嵐の前の小雨

（上海地方）ウクライナ惨敗　–　チェンコ、もう一つやったなぁ

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　さて、遅ればせながら私の会社もクールビズを導入することとなった。上海では既にクールビズとなっていたので、現地採用の日本人はノーネクタイで過ごしていたのだが、自分は一応本社から出向している人間なので、ネクタイを外していいものかどうか迷っていたのだが、今回本社も採用する事となったので、昨日から自分も実施。昨日今日とノーネクタイで開襟して過ごしている。・・・・・まぁなんて快適なんだろうか！！！こんなに体感温度が変わって楽になるなんて思っても無かった。これにはかなり驚きだ。ネクタイ、外しちゃうともう後には戻れない気がするなぁ。っていうかこの暑さ（ひとくちメモ参照）、尋常じゃ無いって、マジで。

　で、今日は朝普通に出勤して雑務をこなし、午後から棚卸へ出発。出発前に（上海から棚卸の為に来た）財務の女性から
「これは問題ネ。○○○○・・・・・・」
と空気を読めない問題提起があり、それに関して話し合う羽目に・・・。彼女の言ってる事も看過できない問題だけに対応せざるを得ないが、正直疲れるなぁ・・・・。結局その件に関しては結論が出ずに時間切れ。あぁ、また問題が増えてしまった、というよりも俺が見切れていなかったって事か。やっぱりまだまだだよなぁ。
　彼女の意見はいつもそうなのだが、８割方的を得ている。しかしあとの２割（しかもその２割が非常に重要なポイントの部分）がピント外れなので非常に困ってしまう。自分は彼女の２割の間違いをケアするばかりに懐疑的な見方をしてしまいがちなのだが、やっぱりそうじゃ無くって８割の指摘の方を見ないとならないよな・・・・。あぁ難しい。

　で、棚卸。自分は商社の経理マンなので、棚卸といえば今まで全て部品を見るだけだった。しかし上海では工場を使っての組立業務も同様に行っているので、工場に入って完成品や仕掛品なんかも数えていかないとならない。広大な工場を歩いて完成品だと説明された部品にしか思えないなんだか分かんない基板を数える。・・・・腰痛い。足痛い。もう疲れたよ・・・。

　なんとか終わりそうだなー、と思ってた時に携帯が鳴る。銀行からだ。話を聞くと、7/5に支払依頼をしていた数件の振込みを、間違って今日実行してしまい、その結果残高が足りなくなってしまったから借入を実行してくれ、との事だった。はぁ？？？？？？なんや、それ！お前何の為に俺が資金繰り作って借入を最小限に抑えようと努力してたんか分かってんのか！！なんで借入せんなならんねん！！とかなり腹が立った、、、、が、何せここは中国、そして電話をかけてきてる営業マンは中国人だ。怒鳴っても逆ギレされるのがオチだな。努めて冷静に利息の免除をお願いして、借入を行う事とした。

　・・・・のつもりだったが、借入をする為には俺が持っている会社の社印を押印する必要がある。社印を入れている机の引き出しの鍵を持っているのは俺と財務の女性のみ。２人とも棚卸に来ている。借入が実行出来ない。どうしようかと頭を悩ませていたが、とある方法を一人残ってる出納の女の子に指示してその場を乗り切った。ふぅ・・なんとかなったな。やれやれ、だ。

　あとはこのデータをまとめ上げる作業が残ってる。果たして問題無くデータがまとまってMRPソフトに反映されるのだろうか？もう祈るのみだな。とにかく今日は疲れた。もう駄目だ、、、ワールドカップはとても見れないや・・・・ｚｚｚｚ




＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

中国、もうほんとにとにかく暑い！です。熱いっていう感じの方が合ってる感覚です。日本もこんなに暑かったんだろうか？４０度近くはあるような感じですよ。昔は３５度を越える事なんて無かった気がするんですけどねぇ・・・

嵐の前の静けさ

（上海地方）山崎パンが東ハトを買収　–　中田は絡んでるんだろうか？

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　日記が滞ってしまっている・・・。この1週間、ほんとに激動って感じだった。こんなに働いてるのって初めてかもしれないなー。詳細は明日以降の日記で書きたいと思います。

　ということで今日、朝早くから蘇州へ行く。うちのマンションは日本人が多いので、出勤前は会社の車がズラーっと並んでいて、そこに乗り込む姿を横目で見ながらいつも地下鉄に乗ってた。今日は運転手の方が迎えに来てくれてるので、なんとなく偉くなったような、気恥ずかしい気持ちで車に乗り込んで出発。
　途中で董事長の家に寄り、蘇州までの1.5時間をミーティングの時間に充てる。董事長の忙しさも半端じゃ無いので、なかなか落ち着いて話す事ができない。貴重な時間を無駄にしないよう一件一件話を進めていく。

　蘇州に着くとすぐに会議。明日に迫っている棚卸の最終確認と、相変わらずまとまりの悪い日本人メンバーの意思疎通を図るべく、仕事のフローをもう一度確認しながら進めていく。ほんと、、、仲良くしてくれよなー。今件、また持ち越しとなってしまった。これをまた会議体の俎上に乗せる必要があるのか・・・めんどくせーなー。

　午後は棚卸のリーダー格の人と再再確認する。今までは受身でずっと棚卸の兵隊としてただただ数を数えてたけど、こっちではそうは行かない。自分が中心となって棚卸のフローから日程調整、問題点の発掘、果てには車の手配まで全て考えないとならない。うーん、、、難しいね。こうすればああなるし、ああすればそうなる・・・・全てを調整して上手くやらないと結局自分の財務データがおかしくなるから首を絞める事になるしなぁ・・・・かと言ってこっちばかりの理論を押し通そうとしても角が立つし、、、、正に中間管理職って感じだな。

　打ち合わせが終わってから、各種データをまとめたり、今日一日に入ってきてるメールを返信したり、本社の若い営業マンがやらかしちゃった失敗をフォローすべく電話したり、その原因を作ってしまった蘇州の営業マンに基本的な事を説明したり、、、という間に一日が終わってしまった。

　俺って一体何をやってるんだろうか？こんな仕事の進め方でいいのか？と思いながら重たい体を引きずってホテルへ戻る。ちょっとベットに横になったつもりが、気づいたら夜中だった。あー、外はもうどの店も開いてないよ。今日は晩飯抜きだな・・・・ひもじいよぉ・・・




＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　私が週のうち半分近く（2日間）行っている蘇州という街は、古くからある水の都らしいです。上海から列車で約1時間の場所にあるこの街は、上海の喧騒とは全くかけ離れた、ゆったりとした時間が流れてる場所です。街の中心を取り囲むように運河が流れていて、1000年以上昔の建物があちこちに存在しています。
　上海に住んでて、その後蘇州に移った人は、「もう上海には戻れない」と口を揃えて言います。
もし上海に旅行に来られる機会があれば、蘇州まで足を伸ばしてみるのもいいと思いますよ。

よく分からない訪問

（上海地方）橋本元首相死去　-　訴えられたり、議員辞職したり、いい晩年じゃ無かったなぁ

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　今日は朝からシンガポールのGMが「また」やって来た。
　このGM、今回の出張は一日だけ上海にやってきて自分とMTG、その後日本へ行って商談、その後シンガポールへ戻るという強行スケジュールである。・・・・っていうか、自分でそういう予定を組まれたのだが、、、はっきり言って今回の出張の目的は我々全員が「？？？？」という感じ。自分としてもやりたい仕事は全て投げ出して対応しないとならないし、一から色んな事を説明しないとならない。正直時間が非常にかかる。
　大義名分は「ＫＴ君の補助」という事になっているので、自分としても「そっちに行くから」と言われると「お願いします」としか言いようが無い。しかし面白くないのは中国統括役員である取締役である。GMの出張予定報告が来る度に
「何故彼はこんなにも上海に来るのだ？いい加減にしろ！」
という怒りのメールが我々に飛んで来る。俺と董事長としてみれば、「いや、別にこっちは頼んで無いんだけど、、、」と言いたいが、来て大いに助けてもらっている点もあるのでそうとも言えない。・・・一体上海に何があるのだろうか？不思議だ・・・と思いながら今日も対応。上海の経理の女の子からは
「私今までズット来たら対応してイヤでした。デモ前からズットＫＴさんが相手してくれる、コレ楽でイイネ。」
と言って自分の仕事に集中。・・・はいはい、俺が対応しますよ。あなたは仕事に専念して下さいな。

　という事で、今日は銀行へ行き為替のヘッジ方法の説明を受け、監査法人へ挨拶。はっきり言って別に今日行く必要は全く無かった用件を済ませ、一日が終わった。・・・一体なんだったんだ？と思いながら仕事してると、董事長がやって来て、

「今日は同業他社の懇親会があるから、参加してくれ。」
と命令されてしまった。え？？懇親会？マジで？あー、酒飲みたくねーなー。ほんと、この俺の来客やら訪問やらの多さは辟易気味だな。本社の机に座りっぱなしの仕事が懐かしいよ。自分の仕事に専念できたよなー。はぁ・・・・

　で、特に実りの無い懇親会に参加する。こんな事を毎日やってる営業ってエライよなぁ。なんというか、パワーが無いとやれないね。俺は昔は営業向きだと自分で思ってたけど、やっぱり内勤向きだわ。知らない人と会話するのは疲れる・・・・

　やっと終わったと思ったら、GMから
「ちょっとコーヒーでも飲まないか？」
と言われてスタバへ行く。何か話があるかと思いきや、特にとりとめの無い話に終始して終了。・・・ほんと、一体なんだったんだ？今日は？

　


＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　さて、中国で一番鼻持ちならない人種、これが上海人だと言われてるそうです。確かになんというか排他的で上海人以外を受け付けない空気を持っていて、「上海人が一番だ」という態度を取ってます。
　中でも上海人の女性の力はとても強く、「男は優しくして当然」という気持ちでいるようです。上海の男の人達は、女性に振り向いてもらおう、付き合ってもらおうとそれはそれは並々ならぬ努力をするようで、見ていてかなり情けないです。（明日に続く・・・）

小姑のように思われ・・・

（上海地方）フランス勝利！　-　スペインってなんか・・・弱いね

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　さて、資金繰り表が一応完成した。これを作り終えて、今までなんとなく分かってなかった部分がかなり見えてきた。そう言えばこの部分ってどういう処理をしてるんだ？とか、普通ならここでやるはずの処理がされてない気がするな、、、とか、なんでこの支払条件でこんな日に払ってるんだ?、、、などなど疑問点がかなり浮かんできたので、担当者を一人一人呼んでその疑問をぶつける。

　ま、普通なら質問を聞いて、それの答えをもらって、、という流れになるのだが、ここは中国である。まぁ質問をするまでがとても大変。
　まず経理のスタッフ。彼女は全くその気は無いのだが、自分の気の乗らない事、面倒な事を聞かれたりやったりする時はものすごーーーく顔に出る。当然済んだ事をあれやこれやと、恐らくは自分でも「あー、なんかうやむやにしちゃったなぁ。」なーんて思ってる事を指摘されるのは面倒である。彼女に質問しながら表情を見ていると、やっぱりムクれ顔に見事に変化。あー、ごめんね。でもきちんと調べてね。
　自分が質問した部分には、彼女自身も気づいてなかったミスも含まれていたようだ。基本的には一応仕事はしてくれるので、ミスに気づいて表情が一変、「ゴメンナサイネ、スグ直しマス。」と言ってパチパチと修正し始めた。

　次に出納の女の子。彼女は
「仕事量が増えて増えてもうどうしようもない！もう夜も寝れない！だから給料を上げろ！！」
ととんでもない要求をしてきた子だ。忙しいをアピールしまくってる（でも６時にはキッチリと帰る）ので、実に聞きづらい。とにかく中国人の基本的スタンスとして
「自分の決められた仕事以外の仕事はしない！」
というものがあるので、今回自分がしている質問に対して調査して回答するという行為は「余計な行為（仕事ではない）」以外の何者でも無い。非常にいやーな顔をされながら渋々調査してくれた。ふぅ・・・すまんのぉ。

　そして最後は営業（女性）の子。この女性は日本人であるが、営業経験はまだ浅く、かつこの会社では経理的な観点で彼女に指摘する人がいなかったので、彼女にしてみれば
「○○の入金が入ってないから調べろ。」
とか
「○○の入金がインボイス一本分少ないのは何故か？」
なーんていう質問は正に”細けーーー”っていう世界の話である。あぁ、、多分嫌々やってるんだろうなぁ、、、と思いながらもたんまりと宿題を出して回答をもらう事とした。すんませんね、お願いしますよ。

　いやー、神経使ったねー。これが男だったら「調べとけ」で済むけど、ここは中国人＋全員が若い女性だから質問するのにもほんと気を使うよ。甘い顔と厳しい顔の使い分けが難しいねぇ。
　ま、いいや。普段は大雑把だけど、こういう時ばかりは小姑のように細かく行かなきゃな。とにかく俺は財務面の最初にして最後の砦なんだからなー。きっちり締めないとって・・・・かなり不安・・・



＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　上海は今正に不動産バブル絶頂の時代です。みんな投機用にマンションを買い、倍近くで転売してキャピタルゲインを得ています。正に2０年近い前の日本のようです。
　さすがにこれではいかんと政府が腰を上げ、投機用の購入は認めない（具体的には確か5年住まないで売ると税金がどうとか・・・）という方針を出したようです。
　自分の勝手な予感ですが、、、かなりいびつな経済発展をしてるので、いつか絶対にコケる日が来ると思いますね。

仕事する

（上海地方）ウクライナ辛勝　-　チェンコのゴールがもっと見たい

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　月曜だ。いつもなら蘇州へ行く日であるが、今日は董事長の都合が悪く木曜日に延期となった。これは・・・・かんなりラッキー！！貴重な一日だよ。これで色々と仕事を進めれる！と意気込んで仕事に励む。

　前から資金繰表をずっと作っていたのだが、これがようやく、ようやく完成の日の目を見る事となりそうだ。本格的な資金繰り表と言うのを作った経験が無かったので、実に苦労した。試行錯誤を繰り返して、何度もフォーマットを作り直したが、これでもまだ上手く出来ていないよな。あー、上司が、というか頼りになる存在がいないというのは非常に心細い。何でもかんでも全て自分で判断する経験というのは自分自身の成長を促す反面、間違っていても指摘されない為成長方向が異なってしまったり、伸びしろが小さくなってしまう危険性がある。
　自分の実力が全く無い事を自分自身が一番よく知っているので、こういう時どうしたらいいのか教えてくれるような人の元で働きたいよなー。この資金繰りにしたって、多分経験ある人がこれを見たらかなり指摘する項目が多いだろう。多分全然なってないと思うのだけど、どこが間違っているのかは自分では分からない。HPなんかを見て色々確認したけど、、、、これでいいかどうかはかなり不安。ま、徐々に経験値をアップさせて行こう！

　ここで恥を忍んで皆さんに質問があります。各社の支払条件なんかをずっと見てたのですが、どうしても分からない単語が出てきました。「AMS60Days」とか、「T/T45Days」っていう単語のAMSとかT/Tとかって、一体どういう意味なんでしょうか？雰囲気的に月末締めとかいう意味なんだと思うんですけど、その略語の意味が分からなくて・・・どなたか是非とも教えて下さい。

　しかし、海外の資金繰りは「手形」というものが存在してないから楽だな。これに手形が入ると、手形の満期日なんかが絡んでくるからかなりややこしくなるもんね。その分円と元とドルと香港ドルを勘案しないといけないからめんどくさいけど、手形の事を考えるよりはいいと思うなー。
　
　こっちへ来て2ヶ月弱、ようやく会社の状況みたいなものがぼんやりと見えてきたような気がするよ。やっぱりこういう細かい足元周りを自分でやらないとわからないよなぁ。明日はこの表を元に大質問タイムだな。・・・・ウザがられるだろうなぁ・・・・



＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　さて、今日は中国の経理の状況について。
　中国の考え方は、「普通は払わない。催促されたら払う。」というスタンスです。だから例えば60日後に支払という決まりでインボイスを受け取っていたとしても、客先からさらに「払ってね。」という依頼が来ないと払わないそうです。
　また更に困った事に、「どれだけ期限より遅くお金を払ったか。」というのが優秀な経理マンの尺度となっているらしく、なかなかお金を払ってもらえません。なんちゅうか、、、国際基準にはまだまだ程遠いです。

朝は良かったんだけど・・・

（上海地方）ポルトガル、オレンジ軍団破る（1-0）　–　勝つとは思わなかったよ

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　最近・・・日記が更新できてない。忙しいなんていうのは理由にならないよなー。時間は十分ある。こういうブログなんかに関わらず、とにかく時間を上手に使えるようにしないといかんな。仕事も遊びも１００％やってからこその人生だもんな。頑張ろう。
　と、思いながら起きた。日曜だからってダラダラばっかりしててはいかん！と思い、地下のジムに初めて足を運んだ。ランニングマシンがあったので、そこで3キロ走る。3キロだと思ってたけど、アメリカ製のマシンだったから、もしかしたら3マイルかもしらんな。とにかく走った。汗ビッショリになって気分爽快！やっぱり体を動かすって気持ちいいよな。満足満足。

　で、部屋に戻ってPCを付ける。やっぱり仕事が気になるので、仕事をやらなきゃなー、、、、と思いながらインターネットをダラダラ。で、面白いコーナーを見つけて、そこから夢中になって作った。
http://wc2006.yahoo.co.jp/supporter/best11/view?name=J1.B5jPdZk1UcPg.

・・・どうです？これ、かなりイケてると思うんですけど・・・・、、、、と奥さんに自慢げに見せてみたが、「下らな～い」と冷たい反応だった。
　気を取り直して仕事に戻る。一応最低限の所までは終える事が出来た。、、でも結構遅れ気味だよなー。とにかく邪魔されずに仕事できる時間が欲しいよ。

　さて、これからどうしようかな、、、と思ってたらウトウト。ね、、、眠い。猛烈に眠い。朝頑張って運動した反動が一気に来てしまった。結局グッスリと爆睡。気づいたら夜だった。あー、正に惰眠だな。もっと頑張らないと。とにかく上海に来たこのチャンスを活かしきれてない。もっと生活を大いに楽しまないと後悔するな。頑張ろう。




＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　上海のオシャレ事情に関して。
　上海でも数店舗展開している「ユニクロ」。日本と同様安い！を売りにしているかと思いきや、結構お高い金額で驚いてしまいました。どうもユニクロはこっちでは「おしゃれカジュアル」なブランドイメージを作ろうと頑張っているらしく、値段もわざと高めに設定してるそうです。こっちの人のイメージで行くと、、、、ベネトンみたいな感じでしょうか。
　しかしなかなか上手く行ってないらしく、赤字なんですって。日本人からしてみたら高いユニクロなんて何の意味があるの？って感じですよね。

ドキドキの初体験

（上海地方）PRIDEは予定通り開催　–　ミルコと吉田か～。見てーなー

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　まずは、掲示板を見るとtm_doragonさんが合格されたという書込みがされていた。いやー、めでたい。このHPに合格体験記を送ってくださって以来、メールで情報交換やエール交換をしてきたいわゆる「戦友」の合格の報せを聞き、胸が高まった。改めて本当におめでとうございます！やっぱり「思い一念、念ずれば通ず」、だよな。強い気持ちがあれば必ず受かる、そういう試験だと思うので、今回残念だった方も絶対に諦めずに頑張って下さい。また、受かった方、最近合格体験記寂しい状況なので、是非ともご自身の経験を教えて下さい。受験生の励みとなるはずです。フォームはこちらからどうぞ。

さて昨日の続きから。もうここ数週間位、髪を切りたくて切りたくてどうしようも無かった。もみあげは藤岡弘のように立派に成長し、後ろ髪もシャツにかかり出す始末。基本的にサッパリと短くしているので、もう耐えられないレベルに来ていた。
　しかし、、、しかしである。ここは中国。人間の見た目で最も大事な部分、というか自分の努力次第で良くも悪くもなる部分というのは髪型だと思う。俺にだって人並みにオシャレ心はあるので、髪はきっちりとしておきたい。led00254さんのブログで爆笑してしまったが、実は同じ海外に住む駐在員として笑うに笑えない状況にいるのだった。こっちのオシャレ感覚は、日本と変わらないように一瞬思えるが、やはり相当、相当遅れている。やっぱり女性も男性も魅力的な人が圧倒的に少ない。服もダサいし、化粧っ気も無い。髪型も数十年前の映画スターのようなものや、デビュー当時のシャ乱Ｑのような人、はたまたスポーツ刈りの出来損ないにしか見えないような人等など・・・・俺も髪を切られるとあぁなってしまうのだろうか？

　幸い、日本人の多いここ上海には日本人の美容師も大勢いるらしい。少々値段は高いが（ひとくちメモ参照）、背に腹は代えられない。彼らに任せようと思い店を探すが、目星を付けた店はなぜか閉店。その他の店に行こうと電話したが、予約しなければ切ってくれないという。切りに行こうと重い腰を上げた瞬間から、もう俺の「切りたい」という欲求はＭＡＸに達してしまった.もうこうなったら中国人スタイリストに賭けてみよう！！と思い、思い切ってド中国の美容院へ入る。スタッフ達の髪型を見る・・・う、、、不安。

　しかし俺も無策でここに来た訳では無い。まずはオフィスにいる女の子に「こんな風にして下さい。」という中国語を教えてもらい、頭にインプット。そして更に、俺が最も「ダサい、恥ずかしい」とバカにし続けてきた「スターの写真を持参して見せる」という行為を解禁したのだ。土曜の夜WOWOWでやってる「CSI：ニューヨーク」に出演しているダニー・メッサー役の男の人の写真をHPからプリントアウトし、胸にしたためたのだ。・・・・恥ずかしいがこれも自分の身を守る為だ。我慢しよう。

　その店、一応カタコトだけど英語が通じた。かなり嬉しい反面、話す機会を失ってちょっと残念。（どのみち電車の中で覚えた中国語は忘れてしまっていたのだけど）
　スタイリスト（50RMB）かトップスタイリスト（150RMB）かと言われたので、迷わずトップスタイリストを選択。出てきたのは・・・やや長髪、色はアッシュオレンジにピンクのメッシュが数本混入。メガネをかけた姿は往年のアイドルバンド「CCB」のドラム（確かRYU君だっけ？）を思わせる風貌の男の人だった。・・・・この時点で死亡を確信する。あぁ、、、上海でおもしろ頭として過ごさなくてはならないのか。。。。

　しかし希望は捨ててはならない。ここぞとばかりに胸ポケットから例のプリントアウトした用紙を取り出し、「こんな風にしてくれ」と恥を忍んで懇願する。CCBは正に一瞥しただけで「ＯＫ」と語りワッサワサと髪を切り始めた。神よ、、、我に光を！！！祈りながらただただひたすら身を任せる。


（数十分後・・・・）


　・・・ん？お？？うーん？
　あれ？思ったより、、、いいんじゃない？いや、これ、予想より遥かにいいよ。これなら日本で切るのと変わらないね。これで２０００円ちょっとなら満足満足。確かに、「ここは刈り上げないで」とか「もみあげをもう少し薄く、全体から先に行くに連れて細くするように」とか「眉カットもしてくれ」なんていうのは言えないけど、ダニー・メッサーに近からずとも遠からずな髪型にはなったよ。うん、満足満足。良かったねー。

　・・・・というのが昨日の出来事。肝心なのは一日明けてから髪がどうなってるか、だ。鏡を見ると、、、うん、よしよし、これならオッケーだわ。気分良く今日も会社に向かって、一人でせっせと仕事に励む。あー、良かった良かった。

　とりあえず俺のドキドキ美容院初体験は成功と言えるだろう。次からもここにしようかなーっと。




＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　さて、ここ中国の散髪事情について。
　値段はまさにピンキリらしいです。安いとこだと５元から！！！らしいですが、普通の中国人の若者が行く所は大体５０元位らしいです。
　今回行った所は前述の通りスタイリストが５０元、トップスタイリストが１５０元でした。日本人のスタイリストになると、これの約２倍の値段。大体３００元程度との事です。中国人の感覚から言うと３００元を散髪に払うって・・・って感じらしいですが、日本円に換算すると約４５００円、それでも日本より安いですよね。

終わったねぇ

（上海地方）韓国敗戦でアジア勢全滅　–　枠は削減だな

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　昨日寝る前、正直どうでもいいと思ってたけど、一応奥さんに「もし起きれたら起こしてね。」とお願いして眠りに就いた。
　・・・遠い意識の外で歓声が聞こえる。なんとなくサッカーやってるのかも、、、と思いながらも眠ること数十分、突如聞こえる奥さんの
「おぉっ！！」
という声を抑えた驚嘆の声で目が覚めた。TVを見ると・・・・おぅ？？！！日本先制してるよ！！一気に目が覚めた。マジで？凄い！！！興奮してTVにかじり付く。これには中国人解説者も（多分）驚いてるよ。いいぞー！！かなりいい感じになってきた。これはもしかして、、、、。



・・・・儚い夢だったよ・・・・

　1-3になった時点でTVを消してフテ寝する。はぁ・・弱い。明らかに弱すぎる。あの前半終了ロスタイムで入れられたのが痛すぎるね。あーあ、、、

　朝目覚めて、1-4だったと知る。ふーん、もうどうでもいいや。こんなんじゃアジア枠削減だよ。おまけに今年からあのオーストラリアがAFCに入るしなー。4年後はかなり厳しいね。明らかにイランもサウジも日本も予選を勝ちあがれるチームじゃ無かったよ。唯一韓国は、、って感じだけど負けちゃったしなー。

　眠かったけど仕事した。なんとかある程度は終わったな。あとは明日、土曜の勝負だな。今日は帰ろう。久々に7時前に会社を出る。

　帰ったのには訳がある。今日は中国語教室の無料体験講座があったからだ。会社の近くの学校に行って、話を聞いた。うーん、、、高いなぁ。でも動かないと何にもならないからなー。答えを保留して家路に着く。

　実はもう一点、どうしてもやりたい事があった。もう我慢ならない程に伸びた髪をなんとかしなくてはならない！日本人のスタイリストがいる店に行きたかったが、そこは何故か閉店してた。もう待てない！と思い、恐る恐るローカルの美容院らしき店に入る。さて、どうなることやら・・・続きは明日。




＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　さて、アジア最後の砦、韓国の中国語読みに関して。
　韓国は・・・「韓国」です。これもそのままですね。ハングォみたいな読み方です。

突如開いたパンドラの箱

（上海地方）ガーナ、アメリカに勝利（2-1）　–　強い！

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　その箱は突然開いた。
　董事長が「みんなでランチを。」と発案して、近所の中華料理屋さんでみんなで食事。話題はもっぱらワールドカップに関してだった。若い女の子ばっかりなので、誰がかっこいいか（ひとくちメモ参照）なんかをワーキャー話して、お開きとなった。

　オフィスに戻り、仕事をしてると、その流れから財務の女の子から
「Ｔさんは日本のチャンネルで試合見ますか？」
と聞かれた。そうだよー、と話すと
「ワタシ、中国のチャンネルでクロアチア戦見ました。画像の下に、みんなからの投稿がテロップで流れるけど、ソレ日本の悪口バッカリ、スゴイネ。」
とのこと。へー、やっぱりみんな嫌いなんだなーと思って、
「あ、そうなんだー。やっぱり日本って嫌われてるんだねー。」
として話を終わらせようとしたのだが、、、、彼女から

「ヤッパリ、少しキライネ。」

と言われてしまい、流れのまま日本と中国の話になってしまった。
　彼女の話を要約すると、

・ ○国神社へ参拝するのが理解できない
・ 南○大虐殺をしたのに謝っていない、それどころかそんな事実は無いと言う人がいる
・ ドイツはきちんと謝罪しているのに、日本はその姿勢を見せない

などなどまぁ日本で報道されている部分とかぶるものばかりだった。
　彼女は更に、先日○京大虐殺で被害を受けた人が訴えたけど、時効だから却下されたという事、日本が起こしたその他の侵略行為、南○大虐殺では川の水が真っ赤に染まったという「事実」、歴史の先生（老人）がその身で体感した日本の酷さ、、、などなどを語りだした。口調はソフトだったし、彼女は日本企業に勤めているので、日本に対する負のイメージはあまり無いと言っているが、、、、やっぱりそういう思いがあるんだろうなぁ・・・

　それらに対して、自分が言える事と言えば、、、「ごめんなさい」でしかないな。勿論言おうと思えばいっぱいある。○国は戦没者を祭っているのであって、決してＡ級戦犯に対して行っているのでは無いということ、謝罪も日中友好宣言で行い、過去については不問に処すとしたこと、更にその後日本は大量のODAを投じて中国に対して復興の手助けをしている事、○京大虐殺は無いと主張するバカ政治家は、日本でも白い目で見られていること、などなど。
更に、こうした日本に対する徹底したマイナス面の「刷り込み」教育は、中国国内の不条理な体制から目をそらす為にある種国策として行われていた事、中国人もモンゴルやベトナムなどに対して同様の事を行っているという事実、中国政府の命令で、グーグルやMSNなんかでこうした単語は検索できないようにロックをかけているという「事実」等など・・・

　でもそういった事実を全て超越してしまうものがあるよなー、と思って何も言えなくなってしまった。彼女の言っている事は、誇張されているとは言え（されてないかもしれないけど）事実である。そのもうどうしようもない圧倒的に極悪非道な行為の前には、我々はただただ謝るしかないのかなぁ、、、と思ってしまった。
　そしてそれ以上に、自分は「事実」を知らない。もしかしたら本当に川が血で赤く染まったのかもしれない。そんな裁判があったことさえ知らない。参拝についての自分なりの意見も正直無い。やめりゃいいのにねー、って感じだけだ。そんな中途半端な知識しかないのに、こんな重たい事をとやかく言う事は出来ない。いわゆる普通の日本人である自分は、彼らに対してモノを言えないのかもしれないなー、と思ってしまった。時代背景があったとはいえ、先祖が犯したこうした蛮行、愚行は消える事は無い。謝罪意外に出来る事は無いね。

　経理部内の空気を現すかのように、外は突如真っ暗になって、激しい雨と雷が降り注ぎ始めた。最後は
「コノ話、オモタイネ。Ｔサンはいい人、ワタシ日系企業勤めてるから今のニホンジン、そうじゃナイコト知ってるネ。」
と言ってくれて話が終わった。うーん、言葉だけじゃなく心からそう思ってくれてる事を願うよ。

　真の日中友好は、自分のような人間（中国で働く日本人）が長―――い時間をかけてイメージを変えていくしか無いんだろうなぁ。そういう意味では、余計な外交要因を作るべきでは無いのではないだろうか？とも思うが、自分のように知識の浅い人間は何も言えないねぇ。とにかく願！日中友好だわさ。


【注】変な規制がかかるとかかからないとか聞いているので、あえて○で単語をボカしてみました。・・・影響あるならこんなことしても変わり無いと思うのですがね。


＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　上海オフィスで人気があったサッカー選手3名

・ カカ（ブラジル）
・ アン・ジョンファン（韓国）
・ Ｄ・ベッカム（イングランド）

でした。みんな結構知ってるんですねー。

恐るべき危機回避能力 － 女の勘？

（上海地方）コートジボアール逆転勝利（3-2）　–　意地を見せたねぇ

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　朝、ネットでW杯の結果を確認する。・・・おーー、スウェーデン引き分けてるよ。良かったー、これで決勝トーナメント進出だな。しかしＡ．スベンソンが今日もベンチになってる。怪我か？調子悪いのか？非常に気になる。彼のプレーをドイツ戦で見たいよ。

　しかしそんなのんびりとしている暇は無い。月・火曜と蘇州へ行ってたので、メールが山のように溜まっている。そのほとんどは蘇州で確認してたけど、会議中だったので返事が書けなかった。午前中はそのメールをさばくのに必死。
　なんかの雑誌で、「さおだけ屋はなぜ・・・」の山田何とかって人は毎日メールが300通以上入って来るってのを読んだ事がある。そんなのほんとにさばき切れるのか？俺50通でもヒーヒー言ってるのに。

　午後、賃金問題でもめてる（突然給与の25％アップを要求してきて、それを呑めなければ辞めると通告してきた）出納の女の子と面談。月曜に派遣会社と相談した時に、
「あの子は相当評判が悪い。あのキャリアでその金額は払いすぎている。代わりの子を絶対に見つけるべきで、すぐにでも紹介出来ます。」
という意見を聞いていたので、こちらとしてはもう態度は決まっていた。彼女の要求は呑まない、断固としてはねつけよう、っていうかお前いい加減にしろよ！位の勢いで彼女との面談に備えた。
　彼女の要求を呑むつもりは無いという話はもうしてあったので、俺と董事長はてっきり辞めるという話を始めるかと思っていたのだが、彼女の口から出た言葉は、、、

「これからも続けマス。タダ私の仕事、ホントウニ忙しいヨ。ワカッテモライタイデス。」

という事だった。呆気に取られる日本人二人・・・あれ？話が違うね。

　恐らく彼女は、「要求は呑まないよ」っていうこちらの雰囲気を敏感に感じ取ったんだろうなー。そして同時に、自分の市場価値を嗅ぎ取ったのだろう。割高の給与をもらっている事も彼女なりに認識したのだろう。うーん、、なんというかたくましい。ギリギリの所で危機回避しやがったな。こっちとしてはほんとに拍子抜けって感じだった。

　その結果を受けて、人材派遣会社へこっそりと訪問、顛末を話して、今回は人材募集は見送ると話した。その担当者からは、
「いやー、Ｔさんだから言えますけど、彼女、もしここで契約が切れたらこちらの方も一切紹介しないように手配していたとこだったんですよ。御社のほうでも、彼女との契約は考えて行った方がいいと思いますよ。」
と教えてもらった。うーん、、、、ほんと、辞めてもらいたかったな。
　担当者は同時に、
「彼女みたいな性格の子は、こちらから解雇するとあれやこれやと難癖を付けてくるので、自分自身で退職するように持っていくべきですよ。」
とも教えてくれた。確かに、辞めた人間の妨害工作って話は良く聞く。（ひとくちメモ参照）慎重に話を持って行かないといかんね。

　オフィスに戻ると、もう夕方。あーーー終わんない。もうほんとに我慢ならない。自分がやろうと思ってる仕事は全く進んでいない。もうこうなったらとことん仕事してやる！と思い、今日は誰もいないオフィスで一人ずーーっと仕事する。あー、スッキリ。これでちょっと進んだな。もうこれ以上仕事の遅れは許されない。意地でも進めてやる！

　家に帰ったのは11時前。あー、疲れた。前までここから勉強してたんだもんなー、、、、。あの時の俺は根性あったなー。ほんとなら中国語の勉強しないといかんけどなーーー、、と思いながらいつの間にか寝る。



＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　中国ではやっぱり「自分さえ良ければそれでいい」という考え方が圧倒的多数を占めているので、引継ぎなんかは普通は行われないようです。というかそれだけでなく、自分がいなくなった事による影響を大きくしたい、という気持ちも働くらしく、資料をわざと破棄したり、関連会社に「もうおたくとは取引しない」なんていう電話をかけたりして、業務に支障をきたすような行動を起こすそうです。
　・・・・こっちでの常識は日本の非常識、日本の常識はこっちの非常識、これはほんとに存在します。とんでもない国ですよ、マジで。（いいとこもいっぱいありますけどね。例えば、、えーーっと、、物価がそれなりに安いとか）

立ちはだかる壁・・・しょうがないのかな・・・

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　朝からずっと会議会議会議会議・・・今までは会議体が開催されても、自分は主たる立場に無かったので気が楽だったのだが、今は違う。董事長の司会の下、自分は議事録を同時進行で取りながら、前日の董事長との打ち合わせで決まった事項を漏れなく遡上に上げるように気を配らなければならない。専門用語もポンポン飛び交うこの会議、わからない単語が出ても「あ、すみません、それってなんですか？」と聞けないので、話の前後から推測して理解に努める。（勿論会議が終わったらちゃんと確認するのだけど）・・・やってみて初めて分かったが、ほんとーーにこれは疲れる。常に気を張ってないとならない。たまに董事長から
「何か追加事項ある？」
と振られる場合があるので、次の質問を用意しとかないとならないし・・・

　そして人間関係！この上海の事業所は現地採用の日本人が多い。その全てがかつては超一流企業に勤めていた人達ばかりだ。だからみんなプライドが高い。T社のやり方、P社のやり方、S社のやり方、色々あってそれぞれの意見がぶつかり合う。そのどれもある意味当たっている部分があるので、どっちが正しいとも言えず、つめたーい空気が流れる事もしばしば。正に傭兵部隊という感じだなー。

　しかし、全員に言える事は

「ま、所詮俺たちは現地採用だし。」

という冷めた感覚を持ってるという事だ。あれこれ文句は言うけど、その問題点を自分から改善しようとは全く思っていない。それは駐在員であるお前らの仕事でしょ？早く解決してよ、という姿勢で仕事に臨まれている。中国人スタッフが自分に向けて表す態度と同じような感じだ。日本人スタッフは違うだろうと思ってただけに、これは、、、、辛い。
例えばとある生産管理の部長は
「営業はほんとに知識が無くって使えないんだよなー。この前もメールで変な質問してきたからアホらしくて無視したんだけど、あんな事やってたらシステム完全に廻らなくなるよ。」
なーんて言い出す。システムが廻らなくなったら、結局自分も困るんだから解決策を講じてくれればいいのに、それは自分の仕事では無い、といわんばかりの口調で非難の嵐。うーん、もっと全体で会社を良くしていく方向へ持っていきたいのになぁ・・・残念だ。

　その事を董事長と何度か話した事はあるのだが、やっぱり董事長もそれを強く思っているらしく、でもそれはどうする事も出来ないので
「しょうがない、そういう意識の人を上手く使っていく以外無いんだ。」
という結論になってしまうのだった。・・・悲しいなぁ。

　確かに俺は現地での給与以外に海外手当てみたいなものをもらってるし、住居費用も会社持ちだ。ありえない位仕事量は増えたし、正直胃がキューっと痛くなるようなプレッシャーと戦ってるけど、それと同じ位日本では考えられなかった「特権階級」的な扱い（広い机、GM的肩書き等々）も受けてる。日本でのんべんだらりと仕事してるより何十倍もチャレンジングで絶対に出来ない生きた経験をさせてもらってる。明らかに一社員というより、マネジメント側の立場に今立っている。ありがたい限りだ。正直現地採用の方よりは恵まれた立場にいると思う。

　うーん、、、、しょうがないのかなぁ・・・。そういう立場を超えて会社を良くしていく方向に行けたらいいのになぁ・・・でも無理なのかなぁ・・・



＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　今日は携帯電話について。
　中国、少なくとも上海ではほとんど全ての人が携帯電話を持っています。でも値段は驚くほど高い！！しかも日本から１、２シーズン位遅れてるのに。大体安いので600元（9000円）程度、高いものだと5000元（75000円！！）です。中国人の平均給与が2000元だから、この携帯というのは日本の物価に直すと50万円とかそれ位の値段がする代物です。
　でもみんな持ってるんですよねぇ・・・ほんとに不思議。

俺たちは財布じゃねぇ！！！

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　さて、今日は月曜なので蘇州へと行く日だ。昼過ぎに出るので時間は無い。・・・・のに朝から爆発的に忙しかった。
　
　まず、、、出納の女の子との契約が今月末で切れる。その彼女から、
「給料を２５％アップしないと契約を打ち切る。」
というとんでもない要求を突きつけられてしまった。今日はその回答を彼女に対して行った。勿論応えはNo。そんな要求呑めるわけが無い。・・・が、一方で彼女に今辞められたら困る。我々は圧倒的に立場が弱い。ので、一応特別手当を出すという条件を提示して彼女に納得してもらおうとした。・・・が彼女の反応は悪い。あー、恐らく辞めるんだろうなー。ほんと、なんて奴だ。信じられないな。こんな事して気分悪くならないんだろうか？この時期にそんな要求出しやがって！ほんまに汚い。はらわたが煮え返るというのはこういう事やな、、、と思いながら努めて冷静にこちらとしての条件を提示する。・・・しかし足元見られてるよなぁ・・・

　財務の女の子（自分の部下で、出納の子の上司）とその後状況を確認する。やっぱり彼女は金金金、、、って感じらしい。あ～、ほんまにムカつくな。しかしそんな事言ってるこの財務の子にしたって、自分で交渉して２０％程度給与をアップしてもらった経緯があるらしい。お前もそうやんけ！！いやー、ほんまにこいつら誰も信用ならんな。どこでどう繋がってるか分からんしなー。ほんま、人間不振に陥るわ。

　で、会社の近くにある人材派遣会社へ相談に行く。その出納の女の子を紹介してくれた会社だ。
　担当者のオバサンにこれまでの経緯を話すと、開口一番、
「あ～、あの子ねぇ。こういう事やると思ってましたよ。Tさん、足元完全に見られてますね。かなりここでも評判悪いんです・・・。」
とボロッカス言い出した。へー、そんな評価だったんだー。更に更に
「あの子の職歴で○○元なんてはっきり言って出し過ぎですよ。いいとこ○△元ですね。それはもう完全に渡しすぎです。ほんとに彼女がこの金額を要求したとするなら、もうとんでもない話ですよ。絶対に受けちゃ駄目！そんな要求信じられないですよ。」
と言われてしまった。あ～、ってことは、俺達はものの値段を分からないまま言い値で払ってしまってたって事か～、、、、、間抜けにも程があるな。情けない・・・・

　という事で、蘇州へ行く車中その事を董事長と相談する。残念だがやっぱり彼女には辞めてもらうしか無いんだろうな・・・なんか、、、やだねぇ。

　蘇州へ着いて、また打ち合わせ。その後はお決まりの日本食で食べ放題飲み放題で１００元払い、またお決まりの店で飲む。この飲み、一体何がおもしろいのかほんとに分からない。日本にいた頃からそうだが、この客を金としか思っていない大して綺麗でもない妙齢の女性と酒を飲んで、大金を払って何があるのだろうか？どうせ行くならもっと直接的な所の方がいいよなー。今日も600元も払って中国語の勉強をしてきたよ。は～、安い酒一気させられたから気持ち悪いや。オエ・・・・


＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　さて中国では英語はほとんど通じません。中国でサッカーを見てると、もちろん解説は中国語なのですが、ゴールの瞬間だけ（多分）
「ゴーーーール」
と言ってました。中国でもゴールはゴールみたいですね。（自信無し）

なんでこんな日に限って・・・

（上海地方）韓国フランスと分ける　-　強ぇ。日本なんて比較になんない

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　実は董事長から
「いやー、T君の家、見に行きたいなー。」
とずっと言われていた。いい意味9割、悪い意味1割の意味でかる～いこの董事長、先日ひょいっと
「うん、じゃぁ今週の日曜にそっち寄るわ。」
と言われてしまったからさぁ大変、今日は朝から起きて諸々身支度、家の片付け等を済ませて待機していたのだった。
　11時、娘さんとローラーブレードを滑っていい汗を流した董事長親子が家にやって来た。元気やなー。こんな50に俺もなりたいよ。
　娘さんの為に用意した「太鼓の達人」に娘以上にはまって太鼓を叩くこと1時間、
「じゃ、ちょっと予定があるから帰るわ。このプレステ、借りたいよな？みずき？」
と娘の名を借りて我が家で全く使われていないプレステを持って帰っておうちへ帰って行かれた。いいなー、軽い。

　ふぅ、一大イベントが終わった。食事を終えて、ホッとしてTVを付ける。・・・悲劇はここから始まった。

　まず、ここのマンションでは日本のTVはBSとWOWOWしか映らない。（というかこれだけ映れば十分だけど）　ネットでTV欄をチェックして、今日はBSでは日本戦は放送されない事を知る。・・・日本語の放送、見たかったなぁ・・・
　しかし、中国版ESPNみたいなスポーツ専門チャンネルではリアルタイムで放送してくれる。しょうがない、中国語の解説を聞きながらTVを見よう、と思ってそのチャンネルを付けたら・・・

つ・付かねぇ

　なぜだ？いつも付いてるチャンネルが黒い。真っ黒だ。なぜ映らない？何故？何故？焦ってマンションのフロントに電話する。マンションのフロントは、
「今日はもう直らない。すみません。」
の一言で終わってしまった。いやいやいやいや、いやいやいやいや、すみませんじゃすみませんって。アホか？なんで今日に限って壊れる？日曜だろうがなんだろうが絶対に直せ！と思い、必ず直してくれ、とお願いするが、つれない返事。・・・困った。
　多分彼らは今日が日曜だから働く気が無いのだろう。そんな事は許せない。クレームが増えれば働くかもしれない、と思い、うちの奥さんに同じ内容の電話をかけさせる。・・・しかし結果は同じ。くそー、まだ動かないかー。
　でも、でも、直らないなんてひどすぎる。どうやっても見たい。クレームの数を増やす為に、今度は声色を変えて同じように電話をする。・・・でも同じ。どうやら今日はもう直らないようだ。・・・途方に暮れる。

　しかし、、、どうしよう。結果をネットで知るしかないのか？と思って途方に暮れてた所で名案が浮かんだ！そうだ、WEBカメラを通じて見れないだろうか？早速奥さんの実家に電話して、WEBカメラで日本の実家のTVを映してもらってみた。・・・・・一応見れる。途切れ途切れの映像になるが、声は拾ってくれる。おお！感動。久々に聞く角澤アナの声、相変わらずうざい。久々だ。いやー、助かったよ。これでなんとかなりそうだ。

　・・・・で、試合観戦。やっぱりサッカーのように動きの激しい映像をこの上海の貧弱なネット環境で追う事は出来ず、全く映像は見れなかったが、とにかくもう一つだった事は分かった。日本、、、、弱いねぇ。っていうかさー、FW代えろよなー。稲本に代えたのはヒットだったと思うけど、やっぱりこの人は監督としての力は低いね。あー、オシムがやってくれねぇかなぁ・・

　ということで、恐らく電波法とか著作権法とかその他諸々の法律を犯した気がしないでは無いが、日本戦が見れないという最悪の事態は回避した。奥さんの実家に感謝！！そしてもうこうなったら日本よ！ブラジルに勝て！そしてブラジルよ！この後のオーストラリアに爆勝してくれ！！そしてクロアチアよ！最小点差でオーストラリアに勝ってくれ！！



＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　今日は久々にテレ朝を見たのですが、、、、皆さんに質問です。カビラ・ジェイ、もしかして坊主頭にしてます？チラッと見えた映像では坊主頭だったような・・・・

働く女性はエライ！！

（上海地方）面白くなってきたグループE　-　ガーナに拍手！

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　昨日遅くまでW杯を見てたからだが、目が覚めたらもう10時半だった。あーあ、「純情きらり」を見逃したよ。残念。

　チャチャチャっと用意を済ませて、会社へ行く。さ、週の中で唯一誰からも邪魔されない貴重な貴重な時間だ。有意義に使おう！と意気込んで仕事する。

　・・・結構集中した。予算の実績を入れて、対比資料を作ったし、本社から作れと言われていたほんとーに無駄な稟議書とか顛末書なんかも作った。メールもさばいたし、結構乗って来たなぁ・・・と思ってたら、奥さんから連絡があって、調子悪いとの事。うーん、しょうがない、今日は帰るとしよう。仕事は途中止めになってしまったが、家に帰ってやるしかないなー。

　ということで、家に帰って家の事をやる。実は明日「董事長が家に来る」という、董事長としてはかるーい出来事、こちらとしてはかなりビックなイベントがあるので、まだ一向に減らないダンボールの始末と、部屋の片付けをしたり、豚汁を作ったりして家事をこなす。あっという間に夜になっちゃった。家事をやってみて思うけど、働きながら家事してる奥さんって偉いなぁ。その上勉強までやってる人なんて信じられないね。尊敬に値するよ。

　結局今日はその後仕事をする事が出来ず。またW杯を見て一日が終わってしまった。今日は大阪で定例会が開かれてる。楽しかったんだろうなー。WCさんとChalorineさんは大阪の定例会にも行ったそうな。前回は名古屋の定例会にも行ってたし、ほんと、、、フットワーク軽いよなー。素晴らしいよ。
「上海にも行きますね。」
って言ってくれてたけど、この分ならほんとに来てくれるのかも。それまでに中国語少しは話せるようにならないとなー・・・

　毎日日記に書いてるけど動いてないこの状況、なんとか変えないと！！もっと一日を有効に使おう。まずはTV絶ちだな。でもW杯期間中は駄目だろうなぁ・・・
　　


＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　中国でもW杯の人気は高いですが、いかんせん中国は出場していないので、盛り上がり方ももう一つって感じです。ニュースなんかを見ると、韓国なんかはもうお祭り騒ぎになってるみたいだけど、こっちでは若い世代がスポーツバーに行って、ファッション感覚でW杯を見てるって感じかな？少なくとも国全体で盛り上がってるという感覚では無いです。

　・・・ていうか、日本ではどんな感じなんだろうか？案外時差があるから大して盛り上がって無かったりして・・・・

うだうだ日記

（上海地方）アルゼンチン大勝　-　メッシ、やっぱり凄い

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　今週は3日間蘇州で仕事してたので、なんだか金曜日があっという間だな。もう6月も半分過ぎたなんて信じられないよ。早すぎる。今日はゆっくり仕事がしたかったのに、朝からお客さんの所へ行って、新しい勤怠管理システムのプレゼンを聞く。中国人の人が日本語で、パワーポイントを使いながらプレゼンしてくれたのだけど、、、、優秀だよなぁ。ほんと、こっちには人が多い分優秀な人もそうでない人も多い。だけど概ね日系企業で働いている人材ってのは皆揃って優秀だ。俺に例えば同じプレゼンを英語でやれって言われたら・・・・無理だよな。彼らはなかなか日本に行く事は出来ない（ひとくちメモ参照）ので、留学経験無しでこっちでやってるって事らしい。ｎｎさん（海外経験無しでTOEIC990点！！）もそうだけど、やっぱり勉強次第で語学はなんとかなるんだよなー。俺も頑張らないと！

　その後会社に戻って、今度は銀行の方の訪問を受ける。こちらは中国特有のビジネスモデルの説明を教えてもらう代わりに、今期の会社の予想なんかを説明する。あー、結構固い線で説明したけど、これで全然数字が違ったら困っちゃうよなぁ・・・

　で、あっという間にお昼になってしまった。ほんと、もう毎日毎日来客やら会議やらで全く前に仕事が進まないよ。焦っちゃうねぇ・・・

　夜はＷ杯見ながらダラダラダラダラ。何か勉強とか仕事とかをしない理由にW杯を挙げてしまってるけど、そんなの理由にしたらあかんよなぁ・・・去年が勉強の頑張り時だった。今年は仕事と中国語の頑張り時なんだ!今頑張らないでいつ頑張るんだ！ほんとにやれって！！



＊＊上海ひとくち（場合によっては長文）メモ＊＊

　なんと！中国人が日本へ観光に来るには、中国政府に対して日本円で約100万円相当のお金をdepositとして払って来る必要があるそうです。信じられます？日本人でも払えないような金額ですよね。多分密入国とかを予防する為だと思うのですが、いずれにしても中国人が日本に来るのは大変なようです。
　私のオフィスにいる女の子は、別の会社にいる友達に頼んで、「出張命令書」みたいな書類を作ってもらって、それを使って日本へ旅行に行くそうです。それならタダで日本に来れるらしいのですが、、、、