ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

新国立劇場バレエ団『カルミナ・ブラーナ』『ガラントゥリーズ』-2日目夜ー2-

2010年05月08日 | Weblog

 

Nさんの寄稿の続きです。Nさん寄稿本当にありがとうございました。

そして神学生3の山本さん、

涙を誘うような素晴らしさであった。

苦悩や官能が踊り全身から表れていて色気があり、心の奥底まで響いた。

フォルトナにのめり込んでいくところの

ダイナミックなダンスは、狂気をも感じさせた。

また、ただフォルトナをリフトしたり、

サポートしているだけでも

上手くは言葉にできないのがもどかしいのだが、

何か心に届くものがあった。

クラシックも素敵だが、

現代作品ではやはり突き抜けている。

  

そして、下着1枚になったときの肉体美もまた良し。

彫刻のように美しく、逞しかった。

  

ガラントゥリーズはメンバーが大きく入れ替わり、

新鮮な気持ちで鑑賞に臨んだ。 

 

  今回天晴れだったのは福田圭吾さん。

      さりげなく難しい振りがたくさん詰められたソロを、

   身体を上手にコントロールしながら

   ふわっと軽やかに踊っていた。

   クラシックとはこうあるべきというお手本を披露していた。

   来季からソリスト昇格するそうだが、

   大いに納得がいった。

 

 

ビントレーさんのお話で、

キャストが変われば作品の印象もまた変わるとおっしゃっていたが、

まさにその通りであった。

楽日まで存分に堪能していきたいと思う。

 



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