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東京五輪:【速報】東京五輪エンブレム使用中止!!

2015-09-01 16:51:30 | 東京五輪2020
佐野研二郎氏デザインの五輪エンブレム、使用中止へ(ANN 15/09/01)


東京五輪エンブレム 使用中止の方針固める NHK 9月1日 12時43分

2020年東京オリンピックのエンブレムについて、大会の組織委員会は佐野研二郎氏のデザインしたエンブレムの使用を中止する方針を固めました。このあと臨時の会議を開いて、最終決定することにしています。

東京大会のエンブレムを巡っては、アートディレクターの佐野氏がデザインしたエンブレムが、ベルギーのグラフィックデザイナーが2年前に作った劇場のロゴマークに似ているとして、IOC=国際オリンピック委員会に対しエンブレムの使用差し止めを求める訴えを先月、ベルギーの裁判所に起こしたほか、佐野氏が組織委員会に提出した空港や街中での展開例の画像がインターネット上から無断で転用されているのではないかという指摘が出ていました。
これを受けて組織委員会は1日午前、佐野氏本人に事情を聞いたうえで協議し、東京オリンピックとパラリンピックの2つのエンブレムの使用を中止する方針を固めました。
組織委員会はこのあと臨時の会議を開いて最終決定し、新たなエンブレムをどうやって決めるのかなど今後の対応を検討することにしています。

裏切られたという思いだ
2020年東京オリンピックのエンブレムについて、大会の組織委員会が佐野研二郎氏のデザインしたエンブレムの使用を中止する方針を固めたことを受けて、東京都の舛添知事は「私が見ても似ていると思うし信用の問題になっている。デザイナーの佐野さんにはまずしっかりと説明してもらいたい。裏切られたという思いだ」と述べました。
そのうえで、「エンブレムのイメージ低下は否めず、佐野さんの責任はあると思うのできょうの会議でしっかり議論したい。こうした問題は一刻も早く片付けてすばらしい大会にしたい」と述べました。

佐野氏事務所 きょう中にコメントしたい
これについて、佐野研二郎氏の事務所はNHKの取材に対し、「使用中止の方針が決まったことについて、把握しているかどうかを含めて佐野氏と広報担当者が不在のため、コメントできない」と話したうえで、「きょう中に会社のホームページでコメントしたい」としています。


佐野氏デザインの五輪エンブレム、使用中止へ 組織委が方針固める サンスポ 9月1日 13:30

 2020年東京五輪の公式エンブレムが、ベルギーの劇場ロゴに似ているとの指摘を受けるなど批判が高まっている問題で、大会組織委員会が佐野研二郎氏(43)デザインのエンブレム使用を中止する方針を固めたことが分かった。関係者が1日、明らかにした。

 同日午後、組織委や東京都など開催準備に関わる組織や団体の代表者で構成する臨時の調整会議が開催され、今後の対応を緊急協議する。終了後、組織委は記者会見する予定。

 決定した五輪公式エンブレムの見直しが決まれば極めて異例の事態となる。メーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)に続いて、大会のシンボルが見直される。既に組織委スポンサーはエンブレムをテレビCMなどに使用しており、影響も予想される。

 会議には組織委の森喜朗会長、遠藤利明五輪相、東京都の舛添要一知事、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長らが出席する見通し。(共同通信)


佐野氏 使用例の画像 無断転用認める NHK 9月1日 13時50分

2020年東京オリンピックのエンブレムを巡り、アートディレクターの佐野研二郎氏が、審査の応募資料として提出した空港や街中でのエンブレムの使用例の画像について、佐野氏が大会の組織委員会の調査に対してインターネット上に掲載されていた画像を無断で転用していたことを認めたことが分かりました。

組織委員会によりますと、去年11月、エンブレムの審査の際に佐野氏からの応募資料でエンブレムの使用例として提出された2つの画像について、インターネット上に似た画像があることから無断で転用しているのではないかと、外部から指摘があったということです。
指摘されているのは、羽田空港のロビーにエンブレムの描かれたポスターなどが掲示されている画像と、渋谷駅前のスクランブル交差点で周辺のビルの壁などにエンブレムが掲載されている画像の2点です。
指摘を受けて組織委員会は、佐野氏本人に事実関係を確認した結果、佐野氏が無断での転用を認めたことが分かりました。
組織委員会は、ベルギーのグラフィックデザイナーがIOC=国際オリンピック委員会に対し、エンブレムの使用差し止めを求める訴えを起こしたことを受けて先月28日に会見した際、これらの画像を公開していました。
東京大会のエンブレムを巡って大会の組織委員会は、佐野氏のデザインしたエンブレムの使用を中止する方針を固め、このあと臨時の会議を開いて、最終決定することにしています。そして、午後6時から記者会見を開いて、詳しい経緯を明らかにすることにしています。

無断で複製なら著作権法違反に当たる
写真の無断複製について、文化庁の著作権課は、著作物に当たる写真には自然に著作権が発生するので、それを無断で複製すれば原則として著作権法違反に当たるとしています。
著作権の侵害により、損害賠償の責任を問えるかは故意もしくは過失の有無によって判断されますが、中には「著作権フリーの素材だと思い込んでいた」などとトラブルになるケースもあるため、最近では一般の人の中にも自分の著作権であることを表記するケースもあるということです。
今回、イメージ画像のもとになったと指摘されている羽田空港の写真の撮影者も著作権が自分にあることを写真に記していました。
文化庁では「一般的には著作権者が記されているにもかかわらず、無断で写真を複製したのであれば、悪質な侵害の部類に入り著作権法に抵触するおそれがある」と話しています。


これは大朗報である!!

ついに日本オリンピック組織委員会も民意には逆らえず、重い腰を上げた。

しかし、今更ながら、なぜもっと迅速な対応ができなかったのか。取り繕い、誤魔化し、ただ保身に回るだけのJOCの姿勢が問われる。
これだけの声が上がって、やっとこさの対応はむしろ問題を拡大させた。その責任は免れない。


「五輪エンブレム:使用中止 類似騒動受け組織委が会議招集」(毎日新聞 9月1日 14時44分)

>安倍晋三首相は1日午後、記者団に、五輪エンブレムの問題に関して「組織委員会で状況を判断したのだろう。いずれにせよ、祝福されるオリンピックにしなければならない」と語った。

安倍は「点数稼ぎ」に乗り遅れたか、それ以前に「エンブレム」に関してはどうやら他人事のようでもある。

いずれ、この見直しでまた数百億円の無駄金が飛ぶのだろうし、もとより「佐野エンブレム」に執着し、これを固持し、推進したJOC、大臣、そして佐野氏を始め、その選考委員の責任は極めて重い。責任のなすり合いなどの見苦しい茶番をこれ以上演じさせないよう、是非国会でも追及し、国民が納得できるようなかたちに収めてもらいたいものだ。

悪事は糾弾されて然るべきもの。政府、JOCはこれを教訓に真摯に向き合い、しっかりと善処すると共に、今後はより国民の声に耳を傾けるよう努力すべきだろう。決して国民を甘く見てはいけない。

それにしても、取り敢えず喜ばしいことである。更に、今後の政府、JOCの対応、動きに注目だ。


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