原田マハの『独立記念日』を読んだ。
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24篇の短編を紡ぐ連作短編集。連作とは言うものの、お話しにつながりはほとんどなくて、前の短編に出てきた脇役(端役・・・名前だけ出ていたパターンも)が次のお話しの主人公というパターン。すべての主人公が女性。最初の「川向こうの駅まで」からぐるっとまわって「川面を渡る風」で一周、この二つだけ主人公が同じ。
著者の巧さがよくあらわれている作品で、「次はこの人が主人公かな?」とか考えながら読むと楽しい。あったかい気持ちになれる作品で、いつか読み返してみたい。
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