2009年4月にテレビ放送されたアニメ「けいおん!」。このアニメが当時、社会経済に与えた影響は「社会現象」とまで評され、その言葉が使用される草分け的存在として今も、その人気は途絶える事を知らない。
2019年には制作放送局(TBS)による10周年記念アンコール放送が企画されたり、アニサマ2019(3日目)では放課後ティータイムのキャストがサプライズ演奏するなど、アニメ界のカリスマ性は全く以って失われていない。
そんな「けいおん!」の舞台として設定された旧豊郷小学校跡は今も、聖地として訪れるファンが多いですね。
しかし、もぅ1つ。
「けいおん!」の舞台と言えば京都市左京区北白川界隈が挙げられ、数多くの場所を舞台モデルとして登場させています。
11年目の「けいおん!」___
その街を訪ねてみると、変わってしまった場所もあれば、変わらない佇まいを見せてくれる風景も残っていたりします。やはり、そんなシーンを見つけると嬉しく感じてしまう自分です。
因みに、このアニメは元から再現度には拘っていない感じがするので、比較検証するのは非常に困難なケースが多いです。
「けいおん!」世界では電車が右側通行するのです。日本の鉄道は左側通行なのですけどね。
日常系ほんわかアニメと言う事で、ヴィジュアルも等身は高くないです。なので、背景の精度よりもキャラクターの台詞回しとか動きに重点を置いている感じです。
高野川に架かる松ケ崎橋。作中、幾度となく登場する橋ですが、背景がかなり違って見えます。場所はここで間違いないのですが、どんなアングルで撮影してよいのやら?巡礼者泣かせですね。
(no-image)
1期9話より、あずにゃんこと中野梓ちゃんが軽音部に加わりOPテーマもEDテーマも画像が変わります。
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中央の赤丸(サークル)内の文字にあずにゃんの名前が追加されています。
あずにゃんの歓迎会でメンバーは宝ヶ池公園でピクニックをするのですが、このシーンも苦労しました。場所情報だけを仕入れ唐突的に行った上に経年変化も加わって、本当に泣きそうでした。
澪ちゃんの背景が余りに違いすぎますね。U字鉄柵の場所も変わっているのですが、これは痕跡が残っているので大丈夫でした。
10話では、あずにゃんは遮断機前の道路を横断しています。自分も安易に捉えていたのですが実際に行ってみると、渡れません。
白川通北山交差点から修学院駅前、松ケ崎橋までは作中、何度も出てきますが、この付近の背景は特に、改変されている印象が自分には強く感じられました。
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赤暖簾のお店のモデルが遊月本店さんだと判定するのは結構、難しい。でも1話冒頭の流れから断定されるようですね。
ウィンドウを眺める二人の女生徒はおそらく、澪ちゃんと律ちゃん?
11年目の“聖域”巡礼。使用された街の風景は、実に広範囲で聖地と言うよりも聖域と呼ぶべきですね。懐かしさは感じますが、まだまだ賞味期限は切れていないようです。
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