児童文学作家の灰谷健次郎さんが亡くなった。
灰谷さんは、小学校の教員を17年間して、その後作家に転じた方です。
児童ばかりでなく、私たち教員の心を強く揺さぶる作品を多く残しています。
「兎の眼」で文壇デビュー、「太陽の子」、「天の瞳」など名作を発表しました。
その中での私のお気に入りは「ひとりぼっちの動物園」です。
今日は、その中の詩を紹介します。
灰谷健次郎 ひとりぼっちの動物園 全国学校図書協議会
あなたの知らないところに人生がある
あなたの人生が
かけがえのないように
あなたの知らない人生も
また かけがえがない
人を愛するということは
知らない人生を知るということだ
灰谷さんは、17年間の教員生活でたくさんの子どもたちと出会い、
「一人一人の子どもたちに、それぞれ違った人生があること」
を知ったそうです。
また、出会いのの中で、
「いい人というのは他人の痛みを、自分の痛みのように感じてしまう人なのだ。」
と結論を得ます。
連日、いじめを苦に自殺・・・などの悲しい事件が新聞等で報道されています。
いじめる人は、愛されていないから他人をいじめるのでしょうか?
無抵抗なら、理由があれば、むかつけば・・・何でもありなんでしょうか?
あなたの人生と同じように、あなたの隣の人の人生も大切なんです!
自分は関係ない?みんながやっているから?なんて逃げないでくださいね!
いじめは絶対にNOです!
奇しくも灰谷さん死去の記事と、いじめを苦に自殺?の記事が並んでいました。
「ひとりぼっちの動物園」の詩を深くかみしめた朝でした
今日の写真は、女子バドミントン部の県大会の様子です。
少し時間は経過しましたが、リクエストにお答えしました! それでは