ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

「ガリーナ・ステパネンコ ガラコンサート」-4月29日-1-

2007年05月23日 | Weblog

ステパネンコガラを見たボリショイ観劇仲間から寄稿と写真を頂きました。

何時もながら詳細なコメントにうならせられます。

一部
「カルメン・シュイータ」
カルメン:ガリーナ・ステパネンコ
ホセ:ユーリー・クレフツォフ

二部
「パリの炎」ナターリア・オシポワ&イワン・ワシーリエフ
「スパルタクス」アンナ・アントーニチェワ&ドミトリー・ベロゴロフツェフ
「ファラオの娘」マリア・アレクサンドロワ&ルスラン・スクヴォルツォフ
「シェヘラザート」スヴェトラーナ・ザハロワ&ニコライ・ツィスカリーゼ

三部
「ドン・キホーテ 三幕目」
キトリ:ガリーナ・ステパネンコ
バジル:アンドレイ・ウヴァーロフ

一部、二部、三部とわかれた豪華なガラでした。
一部はカルメン・シュイータ、二部は他の出演者による出し物、三部はドンキ三幕
全部でした。
また、劇場の中に飾ってある写真がすべてステパネンコになっていました。
写真を見ながら、彼女の歴史を感じ、本当にたくさんのレパートリーがあったのだ
なと感慨深くなりました。
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一部「カルメン・シュイータ」
ステパネンコはいつもどおりの彼女で、かっこよく情熱的なカルメンでした。
確かに若々しさはありませんが、酸いも甘いも噛み分けた上で自分の思うように生
きるカルメンといった感じで、個人的には凄く好きです。
クレフツォフも一途すぎたために不幸を招いてしまったといった感じの好感のもて
るホセで良かったです。
ステパネンコとクレフツォフのカルメン・シュイータは結構いいなと思います。
クレフツォフはアレクサンドロワと踊った時よりもステパネンコと踊った方がしっくりして見えました。
ですがこの日は、どうにも、コールドたちに気合が入っていないように見え、不揃いもいいところでした。
おまけに、オーケストラまでテンポがばらばらで踊りにくそうだったのが気になりました。
せっかくのガラコンサートなのに、コールドもオーケストラもいまいちなのがとても残念でした。



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