柚子の香

埼玉県毛呂山町立毛呂山中学校のブログです。
学校の日々の様子をお伝えします。

ひとりぼっちの動物園

2006-11-24 23:54:54 | Weblog



児童文学作家の灰谷健次郎さんが亡くなった。
灰谷さんは、小学校の教員を17年間して、その後作家に転じた方です。
児童ばかりでなく、私たち教員の心を強く揺さぶる作品を多く残しています。

「兎の眼」で文壇デビュー、「太陽の子」、「天の瞳」など名作を発表しました。
その中での私のお気に入りは「ひとりぼっちの動物園」です。
今日は、その中の詩を紹介します。

灰谷健次郎 ひとりぼっちの動物園 全国学校図書協議会

  あなたの知らないところに人生がある
  あなたの人生が
  かけがえのないように
  あなたの知らない人生も
  また かけがえがない
  人を愛するということは
  知らない人生を知るということだ

灰谷さんは、17年間の教員生活でたくさんの子どもたちと出会い、
「一人一人の子どもたちに、それぞれ違った人生があること」
を知ったそうです。
また、出会いのの中で、
「いい人というのは他人の痛みを、自分の痛みのように感じてしまう人なのだ。」
と結論を得ます。

連日、いじめを苦に自殺・・・などの悲しい事件が新聞等で報道されています。

いじめる人は、愛されていないから他人をいじめるのでしょうか?
無抵抗なら、理由があれば、むかつけば・・・何でもありなんでしょうか?

あなたの人生と同じように、あなたの隣の人の人生も大切なんです!
自分は関係ない?みんながやっているから?なんて逃げないでくださいね!

いじめは絶対にNOです!

奇しくも灰谷さん死去の記事と、いじめを苦に自殺?の記事が並んでいました。
「ひとりぼっちの動物園」の詩を深くかみしめた朝でした



今日の写真は、女子バドミントン部の県大会の様子です。
少し時間は経過しましたが、リクエストにお答えしました! それでは