うちの老妻と近くの舗道を歩いていた時のことです。家内が、最近 永六輔さんが自宅で転んで骨折したという話を始めました。階段から落ちたのではなく、ズボンを穿こうとして転んで大腿骨の上端を骨折したらしいのです。私と同じ78歳と高齢なので、治療は出来たにしても後のリハビリは、気力も必要なので大変だと思います。 周りの親しい人たちからは、「これからはズボンは転ぶと危ないので、スカートにしたらどうですか。」などと言われているそうです。
「年を取ると、些細なことで骨折したりするので、気をつけないといけないね。」と話しながら、当の本人が舗道のタイル煉瓦の出っ張りにつまずいて転び、手先と顎と鼻の頭をすりむきました。幸い擦り傷だけで済みましたが、クリスマスも近い事とて「赤鼻のトナカイ」みたいになりました。
年を取ると、どうしても足は弱くなり、小幅の“すり足”になって来るので、僅かな出っ張りでも引っかかります。私も何も無い平地でつまずくことがあります。ちゃんと足を上げて歩いているつもりでも、“すり足”になっているようです。
お互いに自分の年を考えて、先ず自分の身の安全が第一です。骨折から寝たきりになるケースが多いので、身の周りに気をつけて、しっかり足を上げて歩きましょう。
特に私は山野草の撮影に山歩きをしますので要注意です。4~5年前にも山の斜面で転んで、顔は擦り傷で「お岩さん」になり、メガネは壊れるしデジカメも故障して、ひどい目に遭ったことがあります。決して他人事ではありません。