ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

マリンスキー劇場-シェエラザード

2005年11月16日 | Weblog

先週(11/10)にサンクト出張の際にマリンスキーで3つの短編バレーの舞台を見ることが出来ました。3つともロシアの有名な振付のフォーキンが振付けたバレー(Chopiniana, Scheherazade, The Firebird)でしたが2つ目に上演されたシェエラザードが圧巻でした。サルタンの愛妾ゾベルダをPrincipalのIrma Nioradze(写真左),そしてGolden Slaveをこの演目が当たり役でPrincipalのFarukh Rusimatov(写真右)が演じました。Rusimatovは既に45歳とのことのようですが未だに舞台狭しと踊るジャンプなど動きは衰えを感じさせない舞台でした。2つ目の出し物でしたがブラボーが中々鳴り止みませんでした。動画をUPします。 Irma Nioradzeは下記HPがあります。

http://www.irmanioradze.ru/eng/about.htm

この演目はロシアのコルサコフが作曲しロシアの劇団がパリで1910年に初上映と
いう歴史から言ってもロシアのバレーの大事な演目の一つでしょう。
Chopinianaはショパンの聞き覚えのある曲を楽しめますがバレーそのものは特に
物語がある訳ではなくその分やや盛り上がりに欠ける出し物でした。
火の鳥も1910年のロシアバレー団のパリ公演の中心となったものでその当時は無名だったロシアのストラビンスキーが作曲して名を上げた題目です。バレーの方はおどろおどろしい化け物が出てきて火の鳥と王子と対決といった内容。



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