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アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

半納半芸術 田んぼの苗床と畑の畝 

2011年05月26日 | 農とアート

4月中旬につくった苗床では籾から発芽した稲の苗がいっぱいでした。
針の様に元気にツンツンと地面から突き出た苗は優しい緑色をしています。
いつもワクワク幸せな気持ちになります。

地面が白っぽく見えるのは今日まいた米ぬかです。
自然農の田んぼではまだ今の時期は水を入れずに苗を育てるので
トラクターのような大きな機械がなくても田んぼができるのです。


そして畑では畝づくり。
去年まで11年間使っていた畑を地主さんに返したため
新しい畑で畝づくりを始めました。
自然農では一度つくった畝は耕す事なく補修をしながらずっと使い続けるので、
僕にはこの畝がステージの様に見えます。
このステージで繰り広げられる生き物と作物の共演がとても楽しみです。
今年、この畝には大豆や小豆を植える予定です。


食べる物をつくる。
これは生きていくという事につながる。

芸術ではお腹を満たすことは出来ない。
芸術がなくても人は生きていける。
なのにどんな時代も芸術はなくなりはしなかった。
人は芸術を生きていく友に選んだのです。

今の日本では多くの人は生きていくために種を蒔く必要がなくなった。

田で米を作り畑で穀物、野菜を作ることは私の生活を豊かにしてくれる。

ただお腹を満たすための農ではなく
今の時代の農は芸術と同じように精神の世界を豊かにしてくれる存在なのかもしれない。

農とアート、表裏一体。
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