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父は、芸術家だった。若い頃から、絵を描くのが、好きで、上手かった父は、病気をして、足が少し不自由になったが、65歳を過ぎてから、墨絵(水墨画)を描き始めた。主に、白山を、主体とした自然を、描いていた。その手法は、立体的に、浮き上がって見えるので、自然の風景が、より、リアルに、感じれるのである。木の枝を利用して、それも、筆の代わりに、使ったりして、創意工夫が、素晴らしかった。何度も、名誉ある賞をもらい、表彰されている。表彰式に行く時に、車で、送っていった父は、とても、嬉しそうだった。筆半ばで、逝ってしまった父! きっと、向こうでも、ベレー帽をかぶって、笑顔で、大好きな墨絵を、描いていることだろう。今年の夏、早や、三回忌が、執り行なわれる。