先日の志賀高原でTHETA Vをジンバルに装着して撮影した動画を記載します。
(ヘルメットに装着した動画はこちら ・・・振動が大きくお勧めできませんが)
奥志賀高原のエキスパートコース脇の林間コース(林道迂回コース)です。
こちらのコースは雪面もほぼフラットなのでジンバルを使うとかなり滑らかに撮影できます。
ソフト手振れ補正をかけていないので、所々カメラを大きく動かしてしまった時のブレが残ってしまいました。
このような林道コースではヘアピンカーブを滑りぬけていく時の車のドリフトのような視線変化が楽しい映像になります。
奥志賀高原の山頂(焼額からの連絡口)から第4ゲレンデを降り、横に移動して第3ゲレンデを滑っています。
こちらもソフト手振れ補正無しで出力していますが、そこそこスピードを出しているのでジンバルでも振動が取り切れていません。スキーの場合は雪面の凹凸から縦振動が伝わってくるのですが3軸ジンバルは構造上、上下動などの並行ブレは除去できないのでやはりジンバルを使用していてもソフト手振れ補正はかけるべきかなと思います。
なお、上下動はカメラを支点にした角度変化になるように持ち方で吸収させることで低減させることはできます。
また、今回は平坦部では早送りも使ってみました。開始と終了時に変化をなだらかにするイーズも付けたのですが、もう少し長い時間(2倍ぐらい)かけて変化させた方が自然に見えるでしょう。変化にかかる時間を延ばせないか、確認してみます。
志賀高原寺子屋スキー場での撮影。
ジンバルのモードを、方向固定モードにして撮影しています。このモードにすることでカメラを持つ手の角度が変わってもカメラは常に一定方向(スキーのフォールライン)を向き続けるので特に横方向の視線のブレがなくなり、酔いにくい安定した映像になるようです。
ゲレンデが左右に曲がっていたり振り向いた映像を撮りたい場合にはボタン操作でいったん解除してカメラの向きを変えることになりますが、今回の寺子屋ゲレンデはコース取りによっては左右への移動もあるものの、ほぼ一定方向に滑ってゆくコースなのでジンバルの方向固定モードが特に有効でした。
撮影対象が左右や後ろに移動するようなシーンの場合、今回全天球映像ですので撮影方向は変えずに再生時に対象を追いかけて画角を変えてもらえばよく、またそうすることで画面移動による酔いを抑えられるため、なるべく方向固定モードを使って撮影するのが良いでしょう。
被写体にカメラの正面を向けたい衝動を抑えるのはなかなか大変ですが、その時はカメラを体の正面から横に離して自分の体や腕が被写体とカメラの間に入り込まないような態勢をとって、あとは編集で工夫するのが良いと思います。
カメラ:THETA V
ジンバル:FeiyutecSPG
編集ソフト:PowerDirector16