『不倫のリーガル・レッスン』(日野いつみ 新潮新書)
不倫の法的対処とリスクを弁護士が解説した本である。
不倫相手の配偶者に慰謝料を請求された或いは請求されそうだ、という類の相談を何人かから受けたことがある。私の身の回りにたまたま多いのでなく、意外に多数の人がそういう恋愛に陥っているのかもしれない。
その辺りの法律に疎い私はネットで調べる傍ら本書をAmazonで見つけて注文した。六法全書は近頃本棚に飾ってあるだけになってしまった。
週刊誌にでも連載されていそうな“コンビニ本”である。法律や判例を引用しながらの解説は、お堅いようでありながら、一方で不倫のリスクマネージメントをまるで不倫を助長するように書く。週刊誌読者を意識して興味を引くように意図してのことだろう。
法律に関してはネットで調べればわかる程度だが、各種費用や裁判での感想などは参考になった。リスクを述べて『それでも不倫をしますか』と質しておきながら、不倫のリスク回避の方法まで入れ知恵する辺り、ちょっとどうかとは思ったが。
もっと判例をたくさん紹介してデータ化されたものを解説して欲しいとも思った。そういう内容を新潮新書に要求してはいけないのかもしれないが。

不倫の法的対処とリスクを弁護士が解説した本である。
不倫相手の配偶者に慰謝料を請求された或いは請求されそうだ、という類の相談を何人かから受けたことがある。私の身の回りにたまたま多いのでなく、意外に多数の人がそういう恋愛に陥っているのかもしれない。
その辺りの法律に疎い私はネットで調べる傍ら本書をAmazonで見つけて注文した。六法全書は近頃本棚に飾ってあるだけになってしまった。
週刊誌にでも連載されていそうな“コンビニ本”である。法律や判例を引用しながらの解説は、お堅いようでありながら、一方で不倫のリスクマネージメントをまるで不倫を助長するように書く。週刊誌読者を意識して興味を引くように意図してのことだろう。
法律に関してはネットで調べればわかる程度だが、各種費用や裁判での感想などは参考になった。リスクを述べて『それでも不倫をしますか』と質しておきながら、不倫のリスク回避の方法まで入れ知恵する辺り、ちょっとどうかとは思ったが。
もっと判例をたくさん紹介してデータ化されたものを解説して欲しいとも思った。そういう内容を新潮新書に要求してはいけないのかもしれないが。
