海外資産が400兆円を越えたなんて話を聞くと日本は金持ち国家だと思うが、日本人の生活はどんつどん貧しくなっている。どうしてか。なぜ海外資産がいくら増えても日本人は豊かになれないのか。その仕組みを解説する。
日本企業の支那投資は儲けがなく、ヤオハンみたいに身ぐるみ剥がされて追い出されてばかりと考えていたが、それなりに儲けてはいるようだ。しかし日本企業はその儲けを日本に持ち帰らない。支那に再投資してしまうのだ。
日本に儲けを少しは持ち帰ることもあるのだが、株主配当で株主に配ることが多く労働者の賃金は上がらない。日本に設備投資することもあまりないので海外資産が増えても経常黒字でも日本はどんどん貧しくなっていくのである。
だから海外資産をいくら保有しても日本のGDPは増えないのだ。まず国内経済を活性化させ、日本企業に日本への投資を促さなくてはならない。そして日本経済が成長すれば労働者の賃金は賃金も上がるのだが、日本企業は海外に投資ばかりしている。儲けも海外に再投資するから日本国内は痩せ細る一方なのだ。
郵政民営化で300兆円の貯金が奪われるとはそういうことだったのだ。郵便局が国営だった時代は国内に投資していたが、利回りが良い海外に投資するようになってしまった。それなりに儲けてはいるのだろうが、その儲けを日本国内に持ち帰らないから300兆円を奪われたと同じことなのである。
ソニーは半導体の工場を熊本に建てるからこれは国内投資だ。こうした流れになれば日本経済は復活し、日本も復活するかもしれない。財務省が増税で妨害してくるのだが。
海外資産をいくら増やしても日本に持ち帰らねば意味がない。国策として企業に持ち帰るよう促せないものか。そうすれば日本が豊かになるからだ。
~~引用ここから~~
経常収支や対外純資産とは「日本人のために使われないお金」です
こんなものがいくら増えても日本人は貧しくなるばかりです
”貿易赤字を経常黒字で補う”はあり得ない
22年の日本は貿易赤字が20兆円に達すると予想されていますが経常収支は上期に3.5兆円黒字で10月までの合計は9.7兆円の黒字でした
貿易赤字を経常黒字で埋めていてメデタシメデタシという所ですが、これが実態として全然良くないと言われています
貿易赤字の根源はウクライナ戦争後のエネルギー価格上昇によるもので、通常の貿易赤字と比べ日本に百害あって一理もない
通常の貿易赤字は日本国内の景気が良すぎて国内生産では間に合わず、ルイヴィトンや高級食材を大量に輸入することで発生します
これらの輸入品は日本国内で価格を上乗せされて販売され上乗せ分が日本のgdpになるので、輸入が増えてもそれ以上に国内経済が拡大する
だがガソリンや天然ガスの仕入れ原価が上昇する貿易赤字は100%日本が損をするだけでメリットが何もないので、ただの損失になります
一方経常黒字は物の移動を伴わない取引の事で、自動車メーカーの米国工場とかポケモンの海外売上など貿易以外の取引になります
日経新聞によると日本の対外投資による配当や利子などが年換算で50兆円を超え、日本のGDPの1割にも達しています
貿易ではなく知的所有権や対外投資で儲けている気がしますが、「気がする」だけで実は全然儲かっていません
たとえばトヨタがアメリカや中国で何兆円儲けてGDPに参入されても、トヨタは儲けた金をアメリカや中国で投資するので日本人に関係ありません
企業などが海外に投資して得られた利益も、儲けた金をまた海外で投資するので永久に日本に戻ってきません
GDPの1割に達する海外収益とは幻の数字にすぎず、GDPに加えられていても日本人の手には渡っていません
海外利益は幻想のGDP
過去20年に渡って日本の自動車産業は世界最強だったのに日本が貧しくなるばかりだった裏には、こういう仕組みがありました
ポケモンや日本アニメが世界で人気ですが、任天堂やアニメ労働者の給与が上がったという話を聞いた事がありません
ここでも海外で得た利益は海外に投資されていて、売れる地域に投資するという当たり前の事が行われています
日本は海外投資が非常に活発でうまい国でGDPの10%も儲けてはいるものの、そのお金は海外に出て行ったきりで絶対に日本人には渡りません
1980年代以降多くの企業が中国に進出し莫大な利益を得ましたが、それをやればやるほど日本が貧困化したのも同様な理由でした
中国に進出した日本企業が何兆円稼ごうとも、稼いだお金は中国国内に再投資されるので2度と日本に戻っては来ません
海外からの収益は安倍政権で2倍以上に膨らみ、安倍首相はそれで日本経済が復活すると思っていたが現実にはせいぜいプラマイゼロの効果しかありませんでした
財務省・日銀によると日本の対外資産は411.2兆円で世界一、「日本は世界一の金持ちだ」というのは錯覚で411兆円は日本に戻らず外国で使われています
外国への投資を現わす第1次所得収支は21年に26.6兆円の黒字でこれも世界一位、だがこれも日本国内に戻らず外国で使われているお金です
こうした無意味なGDPを積み上げても日本人は貧しくなるばかりで、あくまでも「日本国内で使われているお金」を増やさなくては日本は復活しません
~~引用ここまで~~
日本企業の支那投資は儲けがなく、ヤオハンみたいに身ぐるみ剥がされて追い出されてばかりと考えていたが、それなりに儲けてはいるようだ。しかし日本企業はその儲けを日本に持ち帰らない。支那に再投資してしまうのだ。
日本に儲けを少しは持ち帰ることもあるのだが、株主配当で株主に配ることが多く労働者の賃金は上がらない。日本に設備投資することもあまりないので海外資産が増えても経常黒字でも日本はどんどん貧しくなっていくのである。
だから海外資産をいくら保有しても日本のGDPは増えないのだ。まず国内経済を活性化させ、日本企業に日本への投資を促さなくてはならない。そして日本経済が成長すれば労働者の賃金は賃金も上がるのだが、日本企業は海外に投資ばかりしている。儲けも海外に再投資するから日本国内は痩せ細る一方なのだ。
郵政民営化で300兆円の貯金が奪われるとはそういうことだったのだ。郵便局が国営だった時代は国内に投資していたが、利回りが良い海外に投資するようになってしまった。それなりに儲けてはいるのだろうが、その儲けを日本国内に持ち帰らないから300兆円を奪われたと同じことなのである。
ソニーは半導体の工場を熊本に建てるからこれは国内投資だ。こうした流れになれば日本経済は復活し、日本も復活するかもしれない。財務省が増税で妨害してくるのだが。
海外資産をいくら増やしても日本に持ち帰らねば意味がない。国策として企業に持ち帰るよう促せないものか。そうすれば日本が豊かになるからだ。
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