ダンチェンコの再開初日シンデレラのUP前にやはり今週末から新国立に登場するザハロワの最新の姿をUPします。本当は5日のライモンダが最新の画像となる筈だったのですが多分日本公演の準備の為と思われますが出演しなかったので11月1日のシンデレラがボリショイでの最新の出演となりました。
シンデレラに関しては前シーズンに新しい版を
2月2日 ザハロワ、フィーリン組
2月3日 シュプリナ、ベロゴロフツェフ組
2月4日 ヤツェンコ、グダーノフ組
という順番で初演を行いましたが先ずは2月4日にヤツェンコ、グダーノフ組を見てこの新しい版の内容をUPしています(このブログに続いて3つUpしてますので御参照)。6月29日には11月1日と同じザハロワ、フィーリン組で見てブログUPしていますので御参照。後でUPしますが11月2日にシュプリナ、ベロゴロフツェフ組を見ましたのでこれで現在のボリショイのシンデレラの3組を全て見たこととなります。
尚2月の初演の時は一列目は3750Rubでしたが今シーズンは2500Rubと値下がりしています。これはやはり初演は多少高くてもお客が来るが2シーズン目となると他演目とのバランスでこの程度が適正との判断なのでしょう。指揮も初演は音楽監督のVedernikovでしたが今回はIgor Dronovに変わっていました。
肝心の11月1日のバレエの出来ですがザハロワとフィーリンの息はぴったりとあってザハロワも何時もの柔らかい踊りで好演していました。前のブログにも書きましたがやはりザハロワには2幕目のかぼちゃから出てくるティアラ煌くお姫様姿が最高に似合いますね。
カテコ動画 1 (ザハロワの手にフィーリンがキス)
2 (全員で挨拶、指揮者)
3 (幕前の挨拶)
4 (馬さん、カラスなど、因みにバレエの途中でお馬さんの真ん中で目立つ黒帽子のお馬さんの尻尾が外れるというハプニングありました。)
シンデレラはとっても見に行きたかったのですが、
家計的&息子の機嫌的に無理、と断念しました。
ところで管理人様はほぼ毎週末&平日も何日か
ボリショイに行かれてるんですね。すごい。
私は行けて月に3回くらい、なので羨ましいです。
ボリショイファンの私にとって、カーテンコールの写真や動画は、ボリショイ劇場の雰囲気を味わうことができ、ほんとに嬉しいかぎりです。
楽しい記事と写真・動画・・これからもよろしくお願いします。
もうひとつ興味深かったのは、カーテンコールの時、劇場スタッフらしき人の花の渡し方です。
片手で『はいよ』と言う感じで渡して、さっさと過ぎ去って行く。
以前中国に住んでいたのですが、とても似てる光景だと思いました。
こういうちょっとした動作や態度で、その国の歴史や、国民性を見ることができると思いました。ちょとおもしろかったです。
初めまして。当方サイトへようこそ。
良い点を御指摘頂きました。
正に中国含め旧共産圏の共通する愛想の無さを示した好例でしょう。花を渡す彼女達にとっては決まった仕事だからやっているだけで花を捧げる人達の気持ちを代表して渡すという気持ちはさらさらないでしょう。
(とは言っても花束の中にはサクラもあるようですので仕方所も多少あるでしょうが)
モスクワに到着して最初に遭遇する空港の税関の冷たい対応はまだしもお客商売のホテル更にはレストランの笑顔の対応の欠如は欧米の笑顔の対応=チップという文化圏とは一寸違うでしょうね。とは言え高級店ではチップだけは払わないと文句言うところだけは欧州並みになりつつありますが。愚痴になり恐縮です。
今後共コメント宜しく御願いします。
すっごいなげやりな感じですよね。
そんな態度なら私が渡しに行きたい!!
お着物とか着ちゃいます!!
といつも思います。
あんなに羨ましいお仕事なのに、
もったいないですよね。
4年ほど前私も差し入れたのですが、花束に宛名とメッセージを添えて開演前お花を預かってくれる部屋へ持って行くと、預かってくれました。たぶんその部屋の係(2人くらいしかいない?)が手分けしてカーテンコ-ル時に渡すのではないかと思います。片手で抱えられるだけ1人で何人分も持って手渡ししていますので、余計に機械的に渡すことになります。
ロシアのバレエ団ではマリインスキー劇場でも観客から預かった花束を舞台上で渡しているかもしれませんが、他の国では主催者がゲストに対して敬意を表して花束を渡す以外、観客から預かった花束をカーテンコール時に渡すことはしていないのではないかと思います。
イギリスのロイヤルバレエ団のカーテンコールなどをビデオで見ると、主役とゲスト振付家などにのみ1対1で手渡し、それ以外は劇場の上階から小さな花束やばらした花が舞台に投げ入れられたりしていますが、劇場で用意したものか観客からの預かり者かは不明です。
ウィーンも2階の舞台に近い所から花束が投げ入れられていましたがこの席を専用にしている観客の方のようでした。パリ・オペラ座では私はカーテンコール時にお花は見たことがありません。どこの劇場でも主催者にお願いして出演者の楽屋に花束を差し入れるとか、終演後楽屋口で待って直接手渡しは出来ますが、舞台に花を添える意味ではカーテンコール時にお花があると華やかさが増しますね。
さて、今日の午後は新国立劇場でザハロワとマトヴィエンコ出演の「白鳥の湖」公演です。3回出演のうち休日はこの日だけなのでチケットは完売です。
カテコ画像拝見しました。女性の「お馬さん」、しっぽのついた腰をふる仕草がセクシーなんですね。
私はポソホフを、アメリカに行っても「心の中のロシア」を捨てない人と思いこんでいたので、この「シンデレラ」はアメリカナイズされたおしゃれなバレエにしあがっているように見えて意外でした。
管理人さんが以前のブログで詳しく紹介くださっているポソホフ版「シンデレラ」は、作者があちこちに散りばめた寓意が、それぞれ意味があるのだろうと思いまがら、まだ内容がわからずにいます。
振り付けそのものは、普通な感じですが、今のボリショイにはない洗練されて明るいおしゃれなしあがりがいいなと思います。「レア」なんかはストーリーが暗い気がするので。「シンデレラ」をそのままやった作品ではなく現代劇ですが、振り付けの新味より作者が盛り込んだ寓意を楽しみながらみるのがいいのかなと思って見ています。これとは別にもう1作、ストーリーをそのままやって、プロコフィエフ「シンデレラ」の決定版、というのがあったらいいなと思うのですが。日本で作品が上演されたアシュトン、ノイマイヤー等はそれぞれ独自の世界を持つバレエ作家ですが、基本的に音楽的な振付家とは言い難いので。
ザハロワ、フィーリンは日本公演時は「世界のザハロワ」「ボリショイのフィーリン」という位関係の距離が開いた気がしたのですが、ここで、また関係の距離が縮まって見えるので良かったです。
お馬さんは思いっきりセクシーにやっています。
現代劇の楽しみでしょうかね。
ダンチェンコのシンデレラの筋のUP一寸お待ちください。