森の里ホームズのブログ

気管支喘息の治療薬

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 気管支喘息は気管支アレルギー疾患の代表であり抗アレルギー薬が用いられます。また、気管支の狭窄がみられた場合には気管支を広げる薬物も用いられます。近年では、気管支喘息を気道の慢性炎症と位置づけて、全身性の副作用がほとんど現れない吸入型の副腎皮質ステロイド薬(吸入ステロイド薬)の使用が最も重視されています。

 ■ 吸入ステロイド薬
 シクレソニドは気道局所に作用する吸入ステロイド薬であり、抗炎症作用を目的に予防的に用いられ気道炎症を抑えます。

 ■ 気管支拡張薬
 アドレナリンβ2受容体刺激薬であるサルブタモール、ホスホジエステラーゼ阻害薬であるテオフィリン、および、ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断薬であるイプラトロピウムなどがあり、いずれも気管支を広げる作用を持っています。

 ■ 抗アレルギー薬
 ヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症性メディエーターは、気道においても気管支収縮、気道過敏性亢進、粘膜浮腫など多くの生理作用を発現します。そのため、炎症性メディエーターの遊離抑制薬クロモグリク酸ナトリウムやロイコトリエン受容体拮抗薬プランルカストなども喘息治療に用いられます。

 ■ 抗体医薬
 免疫グロブリンIgEに対する抗体医薬オマリズマブ、免疫細胞の分化・活性化に関わるサイトカインIL-5に対する抗体医薬メポリズマブも喘息治療に用いられます。

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