今回の旅行で見つけた珍しい宗教画を紹介してみます。
まず、聖母子像です。
聖母子像と言えば 聖母マリアが赤ん坊のキリストを右、左、または中央に抱くのが一般です。
紺と赤の服、髪をベールで包んでいる、光輪等から聖母マリアは明白である。幼子キリストではなく少年キリストが、母を守ている図象である。
聖母マリアのこのように勇ましく意志の強い顔を見たことは有りません。
これは、レオナルド・藤田の聖母子像です。すべての悲しみに共感できる母のやさしさ、悲しさが心を打ちます。
次は受胎告知です。この図象は、天使が左、聖母マリアが右と決められていると思い込んでいました。
イコノロジー的に見ると、全く約束通りです。
神を表す手と光、精霊を示す鳩
マリアの青と赤の服、髪を包むヴェール、わきに置かれた聖書、純潔を示すユリ
しかし、マリアが左にいます。
次は磔刑図です。
ダリの作品です。