岩窟竜王/新居浜祭り

 がんばることにおしまいなんてあるんですか?! ©唐可可

展示にコクが欲しい

2018-04-28 | あかがねコーナー
閑話休題、展示のことである。行く度に思うことだが、ホール(特に背が)が太鼓台のサイズより一回り以上に大きいので、相対的に太鼓台が小さい印象を受けてしまう。タイコが入っていてなお、がらんどうな感じを受ける。どうせ余裕を持たせるならば縦ではなく横に。子ども太鼓を一台添えられるくらいならよかったのに、と思ったりする。

大きく余裕ある筐体は、すっきりしていてよろしいともなるが、こういうものは窮屈さを感じられるくらいが祭りらしさを醸し出せて良いのじゃなかろうか。
担いているときでも見物のときでも、人にぎゅうぎゅう押して押されてもみくちゃになっているときが「あぁこれが祭りなんだな(しんどいけど)」と感じる面はあるでしょ? 適性人数を少し超えているくらいがそれらしいってものだ。
精進料理みたいな詫び寂び~な美もいいものですが、欧州の大地主や貴族の館の壁一面に大小の絵画が20枚くらい架かっている画像などを見たことがありますよね。あんなフルコース料理みたいな圧倒的な美の見せ方もまたよし、ではないでしょうか。

現在のあかがねM展示からそんな圧倒される雰囲気を感じられることはおよそ無理だ。アクリルケースの中に飾られるフィギュアのように見えてしまう。なんとかなるといいのだが……。

壁に展示があれば良化すると信じるがどうかな。あっさりしすぎていると思うのだ、今は。現在の高い壁は北海道の光景みたいでスケールはでかくていい面もあるのだろうけど。

例えば、市内全地区のハッピや手ぬぐいを展示したらいい(どこかのうどん屋みたいだネ)のに。ごちゃついたうるさめの展示になるが、そんな猥雑さも新居浜祭りの魅力のひとつだろう。頼まれた喜捨を拒否するところも少なかろうから、予算はほとんどいらないのは大きくメリット。
……そう一気にやらなくてもいいかも。これまでミュージアムに入った太鼓台の姿をパネルにして、ハッピや手ぬぐいと一緒に飾って一歩ずつ増やしていくのはいかがだろう。
初代金栄、二代松木坂井から順にずらりと並んでいくわけだ。並べていってスペースがなくなってもそこは気にしない。両国相撲館での優勝額みたな扱いをすればよく、一定期間を過ぎれば自治会(等)に記念と感謝を込めてお返しセレモニーしたりできる。額には少々予算が要りそうだが、そこは担当者に汗をかいてもらえれば。

次の主は池田(理想的なバトンタッチ!)で、その次は梅雨開け頃かな。そのまた次(我ながら気が早いナ)あたりでぜひ久保田をお願いしたい。ほどよいリハビリになるんじゃないかと思って----。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高品質なら高価格

2018-04-20 | WEBLOG(分類面倒)
愚息も新1年生徒となった、早いものだなあ……。
彼の愛車はマウンテンバイクもどきの小学生向けチャリだったが此度、通学に適したというか学校による規制に合致する自転車を取得したのである。幅の狭いつまらない選択を強いられて気分はよくないが、そこは致し方ない。

そして先日、N中でのこと。新入生が登校の際に新しいチャリを押し歩いてきた、自転車通学等に関するオリエンテーションがあったのだ。男子も女子も自分の新車を大事そうに、すこし誇らしげにして校庭で一堂に会することになった。自転車通学に関しての使用規則や注意事項を聞かされたらしく、いわくドロップハンドルはダメだの、両足スタンドにせよだの、校門通過後は下車せよだの、十年一日な事柄であったようではある。

そこで新車発表会みたいな状況になったらしい、これはありそうなことだ。それを見て(参加して)愚息が教えてくれたことはなかなか興味深かった。
みんな新車だったょ----これはいい。さもありなん。
七割がアルベルトだったょ----アルベルトとはブリヂストン社の自転車に採用されている機能で、駆動チェーンの代わりにゴム製ベルトを使っているモデルのこと。チェーンよりもメンテナンスフリーで長持ちだとされていてそのぶん高価くなる、ブリヂストンが主に中高生向けに採用しているものだ。七割との数字はややオーバーかと思う。
ただのアルベルトじゃなくてカーボンアルベルトもいたょ----カーボンとは普通のアルベルトより当然にさらに高価い。そのぶん強くて高品質ではあろうものである。まぁカーボンなんちゃら、となるとずいぶん聞こえが21世紀的でカッコイイね。

アルベルトがN中で市場占有率七割とは大したものだ、実状はそこまでの数字ではないにせよ、ブリヂストン社としてなら七割としていいのかもしれない。アルベルトではないけれどブリヂストン製車を持つ人もいたらしいから。
パンフレットによると、アルベルトモデルは税抜き77,800円とかする。値引きもあろうから乗りだし価格はそこまでいかないだろうが、なんやかやのオプション代も入れて8万円では済まないはずだ。カーボンアルベルトになると、も少し高価くなってくる。
保護者としては「うへぇ高価いわぁ~」と呻してしまう価格だが、我が子が安全に通学するためには、安心な国内生産(なのかな?)ブリヂストンの高品質を購っておいたというところだろう。

そこで愚息の自転車はというと、ホームセンターで購った(おそらく中国製、まちがってもドメスティックではない)の税抜き19,800円のものだ。通学用モデルなどではなく大人がちょいと街乗りすることを想定したモデルだろう。しかして安価い、キャリアとスタンドのオプションをつけても税込み3万円でお釣りが来た……。

みんなアルベルトなんて高価いのにすごいねぇ----購入に先立ってパンフレットを熟読して価格を知る愚息はやや羨ましそうに言った。そして彼はこう続けた。
でもいいんだ、高校生になったら新しい電動自転車を買ってもらうから。みんなは6年間使うから高価いのを買ったんだってぇ----高校生の通学に電動チャリが許されているのかはわからないし無理なのかと思う、一台も見たことないから。ともあれ安物を乗り換えていくという彼の理路には賛同できる。ブリ車だろうと品質が怪しい中国車だろうと経年という敵にはあまり強くないわけで、どちらも半年も経てば何年乗ったのやらどうでもいいような状態へ陥る。
高品質車を6年間乗り続けるのもよく、低品質車を3年経過で見限って二代目を新調するのもまた、よいことだ。
子女の自転車費用に8万円の枠があるとしたら、当方には5万円ほど残っている計算ができる。3年後の春にも余裕で(ドメスティックも電動チャリも無理だろうが)新車を購うことができるのさ。

ちなみに、わたし自身は(吝嗇なのだ)2007年製の中古トヨタ車乗り。チャリはもはや生産されていないサンヨー社製で……。

お高価い新調を50年使うもよし。安価な新調で25年×2回するのもまたよし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅の思ひ出(渥美半島編)

2018-04-11 | 諸国漫遊;郵便局のある処へ

動態を見たわけではないので魅力を体感できてはいないが、それでも現物であるからには少しは真実に近いのだと思う。豊橋から渥美半島を巡って伊良湖岬へ、その道中に田原祭り会館を見つけて観覧したので、そのレポートをお届けです。ありがたいことに入館料は無料。駐車場も無料。

右側の山車に乗るのは日本武尊である。画像では見えないが唐破風屋根の下、四本柱(という名称で正しい?)の中心に居る。どうやらご本人はどっしりと動かないが、前面のからくり二体がキュートに動くみたいだね。


そして左側の山車、奥に鎮座しているのは神功皇后とのこと、垣生本郷の上幕でお馴染みね。となると脇にいる爺さんは武内宿禰であろう、当然だわ。では手前のお子様は誰かと思うわけで、調べたところ魚釣り人形というものであるらしい。知らないよね? 汐満珠とかのガジェットは知ってるだろうけど。
考えてみれば神功皇后についても、身重のくせに荒波の玄界灘を渡らんとした場面を図柄だけで知ってるわけで。あとは郵便切手になったくらいの知識しかない。
山車は界隈に三基あり、そのうち二基がランダムに展示されているようだ。この日には居なかった残りの一基は応神天皇ものらしい。言うまでもなく神功皇后の息子であり八幡神でもある。つまりは古事記のモチーフが好みなんだろうね。

思うに。古事記を通覧しない(いろいろと無理)で、なにか切り取られた一場面しか知らぬままなのは、教養ある大人(を自称したい)というには恥じ入るべきであるな。
他にも、源頼光の四天王を渡辺綱しか知らなかったりする(金太郎こと坂田金時なら知ってるけど、あと二人は全く……)し、太平記も読んでないけど楠公のあたりだけ少し知ってる。日招きの場面なら知っているけれど平家物語を読んだことはなく、もちろん琵琶法師に謡ってもらってこともない、これまた恥ずかしながら。
さらには藤原不比等編纂の日本書紀も同様で、タイトルしか知らないままでどうやら未読と終わることでしょう。
まぁべつにいいか。(通俗的なものだけど)太平記なら読んでいくつもりはあるので許してもらうとして本題に戻ろう。

この田原祭り、日程に注目されたい。「敬老の日に一番近い土日」というものだ。おそらく昔日は9月15日に行なわれていたのだろうが、よく聞く事情で変わったのだろう。そこで第2土曜、とかにしなかったことに工夫が感じられる。できるだけ旧来の日にちから離したくなかったんだね、その小さな抵抗は理解できるし、その設定も洒落ている。当地でも似たようなことはそのうちあるかもしれないが、こういう設定もあっていいし検討すべきと思うね。


こちらは壁一面に飾られていたハッピの一部。山車が三基しかないのにこんなに(この画像のほかにも数々あった)ハッピがある理由はよくわからないが、どれも色や文様が穏やかな感じなのが良い。近年当地にあふれかえっている、押しだしが派手なけで仰々しい色や意匠を採用するのは辞めて欲しいな。その手のハッピは子どもっぽく見えるでしょう? ずっとそう思ってきたけれど、その思いがこれを見てまた強くなったよ。

名古屋を含む中部地方で盛んな山車祭りには、著名なところでは高山や挙母、犬山などある。わたし自身も、そろそろそちら方面にも足を伸ばすかとの意気が湧いてきた。

行くまでもないけど、ちょっとどんなもんだろねぇ? とお考えになった諸兄は
https://www.dashi-aichi.jp/
へどうぞ。ポータルで山車祭り日本一と称しているのには「ほほぉ~ずいぶんなことを仰いますなぁ」とつい挑戦的な態度になるところだが、そこは是々非々でまいりましょう。                               <旅した日;2018年3月28日>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迂回路から奇策まで

2018-04-01 | WEBLOG(分類面倒)
2018秋祭りに「出られない」とは色々と「予定が狂った」ことだろう。
降って湧いたような新調話に自身が浮き足だったか、かえって重荷になったのか、らしくない戦意減退気味だった。ある意味歴史を刻んだ2017は、とにかく来年休むのは御免----との意識が深く浸透していたことによる結果だろう。それがどう転んだか予想より厳し目の裁定が出てしまって見込み違い、ほとほと弱った~、というところに違いない。
2019に新調お披露なら、2018が休みでは雨の2017が見納めとなってしまうので、なにかとても妙な事でほんとうに困った事。言うまでもなく大江のことだ。

運営協議会からは裁定済みであるものの、出る/出ないはまだ確定事項ではない。1993などは10月になるまで未確定だったことでもある。まだこれから状況は一転二転する可能性はあるし是非そうしたいところだろう。
規則の運用が気に入らなければ条例や法律の隅をつつくとかを試行してもよいし、恩赦や特赦が使えるかどうかを考慮するべきだ。また何か特例や前例はなかったかと思い起こしてみることもあっていいわけである。裏工作や寝技を発揮するべきかもしれず、恫喝やブラフさえあっていいかもしれない。超法規的措置、なんてのはないか。

運営協議会が無体だったと感じるなら脱退という手がある。脱けて新団体を結成するのだ。日プロから新日全日が出たように、WBAからWB0やIBFが出たように。川東から川東西部が出たり、SMMが出たようにだ。
近年はさすがに聞かないが、NPBの読売(の老オーナー)は我を通せない状況になってくると決まって、セを抜けて新リーグを結成すると吹かしたものだった。あれは、ほぼ恫喝だったのだが、いざとなれば本気で脱けることも考えていただろうし、その際の勝算も持っていたはずだ。おそらく新リーグ結成となればHやSの電鉄球団やCの新聞球団などがほいほいと尻尾を振って追随してくることは明らかだったからである。読売がいれば商売は安泰との見通しによるもので、気分はよくないがそれが大人の事情というものだ。

そこで策である。大江が川西運営協議会から脱けるとしたら、どうなる? 東町はちょっとわからないが新須賀は後を追うに違いない。庄内も臭い。
そして中須賀も実のところ付いていくんじゃなかろうか。H電鉄球団はセ・パ分裂の際にパシフィック加盟の道筋だったにもかかわらず土壇場でセントラルへ寝返った歴史があるのだが、それはドル箱の読売戦を失いたくなかったからである。ドル箱というのではないがライバルがいなくなるのは好ましくない。
雪崩を打って一気に新団体へ----とはならなくても、今年だけでも現実味がなくはないと思える。協議会から脱けた大江が同調者を募れば、無所属でフリーの口屋がこれ幸いと入って来る。2018に出られればとりあえず儲けと考えた中須賀が一時的に(短絡的に、か?)付く、と。だとしたら西町もあり得る……。
一宮神社秋季大祭にあたり、時間をずらせば境内入りは不可能ではない。船御幸とか大江浜は調整が難しそうだが、工場前なら容易に思える。幸か不幸かミュージは無視できるではないか。

という見通しが立つ以上は、「脱退カード」は使えるのじゃないか?
そもそも運営協議会は1993年(1994年?)運営委員会から看板をすげ替えただけのもの。そうしてまたリセットボタンのプッシュも忌避することではない、ように思える。


で、まぁ。出るつもりで棒の算段くらいはしておいても良いのじゃあるまいか。
できれば現状より太くしないでほしい。当方、太すぎて不細工だったのは後悔しているんだ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする