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囲碁と源氏物語五十四帖押絵展 1.・2・3・4・5・6帖

2009年11月30日 23時29分14秒 | 源氏物語五十四帖押絵展
京都御所の ご紹介にちなんで
今日から源氏物語五十四帖押絵展の作品と
源氏物語の超粗筋を9回に分けて ご紹介します。
押し絵はすべて2008年7月31日に撮影しました。
超粗筋は篠崎 辰夫さんの文章をお借りしました。
押し絵の下に 巻番号タイトルと 超粗筋を示します。

第 1帖へ戻ります。   第 7帖へ進みます。   第13帖へ進みます。   第19帖へ進みます。
第25帖へ進みます。   第31帖へ進みます。.、、第37帖へ進みます。   第43帖へ進みます。
第49帖へ進みます。

        
第一帖 桐 壷 ↑ この帖から第33帖まで第1部です。
物語は、原文では
「いずれの御時(おほんとき)にか女御(にょうご)更衣(こうい)あまたさぶろひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際(きは)にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり・・・・」
という書き出しで、一人の帝(みかど)を指して語り始めます。
帝とは、天皇のことで、物語ではその後四代にわたる帝が登場します。
その最初に登場するのが「桐壷帝(きりつぼてい)」です。
源氏はその桐壷帝と、桐壷の更衣との間に生まれますが、
その母は源氏が3歳のとき亡くなってしまいます。
生みの母は、帝の正妻ではなく、いわゆる帝の妾で源氏は帝の第二皇子です。
源氏はその後まま母に育てられ、幼時は決して幸せなくらしではありませんでした。
それが女性への異常な愛に発展していったのでしょうか・・・。
この巻では、桐壷帝とその妃(きさき)の一人「桐壷の更衣」との悲劇的な愛と死、
そして光源氏の誕生から結婚、それに義母「藤壷の宮」への熱い想いが語られ、
この大河小説の幕が切って落とされます。
絵は清涼殿東にて 源氏元服の儀式。源氏12歳
左大臣 加冠の役を務めているところ。

        
第二帖 帚 木(ははきぎ) ↑  今風には ほうきぎと よみます。
桐壷の巻で源氏は12才で結婚しますが、ここからはすでに17才の恋多き青年貴公子として登場します。
美男子で頭がよく、やさしくて学問、知識、遊び何でもこい・・・の源氏は、今や世間の憧れと好奇心の的で、
幾多の女性と出会い、多彩な恋に情熱を燃やします。
いよいよ「恋の狩人」源氏の登場です。
友人たちとの恋の経験談や恋愛論に花を咲かせるいわゆる「雨夜の品定め」が
展開されたあと、その翌日偶然にある女性と出会います。他人の妻です。
さかんに言い寄りますが、女性は拒み続けます。
源氏は、はじめて拒否する女性を知ることとなります。
絵は 五月雨の夜 源氏の宿直所を頭中将が訪問。
故ありげな消息などに興味を示す。そこへ 左頭馬、
藤式部の承が加わり 女性論議 源氏17歳

        
第三帖 空 蝉(うつせみ)↑
空蝉をあきらめきれない源氏は、再び紀伊守の別邸に出向き、
閨に忍びますが逃げられてしまいます。
一緒に寝ていた空蝉の継娘 軒端の荻(のきばのおぎ) に手をつけ、
その気にさせてしまいます。全く罪つくりな源氏です。
空蝉(うつせみ) 軒端の荻(のきばのおぎ)が
囲碁を打っている絵です。源氏 隙見する。 源氏17歳。

         
第四帖 夕 顔 ↑
源氏のラブハントはますます旺盛です。
この巻までにすでに正妻「葵の上」のほかに、藤壷の宮、
六条の御息所(みやすどころ)、空蝉、軒端の荻という女性と関係を持っています。
藤壷の宮との関係は、文中にははっきり出てきませんが、
帚木の巻でそれらしきを暗示する部分があります。
六条御息所との関係も、この巻の冒頭ではじめて出てきます。
それもほんの一行足らずですまされています。
(この藤壷の宮、六条の御息所とのくだりは、田辺聖子の「新源氏物語」では
順序を変え、内容をふくらませて描かれています。)
この巻では、あらたに夕顔という女性と出会います。
夕顔は、帚木の巻で頭の中将が打明けた女性です。
源氏は、身分の低いこの女性にすっかり惚れこみます。これまでの相手の女性は、
そろって身分が高く、年上でプライドが高く、気疲れがしていました。
それにくらべ夕顔は無邪気で初々しく、ひたすら源氏に身を任せ頼り切って従います。
しかし、この夕顔は突然「物の怪」にとりつかれ、あっけなく死んでしまいます。
あまりのはかない命の夕顔と源氏の一途な純愛・・・・・。
全編のなかでも、印象にのこる巻です。
絵は 六条御息所を訪れた翌朝、源氏 廊まで送りに出た
中将の君を振り返り見て 歌を交わすところ。源氏17歳。

         
第五帖 若 紫 ↑
源氏18歳の春。こんどは、われわれにはとても考えられないどんでもないことを企てます。
幼女を強引に連れ去り、この子を気長に理想の女性に育て、自分の妻にしようというのです。
源氏は、ロリータ趣味もあったのでしょうか。
その幼女こそが、後の物語のヒロインともなる「紫の上」です。
その一方で、あこがれの藤壷の宮と密会し、懐妊させたりもします。
物語はいよいよ佳境に入り、おもしろくなっていきます。
絵は 源氏、北山の僧都の坊で 逃げた雀を追って
縁先に出た美少女(紫の上)を垣間見るところです。源氏18歳

         
第六帖 末摘花(すえつむはな) ↑
見境もなく女に手をだす源氏に、作者の紫式部は、
この巻でちょっといじわるをしたようです。
こんどの女性はとてつもなくユニーク。
うまずらで、長くて真っ赤な鼻の想像を絶する醜女。なんとも残酷な巻です。
作者はこの女性を笑いものにしますが、
源氏は純真なこの女性に同情してあとあとの生活の面倒を見ます。
源氏の優しい一面がここでも登場します。
絵は 源氏 常陸宮邸に忍ぶと 身をやつした姿ですでに来ていた頭中将を見出す。
邸内では末摘花が 琴を弾いているところです。源氏18~19歳

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