報道等でご存知の通り、昨日、新司法試験合格発表が行われました。
俺の場合、1期は1期でも既修者ではない(既修認定試験合格に1単位だけ足りなかった)ので、新司法試験受験は来年になります。
まあ、ブログの表題に「1期生」とあるので一応誤解されないようお断りしておきます。
さて九大LSの1期既修組の結果ですが、13名受験して、短答で2名足切り、最終合格者は7名という結果になりました。
今朝、新聞を買い込んだのですが、西日本新聞(福岡の地元紙)が唯一、九州の合格者の氏名を公表してありましたね。(公式発表は受験番号だけです)
今回の結果ですが、来年受験する身として率直な辛口感想を言わせてもらうと…
厳しい!!
の一言です。
今回の第1回新司法試験の合格率が約5割というのは初めからわかっていたことです。
とはいえこれは全体の数値ですから、当然、各法科大学院ごとに5割というわけではありません。
…とするなら九大LSは5割きっかりではないだろうと…内部振り分け方式で(ロー初年度当時)あれだけ厳しい既修認定試験を合格したのだから、全体合格率5割なら、もう大半は合格するんじゃないか?と考えてました。
これは自分のロースクールに対する楽観視ではなく、もうそれだけ九大LSは、やれチューターだの、こないだ始まった松法会の答案練習会の採点だので、当たり前のように1期既修者組に頼りっきりだったからなのです。
(っていうか実務家に要請するのがスジだろうに)
しかも1期既修者組は入学当初から2年生のカリキュラムから始まるのですが、初年度人数が少ないということで試験が課される必修科目でもレポートだけだったりして、かなり楽というか、大学側から優遇されていた感があったんですよ。(大学側は優遇なんかしてない!とかいうでしょうけど)
つまり1期既修者組は、九大LSで、イイ意味でも悪い意味でも少人数教育が最も実践された唯一の世代なんです。
(この辺りの事情は外部の方には、なかなか実態がわかりにくいでしょうが)
ところが結果は見事に「平均」の5割合格(54%)
そもそも受験した人数自体が少ないので、どこまでこのデータが信用できるかわかりませんが…。
合格された方はおめでたいんでしょうけど、来年のことを考えると、とてもじゃないけど楽観はできない状況です。
もっとも有利な環境で受験した1期既修で5割合格率の5割合格なのですから、来年の1期未修の状況を考えると寒気さえしてきます
他のローはともかく九大LSに限って言えば、1期既修者組と同じことをやっていたのでは、とても来年からの2~3割合格率の試験には太刀打ちできないでしょう。
とはいえ結局、どこのローの合格率がどうのこうのいうのは報道機関に任せておけばいいのであって、何より自分自身の合格が大事なのは言うまでもありません。
合格するために自分にはどの科目のどういう部分が欠けてて、残された時間の中で何をどうこなしていくかを徹底的に分析した上で対策しなければならないでしょうね。
合格にたどり着く道筋は百人百様なのですから。
ともあれ、何か発表について書かなければならなかった雰囲気だったので、かな~り辛口ブログを書いてしまいました(笑)
PS:それにしても九大LS周辺は本学の移転に伴ってどんどんさびれていきますなあ(汗)地下鉄駅前のコンビニもなくなったし、不便極まりない…(汗)