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ミセスローゼンの道後日記

水無月やドヴォルザークの歌響く


函館に数日滞在して、ニックがドヴォルザークのチェロ協奏曲のリハーサルとマスタークラスを行った。

ニックのお弟子さんの所属する市民オーケストラにとって初めてのビッグゲスト、ビッグコンチェルト。指揮者は豊嶋和史(としまかずふみ)先生。その昔チェリビダッケの薫陶を受けたコンダクターであられ、ニックとは指揮者や演奏家の話が弾み、リハーサルも実り多く、熱心な団員の方々のお力で、(最初のリハとしては、)驚異的に素晴らしい時間となった。






ニックの名台詞その1

豊嶋先生へ。
「僕の師グレゴール・ピアティゴルスキーは、フルトヴェングラーを皮切りにワルターやバーンスタインなど名だたる指揮者とドヴォルザーク・チェロ協奏曲を演奏してきたが、この曲に関してはチェリビダッケこそが私のベストコンダクター、と言われた。僕のベストは、君だ。」







帰りの飛行機は伊丹空港経由松山JAL便。暑さのせいか、水分を取っていたのにも関わらず、ニックは脱水症を起こし、機内に乗っておられた堺市立総合医療センターの医師のお世話になった。不幸中の幸いだ。ファーストクラスのご夫婦も席を譲って下さり、点滴治療が受けられた。豊嶋先生もチェロを預かって、最後まで付添って下さった。ブログに書くべき事じゃないが、人々の親切が身に沁みてありがたく、ニックの名台詞も残しておきたい。

ニックの名台詞その2

俺はドヴォルザークに殺されかけたが、死ななかった。俺が、ドヴォルザークを殺してやった。(最高のドヴォルザーク・チェロ協奏曲を弾き切った。)





























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