「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンの3年振りとなる
「ラングドン・シリーズ」の新作は、ダンテの「神曲」がモチーフになっています
今回もすでに映画化が決定しているだけあって、
ラングドンがフィレンツェ、ヴェネツィアなどの名所を駆け巡ります
内容は、1作目の「天使と悪魔」から段々とスケールダウンしている気がしますが、
逆に2時間の長さにうまくはまって、
なるほど、確かに映画としては面白くなりそうです
しかし、「神曲」をモチーフにした意味があんまり感じられなかった
また、このシリーズのメインテーマ(だと僕が思っている)宗教と科学の対立も、
現実に重要な問題ではあるのですが、何か現実的過ぎて、
今までのような陰謀などが絡まず、小説のテーマとしては弱いかな・・・
「天使と悪魔」の反物質もそうですが、今回もいくら天才という設定とはいえ、
個人の力で創れるものなの?臨床実験はどうしたの?とも思いましたが、
風景や歴史的な建築物、美術品をたっぷり観れて、
スピーディでスリリングな展開になりそうな映画は、是非観に行きたいと思います
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