mumeisouの《 雑記帳 》

折にふれて、出来事や所感を記述。

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サクラタデの群落が消えた!

2014年11月02日 | 雑文

定例の朝の散歩で、いつものコースから横道に入ったところの休耕田の一角に、「白花サクラタデ」が100株以上群生して、一杯に白い花を咲かせていました。
 毎年の観察ポイントは他に2か所あり、今年もそこで更新用の新写真を撮影しましたが、そこはどちらも数株ずつしか生えていませんので、綺麗に咲いた株を選ぶのに苦労していました。

今回見つけた群落は100株以上がかたまって咲き誇っているので、撮影は文字通り「選り取り見取り」です。但し、残念ながらこの日はカメラを持っていなかったので、後日、改めて撮影して置こうと思い、そのまま帰宅しました。

この日は他に用事があったので、翌日の昼過ぎの花が完全に開く時刻に、その休耕田に行って見たら、何と!!きれいに草刈されて何も無くなっていました。耕作されている田んぼの間に草ぼうぼうの休耕田があると、そこに生えた雑草の種子が、周囲にばら撒かれて迷惑なので、定期的に草刈されるのです。

私達のような野草の花の愛好家にとっては貴重な草花も、田んぼの持ち主にして見れば、等しく「田んぼの雑草」なわけで、今までにも何回もこんな残念な目に会っています。

ただ、タデ類は根茎が残っていれば、次の年には又再生するので、完全に消えて無くなるわけではなく、来年の楽しみは残っています。来年は開花時期をよく観察して、草刈りに会うまでに豪華な群落の写真をものにしたいと思います。

【おまけ】
団地の中にカシの木に混ざって、何本かのシイの木があり、シイの実が落ちています。カシや小ナラのドングリは基部に丸い帽子をかぶっていますが、シイの実はずっと小ぶりでスマートで、写真の左上部のように全体にカラを被っていて、熟すとカラから外れて落ちて来ます。

子供の頃にはこれを沢山拾って帰り、生のままでカラを剥いて食べたり、炒って食べたりと「おやつ代わり」になっていました。今の子供達は贅沢で、美味しいお菓子に囲まれているので、こんな物には見向きもしないと思いますが、私のような「戦前派」には懐かしい味です。