オランダの画家 ジョージ・H・ブライトナーもジャポニズムの影響を受けた画家である。
着物姿の少女の絵が13点、特別展(2016年2~3月)として展示された。
展示は絵だけでなく、モデルが着た実際の着物も展示されている。
建物には大きくブライトナーの看板が張り出されている。
本阿弥光悦はアメリカでは日本のルネッサンスの巨匠(レオナルド・ダビンチに対応)と言われている。
これは、わたくしには不思議に思えるが、書、絵、楽、茶室などを、コーディネートしたことによる。
フィラデル美術館(映画ロッキーで有名)では、本阿弥光悦の書(新古今和歌集)を購入したことを記念して、
本阿弥光悦展が開かれた。これは、海外で初めての本阿弥光悦の個展んである。
時雨と初代楽の村雲が並べて展示されていて、非常に興味深いものであった。
フィラデルフィア美術館は巨大な収蔵物を誇り、日本の美術品も多く収蔵しているが、
常時、展示されているものは少ない。ただ、大英博物館と同様に茶室があるのは興味を引く。
本阿弥光悦展を見られたのは全く偶然で、この美術館で国際会議のレセプション・パーティーが、
開かれたためである。フィラデルフィア交響楽団の弦楽五重奏チームが音楽を奏でる中
美術品を見ながら、シャンペンを愛でるのである。本阿弥光悦の美をいろいろな国の人に
説明したが、何となく誇らしく感じた。
村雲の方が、光悦の時雨より、人気があり、更に赤楽(銘を忘れてしまった)に興味を持つ人が多かった。
書は読めないものもあり、説明に苦労した。
なお、書の写真は美術館のWEB SITEより転用した。
今回は外国の美術館での日本の美術品の取り扱いを紹介します。
まずは、代表的な大英博物館から始めます。
大英博物館には、ちょっと奥まったところですが、かなり大きな部分を日本の美術品が占めています。
インド、中国に対応する、あるいはそれよりも大きめのスペースです。
時代的には、奈良時代の仏教美術から現在の工芸品までが展示されています。浮世絵などの
絵画もありますが、残念なことにナショナル・ギャラリーではなく、大英博物館に所蔵されています。
入り口に飾られているのは3代徳田八十吉の花瓶です。中には、日本の茶室の再現もあります。
また、特別展として漫画(宗像教授異考録 星野之宣)が開かれたことがあり、漫画への
興味の度合いが判ります。