ピーター・ヘラーの『燃える川』を読んだ。
仲のいい大学生の友人ウィンとジャックは、休暇を利用してカナダの湖と川をカヌーでのんびり旅をしていた。その途中で山火事が発生、さらに妻がいなくなってしまったという男が現れ、彼の妻を探しに森に入った二人は瀕死の重傷を負った女性を発見。通信手段を持たず、食料も少ない状況で早く彼女を村まで届けなければならないが、山火事が襲いかかってきて・・・。
サスペンスフルな展開はなかなかに読み応えあり。面白く読めるおはなしだが、それだけに終盤のはなしの進め方には不満が残る。手に汗握る展開が途中でブチっと切られてしまって、ちょっと残念なラストだったなぁ。
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以下ネタバレなので未読の方は読まないように。
この話の展開でウィンを殺す必要があったのかな?というのがずっと疑問に残ってたし、それでこの作品の印象が変わったよねぇ。
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