瀬尾まいこの『傑作はまだ』を読んだ。
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20代のころ女性と関係をもって子供ができた作家の主人公。結婚はせず、子供が20歳まで毎月養育費を振り込んで、毎月子供の写真が送られてきていた。20年以上引きこもりのような作家生活を続けていたのだが、ある日突然息子がやって来て一緒に住むことに・・・。
著者らしいまったりとした語りが特徴。これまで他人との交流なく生きてきた主人公に、同居を始めた息子が新しい風を呼び込んで・・・。50代の主人公、息子と生活するようになって初めて気づくこと、体験することの多さにびっくりだが、なんとか適応して。なかなかに楽しく読める作品。爽やかな読後感がイイ!
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