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ミセスローゼンの道後日記

立秋や母の形見の棕櫚箒


棕櫚箒の句は万能。上五にどんな季語を入れてもオッケー。これはおそらく誰かのプレゼント。私が貰っちゃって申し訳ないが、棕櫚箒を持つ夢が叶った。

母が死んでから昔の事を思い出す内に、自分でも分かっていなかった自分の事がわかってくる。家族の「死」をテーマにした映画が多いのは、こういう体験をした人が多いからかもね。





今日は雨。台風が来ているのか。くさくさするので、コントの怪物「ジャルジャル」を見ていたら、こんな場面があった。音楽室のコント。後ろに飾られた作曲家の肖像画。向かって左端から、メンデルスゾーン、ブラームス、リスト、シューベルト、ヘンデル、までは私でもわかるが、最後の人誰??






ニックに聞いてみたら、バイオリン演奏の父コレッリだよ、という。初めて聞いた。でもおかしくない? バッハもベートーベンもモーツァルトもハイドンもシューマンもチャイコフスキーもムソルグスキーもおらんで、コレッリのおる音楽室って? 


「余談ですが」
アムステルダムの音楽の殿堂「コンセルトヘボウ」の客席の上の壁にぐるりと歴代の指揮者や作曲家の肖像が飾ってある。あのバーンスタインがリハ中に、ある名前に目を止め、「ドッパーって誰?」と聞いて、オケが大笑いしたそうだ。ニックも知らなかった名前。長年主席チェロを務めたゴッドフリートに聞いた話やけん真実よ。


※コルネリス・ドッパー Cornelis Dopper (1870-1939) オランダ出身の作曲家、指揮者、音楽教師。ロイヤル・コンセルトヘボウのウイレム・メンゲルベルクの下で次席指揮者を引退まで23年間務め、ドビュッシー、ラヴェル、エルガーらを紹介。4オペラ、7交響曲の他に室内楽、声楽曲など数多くの作品を残して69歳でアムステルダムにて永眠。




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