謄々任天真

[とうとうてんしんにまかす]
日々感じたことなどを思いつくまま書きます。

“守破離”

2007-02-14 | 剣道
全日本実業団剣道大会に参加したときに頂いたもの。




守破離(しゅはり)
守破離とは,物事を習得する上での段階を三つに分けた言葉。

「守」
師匠の教えを正確かつ忠実に守り,剣道における基本の作法,
礼法,技法を身に付ける,いわば「学び」の段階をいう。

「破」
それまで身に付けた技や形をさらに洗練させ,自己の個性を創造する段階をいう。

「離」
さらに前進させ,自らの新しい独自の道を確立させる最終段階のことをいう。

自己を常に発展させるべく修行・精進を重ねていく終わりのない道である。
以って第一段階の「守」をいかに綺麗に身に付けるかで,その後の全てが決まる。
初めに良き師匠に巡り合えることも,また重要なことである。

もともと「守破離」という言葉は,
不白流茶道開祖の川上不白(江戸時代中期・後期の茶匠)が記した
『不白筆記』(一七九四年)に見られ,茶道の修行段階を教えたものであったのが,
転じて日本の諸武芸に於いても修行の段階を説明する言葉として使われたと称されている。