南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
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ウラゴマダラシジミ

2021-05-21 13:02:51 | チョウ

今朝、今年初めてホトトギスの声が聞こえた。

今年もあっという間に梅雨時で、そんな季節になってしまった。




ゼフィルスと呼ばれるチョウの仲間がいる。

初夏から夏の終わりにかけて現れる樹上性のシジミチョウの仲間で、日本には25種いるようだ。

そのうち、山へ行かなくとも平地で見られるのが6種いて、アカシジミとウラナミアカシジミはもう飛んでいる。

あとはミズイロオナガシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミが出て来るだろう。

ところが、すべて長池公園で見られていたのが、10年程前からウラゴマダラシジミだけ何故か姿を消してしまった。

南大沢近郊ということであれば、小山内裏公園や鑓水にはいるようだが、何とか見たいと思っていた。



昨日午前中、尾根緑道へ行ってみた。

そこでwさんに会った。

遠くで手を振っている。

これは何かいるなと近づくと、なんとウラゴマダラシジミを見つけたと言うではないか。

それは、少し暗い木陰の小さなイボタノキに、静かにじっとしていた。






南大沢でウラゴマダラシジミを撮るのは、多分2007年以来だ。

やがて少し翅を開いた。







やはりこの色は何とも言えずいい。

そしてもう少し開く。






羽化して何時間か経っているのだろう、突然飛んでwさんのカメラの付近にとまった。

イボタに戻してやろうと指に載せたが・・・






しかしあっという間に飛んではるか樹上へ行ってしまった。





尾根緑道の小山内裏公園から外れたところだが、何とか長池公園でも復活してくれないだろうか?







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