Nさんからの追加寄稿です。
新国立劇場バレエ団『椿姫』
7月2日(金)
マルグリット:本島美和
アルマン:ロバート・テューズリー
アルマンの父:森田健太郎
プリュダンス:厚木三杏
伯爵:イルギス・ガリムーリン
ガストン:逸見智彦
本島さんは様々な感情を丁寧に細やかに表現していた。
最初アルマンに求愛されたときは
ツンと澄まし、社交界で生き抜いてきた女性らしい
気の強さが表れていた。
しかし徐々にアルマンに魅せられる中で、
誰かに心から愛されたい、身を任せたいといった
脆い一面が見え始め、その過程がとても良かった。
特に心に届いた場面は
郊外の別荘での、
アルマンを想いながらのソロである。
アルマンとのパ・ド・ドゥを再現したりと
幸せの絶頂にいるときで、
ここばかりは病気の身であっても
ジャンプは力強さがあり、
未だ嘗て味わったことのない喜びが
全身から表れていた。
テューズリーは伯爵のときとはがらりと変わって
純情な青年であった。
特にマルグリットを見つめるときの目の色が
メラメラと燃えているかのように
情熱に溢れていた。
少々残念だったことは、
本島さんとテューズリーさんのパートナーシップが
しっくりこなかった点である。
手の差し出しやリフトのタイミングが合わない箇所が
いくつかあった。
2人ともソロはとても良かっただけに
パ・ド・ドゥにおいても感情の高ぶりが感じられれば、
より心に刻まれる舞台になったことであろう。
新国立劇場バレエ団『椿姫』
7月2日(金)
マルグリット:本島美和
アルマン:ロバート・テューズリー
アルマンの父:森田健太郎
プリュダンス:厚木三杏
伯爵:イルギス・ガリムーリン
ガストン:逸見智彦
本島さんは様々な感情を丁寧に細やかに表現していた。
最初アルマンに求愛されたときは
ツンと澄まし、社交界で生き抜いてきた女性らしい
気の強さが表れていた。
しかし徐々にアルマンに魅せられる中で、
誰かに心から愛されたい、身を任せたいといった
脆い一面が見え始め、その過程がとても良かった。
特に心に届いた場面は
郊外の別荘での、
アルマンを想いながらのソロである。
アルマンとのパ・ド・ドゥを再現したりと
幸せの絶頂にいるときで、
ここばかりは病気の身であっても
ジャンプは力強さがあり、
未だ嘗て味わったことのない喜びが
全身から表れていた。
テューズリーは伯爵のときとはがらりと変わって
純情な青年であった。
特にマルグリットを見つめるときの目の色が
メラメラと燃えているかのように
情熱に溢れていた。
少々残念だったことは、
本島さんとテューズリーさんのパートナーシップが
しっくりこなかった点である。
手の差し出しやリフトのタイミングが合わない箇所が
いくつかあった。
2人ともソロはとても良かっただけに
パ・ド・ドゥにおいても感情の高ぶりが感じられれば、
より心に刻まれる舞台になったことであろう。
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