久米仙人の伝説(Wikipedia)から: 久米仙人による開基伝承は『扶桑略記』『七大寺巡礼私記』などのほか、『今昔物語集』巻十二本朝仏法部にも収録され、『徒然草』にも言及されている著名な話である。それによると、吉野山龍門寺の久米仙人は仙術で空を飛べるようになったが、ある日空を飛んでいる時、川で洗濯をしている女のふくらはぎに見とれて法力を失い、地上に落ちてしまった。
久米仙人はその女とめでたく結婚。その後は普通の俗人として暮らしていた。その後、時の天皇が遷都を行うことになり、俗人に戻った久米仙人は遷都のための工事に携わる労働者として雇われ、材木を運んだりしていた。ある日仕事仲間から「お前も仙人なら、仙術を使って材木など一気に運んでしまったらどうだ」とからかわれた。一念発起した久米仙人は7日7晩祈り続けた後、仙力を回復。久米仙人の仙術で、山にあった材木が次々と空へ飛び上がり、新都へと飛んで行った。これを喜んだ天皇は久米仙人に田30町を与え、これによって建てたのが久米寺である、という話である。
日仕事仲間から「お前も仙人なら、仙術を使って材木など一気に運んでしまったらどうだ」とからかわれだけでなく、仲間の苦役を見かねた俗人の久米さんは、修行を再開して7日で神通力を取り戻し、8日目に一瞬で木材を運び終えたといいます。こころがけがよいですね! それで、ハッピー‐エンド。
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● 久米と黒主洗濯で名を汚し(江戸川柳)
● ・・・自己を破滅に導かないではおかぬ飛躍がある。それがさうあらうと構ふ事はない。自己の破滅はやがて新しい價値の發見である。(薄田泣菫 久米の仙人)かもしれませんが・・・。どなた様も、色欲にご注意を。