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アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

初釜 茶会のための作品 (床の間の飾り)

2015年01月07日 | オブジェ
年の最初の茶会、初釜のために制作した作品です。
軸は書の作家さんのものでその前に重ねて配置しました。

初釜と言えば結び柳ですが最初はその結び柳のイメージからスタートしました。
柳は長く垂れる様に飾るのですが長く上に登って行くイメージで色は華やかに赤色にしました。
ところどころ金色を入れてあります。

墨の軸を見た時に滝の用に見えたので配置を変えて軸の前に。
登り龍のようなイメージです。

木、火、土、金、水の陰陽五行思想から鉄のものを入れてみたかったそうです。
ちなみに、三宝も制作させて頂きました。


作品「祥」
素材:鉄
サイズ:H2000mm
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壁面 アイアンオブジェ

2014年12月21日 | オブジェ
壁面を飾るオブジェ

ギャラリーに委託していた作品がお客様の玄関を飾ることになりました。


写真提供 アートギャラリーcloset

鉄の三角形を繋いだオブジェ「つながるかたち」は鉄錆仕上げですが錆び色を2種類出す事に成功した最初の作品です。
お気に入りの作品がこうして暮らしの中の空間を飾ってくれ、お客様の生活を彩ってくれることはとても嬉しいです。

普通ギャラリーでのいてく販売の場合購入されたお客様がどのように飾って下さっているのかを見る機会は少ないのですがこちらのギャラリーさんでは作品の提案から展示までを行なっておられるのでこうして作品が飾られた写真を見ることが出来ます。作家にとっても嬉しい事です。
art gallery closet
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壁面アイアンオブジェ

2014年11月27日 | オブジェ
個展の際に制作を依頼いただいていた壁面のアイアンオブジェが完成しました。

写真は木のテーブルの上に置いた状態ですが飾る場所の候補がいくつかあり、じっくりと考えてから取付けることになりました。
テーブルに置いた状態もなかなか感じが良いのでこのまま飾るかもしれないとの事です。




仕上げは鉄を磨いた後にバーナーであぶって色付けしました。
光の加減で色が変化して見えます。

素材:鉄
サイズ:W約400ミリ
仕上げ:あぶり、クリア塗装

あぶる前はこんな感じです。




お客様から頂いた写真です。
影をつくって楽しんで頂いています。
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インテリア アート ホテル客室のためのアイアンオブジェ

2014年09月19日 | オブジェ
ホテルの客室に作品を展示させて頂きました。
今回は3作品。他の客室にも随時展示をしていきます。
いろいろな可能性がありアイデアがどんどん湧いてきます。










甲府 湯村温泉 湯村ホテル 客室

アトリエから
ふつう客室には絵画などを飾る場合が多いのですが今回はオブジェという事で
お客さんによっては作品と認識される可能性もあります。
ホテルとしてもチャレンジしていただけてありがたいお仕事です。
オブジェを展示する事で日常とは違う特別な空間が演出できる様に作品を作らせて頂きました。
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壁面オブジェ

2014年05月23日 | オブジェ
玄関の壁面を飾るアイアンオブジェです。


仕上げは焼き色を付けましたので表面は光の加減によってグレーから紫まで色の変化があります。
室内灯で出来る影も楽しめます。


細いピン1本で取付けが可能ですがピンの存在感も無く壁面に浮いている様に見えます。
線でできたこの作品は石や木や粘土などではつくれない金属ならではの表現です。
ハンマーで叩いて仕上げているので強度もあります。
いつも軽やかでしなやかな鉄の顔を大切に作っています。

アトリエから

このオブジェのシリーズはとても人気がありすでに多くの方に飾って頂いています。
お部屋の中にオブジェを置くのはちょっとスペースが無いと言う方も壁面にはアクセントとしてオブジェを飾ることは可能かも知れません。
絵を飾る様にオブジェを飾って空間を演出してみてはいかがでしょうか。
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壁面 鉄のオブジェ

2014年02月02日 | オブジェ
個人宅の玄関壁面に展示する作品を作らせて頂きました。

まるでギャラリー空間のような大きなコンクリートの壁。

自然光が差し込む吹き抜け。

しっかりとした存在感がある作品でないとこの空間に負けてしまいます。
一方で玄関であることや生活空間であることから清潔感があり飽きの来ない造形が求められます。



作品は幅2メーター以上あり存在感を出しながら軟らかく有機的なラインで大きな動きを表現することにしました。
コンクリートの質感に負けてしまわない様に鉄板をリズミカルに配置し重さを感じさせずにしっかり鉄の質感をアピール。
光が差し込むことを計算して鉄板の表面に凹凸の表情を付け反射を楽しめる様にしました。

額に入った絵画では出せない空間の広がりをオブジェは感じさせることが出来ます。

最近ではインテリアショップでも現代アートの作品を販売している様に住空間の中に大きさの大小はあるにせよアート作品がインテリアの要素として重要な存在になって来るのだと思います。

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ガーデンのためのアイアンオブジェ

2012年09月29日 | オブジェ
数年前、あるイングリッシュガーデンを作っているプロの方から本場のイギリスでは現代彫刻などの作品を積極的に庭に取り込むのが流行っていると聞いた事が有ります。
季節により変化する庭の中で変わらなく存在するポイントがある事でより変化が分かりやすくなる。
オブジェなどを庭に設置される方はまだ少ないですが自宅のお庭でも考えておられる方が増えて来ている様に感じます。

今回オブジェを設置させて頂いた八ヶ岳では冬は落葉し風景が一変します。
冬にもお庭にポイントが欲しいとオブジェを設置されました。
すでに私の作品がもう一つ設置されていますが今回は赤錆がキレイで高さのある(2400mm)作品を選ばれました。

日に当たって輝く錆色と影のコントラストがきれいな作品です。
季節によってどのような表情を庭の中で見せてくれるか楽しみです。
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ミニハウスオブジェ

2011年05月10日 | オブジェ
毎年秋に開催する八ケ岳オープンアトリエ。
そのポスターやパンフレットに使用するために参加作家が小さな家のオブジェを制作します。
昨年つくったこの家のオブジェが好評で制作の依頼をたくさん頂きましたが
なかなかつくる時間がなくてそのままになってしまっています。(すみません)

そうこうしているうちに今年もポスター撮影用のミニハウスオブジェの提出期限になってしまいました。
この家、小さいけれどこれが以外と制作に時間がかかります。窓は特に・・。
材料には先に錆びさせた鉄板を使います。
後から錆びさせるより風合いが出ていい感じだからです。
これは小さいオブジェだからこその工夫です。

せっかくできたけれどこれはオープンアトリエの広報用に秋まで手元には戻りません。
ご注文頂いている方はもうしばらくお待ち下さい。


ちなみに今年のオープンアトリエは
9月17、18、19日の3日間です。
この日には写真の作品も展示します。

素材:錆びた鉄板
サイズ:高さ30~40ミリ
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和室の壁に鉄のオブジェ

2011年01月21日 | オブジェ
和室の壁面に鉄のオブジェを設置しました。
先日、ロフト用のはしごを設置させて頂いたお宅の和室です。


オープンアトリエの時に我が家の壁面オブジェを気に入っていただき同じものを制作致しました。
壁面には手透きの和紙が貼られていてその質感に鉄がすっきりと映えて見えます。
直接壁に差し込むようにしたので金具が一切見えません。

こちらの和室には西に窓があり、そこから差し込む日差しでできるオブジェの影もきっと素敵だと思います。


照明は卵形で、オーナーさんが和紙で手作りされたものです。
夜の和室もきっと素敵でしょう。


壁面に設置する鉄の作品は白い壁でないと映えないと思っている方も多いのですが今回のように和室にも鉄はしっくりと馴染みます。

素材:鉄、蜜蝋仕上げ
幅:約180センチ
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すずらん オブジェ

2010年09月11日 | オブジェ
長野県 富士見パノラマスキー場のゴンドラ山頂駅近くに新しく作られる展望デッキ(屋外)に設置されるすずらんのオブジェです。
実物大のすずらんを鍛造で10体作りました。
いくら実物そっくりに作っても限界があります。そこで大事になるのが らしさ です。
あまり細部にとらわれすぎずにすずらんらしさを大切に作りました。

他の植物にも興味が湧いて来たので少し作ってみようと考えています。
この夏、また新たな鉄の可能性を発見することが出来ました。

素材:鉄
仕上げ:つや消し黒塗装
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