-23ワールドカップ」に侍ジャパンの一員として参加し、大会MVPとベストナイン(一塁手)を受賞。確かな成長の跡を示した。

 安田はオフも実戦で腕を磨く。11月24日に台湾で開幕する「2018アジアウインターベースボールリーグ(AWB)」に、チームメイトの森遼大朗投手、和田康士朗外野手とともにNPBイースタン選抜の一員として参加する。そんな安田選手に、成長、収穫、課題点、レギュラーへの思いなどを語ってもらった。

――1年目はどんなシーズンでしたか?

「ケガなく1年やれたのは良かったと思います。この1年で成長したこと、課題が多々見つかったので、そういったものをオフシーズン、ウインターリーグを含め、しっかり見つめていきたいです」

――1年目を採点すると何点ですか?

「50点くらいですかね。上(1軍)で試合に出させてもらって、まだまだだなということを再確認しました。それを踏まえて来シーズンどう戦っていくかという目標が見えたので、一軍を感じられたことは、自分にとって大きなことでした。もっともっと磨かないといけないところがたくさんあるので、これからも向上心を忘れずにやっていきたいと思います」

――今季成長した部分は?

「1年間休まず戦って、プロ野球選手としての体力が徐々についてきたかなと思います。あとは金属バットから木製バットに変わって、まだまだですけど、プロの球の質、スピードに徐々に慣れてきました」

――体も大きくなってきています。

「1年間通してトレーニングをずっと続けてきたので、体重も増えています。体もできてきているので、このオフも変わらず作っていきます」

――収穫として感じたところは?

「1軍のピッチャーのレベルであったり、打球であったり、走塁であったり、この1年間やってきたこと全てが収穫というか、これからの財産になりました。それを踏まえて、『来シーズンは戦っていかないと』と思っています」

1軍で感じたプロの壁「真っすぐを打てないことには話にならない」

――夏場以降は自分の間合いで打てているように見えました。

「1軍に上がってピッチャーのレベルを感じて、自分のすべきことがわかりました。そこからは下(ファーム)でもいい感じでバットを振れていたので、2回目上がったときは、1回目に上がったときよりも自信を持って打席に入れました。そのおかげでホームランを1本打てました。その感覚を忘れずに来シーズンもやっていきたいです」

――打撃面での課題点は?

「強い真っすぐに負けないということです。そのためにスイングの形、軌道を直しています。もちろん強さもそうですし、やっぱり1軍の真っすぐを打てないことには話にならないので、それを今は課題にしています。春先は『2軍の真っすぐ』を打つことが課題でしたが、今は『1軍の投手の真っすぐ』をどう打つかというところに変わってきています。その辺は、少しずつですけど成長しているのではないかと思います」

――守備面は?

「サードというポジション上、打球も強いですし、難しいバウンドも来ます。全てにおいてスキルアップしないといけない。守備はまず基本をしっかり詰めてやりたいと思います」

――1軍の試合前練習では、鳥越ヘッドコーチに手取り足取り指導を受けていました。

「鳥越さんにも、今は1軍の根元コーチにも教えてもらっています。本当に毎日が勉強だと思っているので、しっかり話を聞いて、頭の中を整理してプレーしたいです」

――秋季キャンプでは全体練習が終わった後、室内練習場で特打をしていました。

「鴨川のキャンプ中は毎日やっていましたね。練習量をはじめとして、この時期しかできないことがたくさんあります。今はしっかり練習して、体力を付けて頑張っています。フォーム固めがまずは第一。大村コーチから『積極的にバットを振っていけ』と言われています」

――秋季キャンプが終われば、11月24日に台湾で開幕するAWBに参加します。

「1軍に上がって感じたことや、この1年で感じてきた課題、試したいことなど、ウインターリーグでしかできないことがたくさんあると思うので、来シーズンの成長のためにやっていきたいと思います」

ウインターリーグではヤクルトの村上とチームメートに

――チームメイトに同級生の東京ヤクルト・村上宗隆選手がいます。

「イースタンでずっと一緒にやってきたので、いろいろな話をして刺激はもらっています。ウインターリーグでも、そんなにバチバチ意識するわけではないですけど、同世代として切磋琢磨したいです」

――ウインターリーグではどんな課題を持っていますか?

「まずは真っすぐをしっかり打つこと。積極的な打撃、守備、走塁です」

――レギュラー定着を狙う三塁には鈴木大地内野手がいます。どういう存在ですか?

「サードのレギュラーですごく高い壁ではありますが、その中で自分がレギュラーを獲るという気持ちを持っておかないと、いつまでたっても勝負ができない。来シーズンは、強い気持ちを持って(春季)キャンプインしたいと思います」

――鈴木選手にここは負けていないぞと思うところはありますか?

「そんなに大それたことは言えないですけど、気持ちで負けてはダメだと思っています。大地さんはサードとしてのプライドが絶対あると思うので、自分もプライドを持ってやっていきます」

――来年から本拠地・ZOZOマリンにホームランラグーンが設置されるますが。

「球場の大きさが変わってもやることは一緒だと思うので、自分のスイングを打席の中でできたらと思います」

――最後に来季に向けて意気込みをお願いします。

「来季は開幕からスタメンを取れるように準備していきたいです。その上で、チームの勝利にしっかり貢献できるようにしたいと思います」

(「パ・リーグ インサイト」編集部)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 備忘録【11/19~11/20】 | トップ | 備忘録【11/21】 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

マリーンズ2018」カテゴリの最新記事