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森の里ホームズのブログ

新型コロナワクチンが甲状腺機能に影響を与える

新型コロナワクチン(COVID mRNAワクチン)が甲状腺機能に影響を与えることが明らかになりました。

Effect of SARS-CoV-2 BNT162b2 mRNA vaccine on thyroid autoimmunity: A twelve-month follow-up study

方法

日本人医療従事者70名からベースライン、2回目接種後32週目(3回目接種前)、3回目接種後4週目に採取した血清試料を分析した。抗SARS-CoV-2スパイク免疫グロブリンG(IgG)抗体、甲状腺刺激ホルモン受容体抗体(TRAb)、甲状腺機能の時間経過を評価した。さらに、33人の参加者について、抗サイログロブリン抗体(TgAb)および抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)の評価を行った。

結果
年齢中央値は50歳(IQR, 38-54)、69%が女性であった。3回目の投与から4週間後の抗スパイクIgG抗体価の中央値は17627(IQR, 10898-24175)U/mLであった。TRAbの平均値は,ベースラインの0.81(SD,0.05)IU/Lから3回目の投与後4週目に0.97(SD,0.30)IU/Lまで機能変化なく有意に増加した.TRAbの増加は、女性の性(β = 0.32, P = 0.008)および低基底FT4(β = -0.29, P = 0.02) とFT3(β = -0.33, P = 0.004)に正の相関があった。TgAbは3回目の投与で増加した。TgAbの増加は甲状腺疾患の既往と関連した(β = 0.55, P <0.001)。
結論
SARS-CoV-2 BNT162b2 mRNAワクチンは,甲状腺自己免疫を破壊することができる.臨床医は、SARS-CoV-2ワクチンが甲状腺自己免疫を破壊する可能性を考慮すべきである。】

新型コロナワクチン接種後は甲状腺機能の変化にも気を付けてください。


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