mumeisouの《 雑記帳 》

折にふれて、出来事や所感を記述。

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音楽用のCDメディアは国産がベスト。

2014年04月04日 | 雑文

昔、学生時代にはオーディオ・セットを組み立てるのが趣味で、出来上がったセットを試聴するためにLPレコードを買いに行き、ピアノ曲も1枚欲しいなと思って、中古で売られていた「バッハの平均律クラフィア曲集(イエルク・デムス)」の半端ものになった1枚を購入しました。

ところが、これを再生して聴いているうちに、バッハの面白さに取りつかれてしまい、以来50年以上にわたり筋金入りのバッハ・ファンで、買い集めたLPレコードは、かなりの数にのぼります。これを聴くためにはダイヤモンド・チップ付きの再生用カートリッジを通さなければなりませんが、当然のことながらレコードもダイヤモンド・チップも摩耗します。ダイヤモンド・チップは新品に交換することが出来ますが、レコードは特に廃盤になったものは入手不可能です。

その為、10年ほど前からバックアップ用CDの作成に取り掛かっていますが、最近一つ問題が生じました。作成したCDをテストするのに、簡便なので「CDラジカセ」を使用していますが、新規作成したCDが“認識”されず「NO DISC」と表示されて再生が始まらないのです。念の為、書込みをしたPCのドライブに入れてみたら、こちらは問題なく認識されます。

CDの裏面(書込み面)を以前に作成した再生可能な良品と比較してみると、書き込まれた範囲の色の濃さが、明らかに淡いのです。要するに書込みの強度が浅いようなのです。現在使用しているPCのディスクドライブは5年くらいは使用しているので、寿命が尽きてレーザー信号のレベルが低くなったのかと考えました。10年も前だと高価で7~8千円していましたが、今は値下がりして2千円前後で入手出来ます。早速新品を購入して交換しテストしましたが、結果は旧品と同じで殆ど効果が有りませんでした。

ディスクドライブが原因では無いとなると、あとは「書込みソフト」と「CDメディア」のいずれかと云うことになります。先ず、書込みソフトを変更してみましたが効果が有りません。次に、メディアの品質チェック・ツールで調べたら、不調のCDメディアは「台湾メーカー製」で、以前に作成した良品のメディアは「国内メーカー製」でした。

今まで、CDメディアはある特定の国内メーカーのものを使用していましたが、どうやら途中から国内製造を止めて、台湾メーカーのOEMに変更したようなのです。国内製が確実な別のメーカーのCDメディアを購入してきて、書込みテストをしてみたら、以前の良品と同じでOKでした。

市販の音楽CDは、プリントされた信号の強度が、PCのドライブで書き込まれたものより強くなっているようで、「CDラジカセ」は音楽CDに“特化”しているため、一定限度より信号が弱いと認識されにくいという“弱み”があるようです。LPレコードのバックアップCDは、どの装置でも演奏できるのがベストなので、使用するCDメディアは信頼性の高い国内製がベストの選択です。


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