(上海地方)小向美奈子被告 懲役1年6月執行猶予3年 - やっぱりやってたんだ・・・
またもや雨の上海。気温も寒くなったり暖かくなったりと変な感じ。こうやって春になっていくんだっけか?33回目の季節を迎えるのに未だに季節の変化ってのを覚えてないよね。
先週のテニスのショックはまだ癒え切っていないのだけど、実は私生活でもっと大変な事が起きていた。実際には私生活というより駐在員生活かな?
その話をする前にまずは簡単な中国の状況を。
昨今の経済危機を受けて、ここ中国でも景気の後退は深刻である。失業率は何%になるのかは分からない(この国の統計は根拠が無い)けど、とにかく街には失業者が溢れている。上海も治安の悪化はあるらしく、家のすぐ側の道路で盗難事件や、泥棒が住居に入ってきたりしたそうな。
で、それとはまた別の話で、鳥インフルエンザがある。日本で報道されているよりもどうやらこの脅威ってのは深刻らしく、自分が聞いただけでもほとんどの企業がタミフルを準備したり、食料品の備蓄を行ったり、帰国する際のマニュアルを準備したりとしているらしい。
日系企業はこの2つの影響があいまって、それはそれはもの凄い勢いで帰国ラッシュとなっている。聞く所によると、この3月までに5千人近くが日本へ帰るようだ。確かに、チーム東京やもう一つのサークルでもかなりの勢いで送別会が開かれている。当然子供も帰る。1500人いる日本人学校の子供のうち、なんと500人が帰国の途に就くらしい。浦東に出来た日本人学校は閉鎖されるかもしれないって言うし・・・。
まぁとにかくこんな感じが今の上海なのである。
で、うちの会社はというと、鳥インフルに関しての対策が遅れている。せめて何かしらの対策は打っておくべきでは?というメールを送ったのが24日の事だ。
そのメールを受けて、衝撃的なメールが返って来たのだった。
「中国の報告どうもありがとうございます。T君の報告を受けて、治安及び鳥インフルエンザの影響を考慮し、駐在員の家族は全員一旦帰国させる事とします。以降の対応としては…云々・・・・」
え・・・え・・・・え・・・・?マジで?まさかそんな結果になるとは思ってもおらず。どうしよう・・・・俺、自分の報告で自分の首を絞めた??
そこから、人事との折衝が始まった。自分にとって家族の存在はかけがえない、治安もシンセンはともかく上海は至急家族を返す程では無い、家族を返しても一時的に置いておく家も無い、、、、等など説明してなんとかその決定を覆してもらえないかどうか頑張ってみた。
その間、当然奥さんにはこの事は話さず。最終決定となったら話すしか無いけど、中途半端な状況を話して彼女をパニックに陥れても可哀想だし、何よりめんどくさいのでとにかく頑張ってみた。でも、もし最終決定となって家族と離れ離れになったら、、、、と思って悲しくなってたりした。優の顔がもう見れなくなるのか?毎日こんなに成長していってるのに、半年に一回とかしか会えなくなるのか?彼の成長をこの目で実感出来なくなるのか?奥さんとは?そんなの耐えられない!!!
しかしこの発端が自分が出したメールによるって所がいただけない。まさに自分で人事に煽っておいて、自分で火消しをするという変な状況になってしまってるよ。マッチポンプとはこの事だよな。俺は単に一部上場企業としてそれなりの危機管理を行うべきだって言いたかっただけで、タミフルとかを配布してもらいたいと思っただけなんだよね・・・・。
で、結論から言うとこの件は要経過観察となった。更に深刻な状況になった場合に再度検討するという事に落ち着き、一件落着。オープンチケットを用意するという事も認めてもらったので、もう一段何かおかしくなった場合は、このチケットを用意させてもらおう。
あー、とにかく家族離散の危機は回避されたよ。奥さんよ、優よ、また3人で暮らせるぞ!
| Trackback ( 0 )
|