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『千の風になって』
作者不詳とされる英語詩『Do not stand at my grave and weep』を新井満が日本語訳し、新井が撮影した写真を添えて写真詩として単行本化したもの。日本語詩を歌詞として新井が作曲した曲の楽譜も添えられている。 新井満 - Wikipedia
日本語訳の例
わたしのお墓に佇み泣かないでください
わたしはそこにはいません、わたしは眠りません
わたしはふきわたる千の風
わたしは雪上のダイヤモンドのきらめき
わたしは豊穣の穀物にそそぐ陽光
わたしはおだやかな秋雨
あなたが朝の静けさの中で目覚めるとき
わたしは翔け昇る上昇気流となって
弧を描いて飛ぶ静かな鳥たちとともにいます
わたしは夜に輝くやさしい星々
わたしのお墓に佇み嘆かないでください
わたしはそこにはいません、わたしは死ななかったのです
千の風になって(秋川雅史)
千の風になって 秋川雅史 (新井満氏 出演)
千の風になって 歌詞
★ 住職のひとりごと 成仏とは何か・・・
『千の風になって』の誤解 http://blog.goo.ne.jp/zen9you/e/e3b8e723f83e6d99c57f112a25f10e3e
『千の風になって』再考 http://blog.goo.ne.jp/zen9you/e/2481cabe7be10a04b41a6f7bb986901f
・・・そんなに簡単に成仏できるのなら、なぜお釈迦様ほどの機根のある方が6年間もの苦行を行わねばならなかったのか。・・・
・・・打ちひしがれ、精神的に大きな痛手を負った人たちを励まし、勇気づける元気づける曲としてこの『千の風になって』を受け取ったらいいのではないか。
しかし、だからといって、その歌詞にある内容は、決して仏教的に不具合のあるものではない。死者の心がお墓にないのは当然のことであって、死後寿命を終えた身体を脱ぎ捨て49日間は私たちと同じこの三次元の空間におられるのだから、風になったり、雪になったり、光になったと思って身近に死者の心を感じる期間を経て、輪廻転生して再生を果たせば、死んでなんかいませんという歌詞に繋がっていくのである。
だから私は、この『千の風になって』は、誠に良い内容の曲であり、寂しさを感じるものでもないし、現代の私たちに意味あるメッセージを伝える曲であると思っている。