箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

箕面・六箇山頂にて!

2019-12-26 | *編集・冬/12月

箕面・六箇山頂にて

 今日は箕面・新稲から教学の森を経て六箇山(395.8m)へ向いました。 望海の丘から少し登ると、冬枯れの木立の間にまるで巨大なブロッコリー? を連想させる常緑樹のリンボクが聳え立っています。落葉した木立の中で存在感のある巨木です。 石澄の滝へ行こうかと迷ったものの、今日はお天気も悪く藪こぎには向かない服装なのでやめておきました。

山頂に着くと、3人組のおばさん連が賑やかに昼食の様子です。 私は挨拶したものの、3人ともチラッと私を見たかと思うと、何も見なかったかのように、そのまままたお喋りに夢中です。 どうやらイケメンと違うので、無視されたようですよ? 3人の声が大きいので、私は聞きたくなくとも否応無しに話している事が耳に入ってくるので何を食べたか忘れました。

「ウチのダンナ! 今おれへんねん! しやからな! ワテは昨日から気分ええねんわ! エサ作らんでええしな! うっとおしい顔見んでもええしな!」

「逃げだしはったんかいな? 家出か? あんた煩いさかいな! それかエエ女できたんか? あの顔でそれはないわな? ハハハハハハ・・・」

「アホかいな! 病院や! 再検査で入院や! どうでもええねんけどな! ガンやったら長いやろ! コロっと逝ってくれたらええねんけどな!」

「あんたアホかいな! なんぼなんでもそんな時に、こんな所で遊んでてええのんかいな? しょうない人やで!」

「ええねんや! あんなんどうなってもワシャ知らんわ!」

どこまでが冗談で本気なのか? 大阪おばちゃんの会話に、私はついていけません。 苦笑して聞きながらも少し背筋が冷たくなり、早々に退散する事にしましたよ。

コン コン コン・・・松の木の上でドラミングする鳥がいます。 早速双眼鏡で追っていくと・・・いました! アカゲラより一回り大きいオオアカゲラのようですが・・・? 枯れ木をほじくり続け、その度に表皮が落ちてきます。そしてその木の幹にこんな張り紙がありました。

「--みのお里山ふれあいプラットフォーム--箕面市のアドプト制度を活用し、毎月一回、第3日曜日に枯れ松の除去、下草刈り、間伐などの整備をしています」(2005.2月27日に、昔の環境に戻るかどうか試験的に植物を植えましたので大切に見守ってください)」と。

毎月、この六箇山頂周辺で皆さんが活動されている事は私も知っていましたが、訪れるたびに徐々に整備されてきて明るく気持ちのいい森に変ってきています。 近くには試験的というコバノミツバツツジ、ヒイラギ、ネズミモチ、カナメモチ、シイ、クロモジなどが見受けられます。

この六箇山は正式には法恩寺松尾山と言うそうで・・・そう言えば山頂の三角点表記板には松尾山となっていますね。 箕面の平尾、西小路、桜、牧落、瀬川、半町の六ケ村の「入会山(いりあいやま)」で、昔の農村生活では重要な山林だったようです。 それが今は全く利用されず、荒れていた山をボランテイアの皆さんが整備されているのですから頭が下がります。 お陰でいつも気持ちのいい森の散策を楽しませてもらっています。感謝です。

それはそうと、「三角点」で思い出しました。 以前 勝尾寺南山の三角点前でお会いしたお二人の三角点マニアの方? は、きっとこの地点も同じように訪れ写真を撮り、ブログで発信されている事でしょうね? その三角点の前で、なぜか必ずラーメンを食べるという私には不可解な事も言っていましたが、そのこん跡を見つけるのを忘れていました・・・別にどうでもいい事ですが・・・

(今日はあの大阪のおばちゃん連の毒気にあてられたようで文がまとまりません。 たまにはこんな日もあります・・)

滝道に下りてくると「秋の箕面」のポスターがまだ貼ってあります。 もう箕面の森は完全な冬支度です。

あと数日で今年も終わりになりました。 

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