グルーニング美術館は北方ルネサンスの巨匠ヤン・ファン・エイクの作品を中心とした美術館である。
ファン・エイク兄弟は油彩画の技術を完成させたとしても有名である。油彩とキャンバスがなければ
15世紀以降の西洋絵画は存在しないといても過言ではない。技術があって、初めて傑作が生まれるのである。
グルーニング美術館には2つの入り口があり、本来の入り口は少しわかりずらい。
運河に面した入り口
展示作品は大型の絵画、小型の絵画とうまくアレンジしてある。
有名なヤン・ファン・エイクの絵はすべてアクリル板で保護されていて光が反射して少し見ずらい。
しかし、北方ルネサンスの特色である、衣服の細かい書き込み、質感、金属への光の反射など、
写真のなった時代の写実主義を堪能できる。
また、入り口にこの絵が飾ってあったが、同じものが自由ブルージュ博物館にも展示されていた。
この美術館は観客も少なく、ゆっくりと鑑賞できぜひとも行くべき美術館である。