今回もまた猫目小僧の小説です、(またかよ)この前書いたばっかりなのですが、また新たに別の物語が出来てしまったので、載せようと思います。
では↓から始まります、つまらないでしょうけど、どうぞご覧下さいませ。
「お~~い、猫っちィ~~!遊ぼうぜぇ~~」
元気良く走って来る少年が1人、彼の名前は「利行」猫目小僧と同じ村に住む年齢も彼の同い年の少年だった、彼はこの村のガキ大将的存在でもあった。利行は猫目小僧ととても仲が良く、2人はよく一緒に遊んだりしていた。
「あのなあァ~、利行前から言っているだろう?!その『猫っち』って呼び方はやめろよ、何か知らないけどあんまり好きじゃないんだよ!」
「ハハハハハ、悪ィ~悪ィ~。でもさあ、俺としてはこの呼び方の方が良いんだよ、もう癖って奴さ。悪く思うなよ」
「ったく、しょうがない奴だなお前って」
「まあ良いじゃん、それよりさあ今から釣りにでも行かねえか?俺さあすげえ魚がいっぱい釣れる穴場知っているんだぜ!」
「穴場?何処だよ?」
「教えても良いけど、誰にも言うなよ?村の皆だって、この事はあんまり知らねェんだから」
「ああ、言わないよ」
「ほら、村はずれにあるだろう、林を抜けた所にあるでっかい池が。あそこの池だよ、俺のダチがこの前行ったみたいなんだけど、すっげでっかい魚が何匹も釣れたんだってさ」
「ああ、あそこの池か・・・でも大丈夫かなあ・・?」
「大丈夫って何がだよ?」
「いや、2、3日前に風の噂で聞いたんだ。あそこの池には恐ろしい化け物が住み付いているって、やって来た人間を1人残らず食い殺すってな」
「何だよ、そんなのただの噂だろう?現に俺のダチだって行ってきたけど、何ともなく無事に帰って来ているんだぜ?!?」
「そりゃあまあ、そうだけど・・」
「何だよ、はっきりしねェ奴だなあ!分かったよ、お前が行かねェンなら、俺1人で行って来る!」
そう言うと、利行は猫目小僧に背を向けて駆け出そうとした。
「あッ、待てよ!分かった、僕も行くよ!」
「ヘヘヘへへ、偉い!よく言った、やっぱり男ならそう来なくっちゃなァ?」
猫目小僧はまだあまり乗り気ではなかったものの、仕方なく利行についてゆく事にした、2人は1度家に戻り釣り道具をもって約束の場所に集まった。
「利行、お待たせ」
「よう、来たか。よし、そんじゃあ行くか!!」
「ああ」
2人は仲良く歌いながら池を目指して、出発した。しかし猫目小僧の心はやはり何処か不安で一杯だった。
噂とは言え、ただの噂とは思えない、『何か』を感じ取っていたのだ。
しかし楽しそうに前を歩く、利行の姿を見ているとあまり何も言えなかった。
そして彼等は村のはずれにあると言う、大きな林を通り抜け漸く魚が沢山釣れると言う池にやって来た。
「着いたぜ、ここだ」
利行が指を刺す方向には大きな大きな「池」が広がっていた、底はとても深そうで、落ちたら簡単には浮かび上がってこられそうもないくらい、大きい池だった。
目を見開いてよく見ると、水の中には沢山の魚達が悠々と、我が物顔で泳いでいるのが見える。
「な、来てよかっただろ?」
「ああ、確かに凄いなここは」
「そうだろうそうだろう、何せ穴場だからなここは。さてっと、早速釣りの用意を始めようぜ!」
利行は大急ぎで、釣りの準備を始めた。家から持ってきた竹で作った釣竿とバケツ、念の為の大きな魚獲り用のたも、餌となるミミズ。
まずは釣竿についている、針に餌のミミズを引っ掛ける、そしてそれを勢いよく、池に向かって投げ込む、これで釣りの準備は整った。
猫目小僧も利行と同じ様に釣竿を池に投げ込んだ。
それから数分がたち・・・・・
「うっひょーーー!!すっげーーなあ、おい見ろよ猫っち!俺もう、13匹も釣ったぜ!!お、また来た!ヒャハ!14匹目頂きィ!!vv」
「凄いじゃないか、利行。僕なんてまだやっと5匹目釣れた所だよ」
「何でェ、まだそんだけしか釣れてねえの?しけてンなあ、いつもの釣り名人は何処へ行ったのやら」
「よせやい、釣り名人だなんて。そんなんじゃないよ僕は」
「何言ってんだ、俺達の中じゃお前が1番釣り上手じゃんかよ」
「はいはい、そうですか。それはそれは褒めて下さってどうも有り難う」
ハハハハハと、お互いに笑いながら釣りを続ける2人。
しかし・・・
彼等はまだ気がついていなかった・・・
これから始まる恐怖を・・・
利行も、猫目小僧さえも・・・
彼等が釣りをしているこの池に、異変が起こるのはもう少し先の事となる・・・
続く
終わったーーーー・・・・・??じゃ、ねえーーーーー!!!続いているーーー??!
は、初めてですこんな事は、今まで私の書く「猫目小僧」の小説はいつも1話完結で終わらせているのですが、今回に限りいつもよりも少し長くなりそうです。
いやあ、まさか次回へ続く事になるなんて、ルイもビックリ?!?
さてさて、これから2人の身に何が起こるのか?それはまた次回と言う事で。
あ、最後に言い忘れていましたが、この物語に登場する猫目小僧のお友達の「利行(としゆき)」ですが、彼はルイが考えた完全オリジナルキャラクターです。
なので彼との関係もルイのオリジナル設定と言う事になっておりますので、ご理解下さいませ。
それではまた次回の物語で、よろしくお願いいたします。
では↓から始まります、つまらないでしょうけど、どうぞご覧下さいませ。
「お~~い、猫っちィ~~!遊ぼうぜぇ~~」
元気良く走って来る少年が1人、彼の名前は「利行」猫目小僧と同じ村に住む年齢も彼の同い年の少年だった、彼はこの村のガキ大将的存在でもあった。利行は猫目小僧ととても仲が良く、2人はよく一緒に遊んだりしていた。
「あのなあァ~、利行前から言っているだろう?!その『猫っち』って呼び方はやめろよ、何か知らないけどあんまり好きじゃないんだよ!」
「ハハハハハ、悪ィ~悪ィ~。でもさあ、俺としてはこの呼び方の方が良いんだよ、もう癖って奴さ。悪く思うなよ」
「ったく、しょうがない奴だなお前って」
「まあ良いじゃん、それよりさあ今から釣りにでも行かねえか?俺さあすげえ魚がいっぱい釣れる穴場知っているんだぜ!」
「穴場?何処だよ?」
「教えても良いけど、誰にも言うなよ?村の皆だって、この事はあんまり知らねェんだから」
「ああ、言わないよ」
「ほら、村はずれにあるだろう、林を抜けた所にあるでっかい池が。あそこの池だよ、俺のダチがこの前行ったみたいなんだけど、すっげでっかい魚が何匹も釣れたんだってさ」
「ああ、あそこの池か・・・でも大丈夫かなあ・・?」
「大丈夫って何がだよ?」
「いや、2、3日前に風の噂で聞いたんだ。あそこの池には恐ろしい化け物が住み付いているって、やって来た人間を1人残らず食い殺すってな」
「何だよ、そんなのただの噂だろう?現に俺のダチだって行ってきたけど、何ともなく無事に帰って来ているんだぜ?!?」
「そりゃあまあ、そうだけど・・」
「何だよ、はっきりしねェ奴だなあ!分かったよ、お前が行かねェンなら、俺1人で行って来る!」
そう言うと、利行は猫目小僧に背を向けて駆け出そうとした。
「あッ、待てよ!分かった、僕も行くよ!」
「ヘヘヘへへ、偉い!よく言った、やっぱり男ならそう来なくっちゃなァ?」
猫目小僧はまだあまり乗り気ではなかったものの、仕方なく利行についてゆく事にした、2人は1度家に戻り釣り道具をもって約束の場所に集まった。
「利行、お待たせ」
「よう、来たか。よし、そんじゃあ行くか!!」
「ああ」
2人は仲良く歌いながら池を目指して、出発した。しかし猫目小僧の心はやはり何処か不安で一杯だった。
噂とは言え、ただの噂とは思えない、『何か』を感じ取っていたのだ。
しかし楽しそうに前を歩く、利行の姿を見ているとあまり何も言えなかった。
そして彼等は村のはずれにあると言う、大きな林を通り抜け漸く魚が沢山釣れると言う池にやって来た。
「着いたぜ、ここだ」
利行が指を刺す方向には大きな大きな「池」が広がっていた、底はとても深そうで、落ちたら簡単には浮かび上がってこられそうもないくらい、大きい池だった。
目を見開いてよく見ると、水の中には沢山の魚達が悠々と、我が物顔で泳いでいるのが見える。
「な、来てよかっただろ?」
「ああ、確かに凄いなここは」
「そうだろうそうだろう、何せ穴場だからなここは。さてっと、早速釣りの用意を始めようぜ!」
利行は大急ぎで、釣りの準備を始めた。家から持ってきた竹で作った釣竿とバケツ、念の為の大きな魚獲り用のたも、餌となるミミズ。
まずは釣竿についている、針に餌のミミズを引っ掛ける、そしてそれを勢いよく、池に向かって投げ込む、これで釣りの準備は整った。
猫目小僧も利行と同じ様に釣竿を池に投げ込んだ。
それから数分がたち・・・・・
「うっひょーーー!!すっげーーなあ、おい見ろよ猫っち!俺もう、13匹も釣ったぜ!!お、また来た!ヒャハ!14匹目頂きィ!!vv」
「凄いじゃないか、利行。僕なんてまだやっと5匹目釣れた所だよ」
「何でェ、まだそんだけしか釣れてねえの?しけてンなあ、いつもの釣り名人は何処へ行ったのやら」
「よせやい、釣り名人だなんて。そんなんじゃないよ僕は」
「何言ってんだ、俺達の中じゃお前が1番釣り上手じゃんかよ」
「はいはい、そうですか。それはそれは褒めて下さってどうも有り難う」
ハハハハハと、お互いに笑いながら釣りを続ける2人。
しかし・・・
彼等はまだ気がついていなかった・・・
これから始まる恐怖を・・・
利行も、猫目小僧さえも・・・
彼等が釣りをしているこの池に、異変が起こるのはもう少し先の事となる・・・
続く
終わったーーーー・・・・・??じゃ、ねえーーーーー!!!続いているーーー??!
は、初めてですこんな事は、今まで私の書く「猫目小僧」の小説はいつも1話完結で終わらせているのですが、今回に限りいつもよりも少し長くなりそうです。
いやあ、まさか次回へ続く事になるなんて、ルイもビックリ?!?
さてさて、これから2人の身に何が起こるのか?それはまた次回と言う事で。
あ、最後に言い忘れていましたが、この物語に登場する猫目小僧のお友達の「利行(としゆき)」ですが、彼はルイが考えた完全オリジナルキャラクターです。
なので彼との関係もルイのオリジナル設定と言う事になっておりますので、ご理解下さいませ。
それではまた次回の物語で、よろしくお願いいたします。