(仮題)ロースクールウォーズ

九州大学法科大学院(ロースクール)1期未修卒業生のブログ(^_-)

バレンタイン・デー

2006年02月15日 16時23分22秒 | 日々の戦記
いやあ~昨日はバレンタイン・デー!
昨夜はもちろん一晩中ラヴラヴ状態(^^)で、更新できませんでした(^_-)

…な~んてね(笑)
実態は、九大LS入学前から俺を応援してくれている女の子から義理チョコを頂いただけです(^^)
ありがとうございましたm(__)m

というわけでバレンタインなのですが…

OLの7割「なくなって」 バレンタインデー調査 (共同通信) - goo ニュース

かなり以前から言われてることですが、やっぱり(-_-;)というのが正直な感想です。

元々バレンタイン・デーというのは、お菓子メーカーの陰謀もありましたが、「女性が愛を告白するのは、男性よりも勇気がいる」という前提があって、広まったものです。

例えば時代劇とか見てるとたまにありますよね…こういうベタなシーン。

武士「自分は武士だ!戦に行かねばならぬ!」
女「行かないでください…わたくしは貴方を…」
武士「何?」
女「…嫌だ…あたし、はしたない…」

…みたいな(爆)(まあ、何となくわかりますよね?)

つまり日本の女性が「奥ゆかしさ」や「受身」をモラルとしていた時代の固定観念が前提だったわけですよ。

しかし現代の女性にとってこの前提は意味があるんでしょうか?
別に現代女性が「はしたない」とか言ってるんじゃないですよ。
恋愛において現代女性は、もはや「受身」とはいえないと言ってるんです。

そんな状況で、いまやバレンタインは「女性から愛を告白する機会を設ける」という趣旨はどこへやら…お菓子メーカーが「義理チョコ」という更なる悪知恵を考え出したおかげで、女性に単なる社交儀礼を強要する悪習になってしまってるんですよね。

まあ、男性の側からすれば、周囲に日常的に女性がいるのに、この日に何ももらえなければ、やはりあまりいい気分じゃないでしょう。
マスコミはこの時期になるとお祭りネタとして無責任に盛り上げるし、物販店は、稼ぎどきとばかりキャンペーンに熱くなりますから、なかなかバレンタインの存在を無視して生活するのは難しくなっている。

つまりバレンタインは習慣というより、この時期の市場経済の加速システムとして確立しちゃったもんだから、今さら「悪習だからやめよう」と倫理的なこと言ったところで、簡単には止めようがなくなってるんですよ(汗)
チョコそのものではなかなかお腹が膨れないけど、バレンタインというイベントで稼ぐ人たちにとってはゴハンを食べていくために必要になってるんだから…。

そこらのバランスをどうにかしないと「バレンタイン問題」はなかなか解決しないのかもしれません。

ちなみに国会議員の間でもチョコの受渡しがニュースのネタになってましたが、小泉首相は気持ちだけでいいと受け取らなかったそうですね。
「私が受け取ったら、(自分の立場上)みんな私にあげなくちゃいけなくなる」という理由らしいです。
あれだけ市場経済原理を信頼してる人が、あえて今回の行動をとったことに拍手を送るべきなのかな?

あ、俺はもちろん受け取りますよ(^^)チョコ好きなんです。バーボンのつまみに丁度いいんだよね(爆)