ウルグアイ東方共和国 モンテヴィデオ市の住人より

モンテヴィデオ市の住人のつぶやき・・・・

映画「アライブ 生還者」 ウルグアイ空軍機571便遭難事故

2009年04月05日 | 文化・芸術
日本では、東京国際映画祭特別招待作品として紹介され、4月11日より全国13箇所で劇場公開が始まる、ドキュメンタリー映画 「ALIVE 生還者」。あまりにも知られたあの”アンデスの聖餐”を忠実に再現すべきと30余年の時を経た今、再びスクリーンに現れることに。 監督はウルグアイ生まれの Sr.ゴンサーロ アリホン。

 
現在 ”生還者”達の何名かがそれぞれの思い出と共に個人のHPを開いている。 HPの最初のページは本人たちの脳裏から離れられないシーンがそれぞれに表現されているのがとても印象的。
Sr.インシアルテ、Sr.マンジーノ http://www.sobrevivientesdelosandes.com/
Sr.アントニオ ヴィシンティン  http://www.antoniovizintin.com/  
Sr.エドワルト ストラウ     http://www.eduardostrauch.com/   
Sr.カリートス パエス      http://www.carlitospaez.com/      

 
そして映画の挿入曲。様々な試練を経た72日後、ラジオから生存者発見の知らせと共に流れた曲が、”アベ マリア”。彼らたちにとって、アンデスの墜落現場で聞いた生涯忘れ得ない曲となった。
生還者達が、モンテヴィデオに戻りそれぞれの生活を始めた時に彼らたちを支え・見守り続けた家族がいたことを決して忘れてはいけない・・・
久しぶりにSr."コチェ”インシアルテの奥さん、SRA.ソレダーに電話してみた。事故当時、彼女は彼と恋人同士、生還後結婚、そして彼の精神・肉体的な苦痛を支え続け、共にこの事故と生涯向き合う伴侶となった。「60歳になったのよ、インシアルテ。絵を描いたりしてるけど、孫もできて元気に暮らしているわよ」と、そして「このドキュメンタリーをみた日本の人々の感想を聞かせて欲しい」と・・・