やってきました!
江戸川区陸上競技場!通称「えどりく」!!
ここで何があるのかというと・・・。
えーっと、この写真だけでは何かわかりにくいですね。
ピッチ上に選手がいますが、写真左端に写っているのは・・・。
そう!ラグビーのゴール。
オレンジの服を着たサポーターも映っていますが、ラグビーでオレンジと言えばリーグワンのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下:S東京ベイ)。
しかし、”町の陸上競技場”って感じですねぇ・・・。
あっ!ラグビーと言えば「TMO」。
「TMO」に必要なものと言えばオーロラビジョンですが、このような競技場にあるわけが・・・。
あった!その手があったか!!
小さくてわかりづらいですが、今日はS東京ベイとコベルコ神戸スティーラーズ(以下:神戸S)の一戦。
ホストのS東京ベイはここまで3勝1分けで負けなしの2位、昨年3位の好調さをキープして臨んでいます。
4年前のRWCにも出場した日本代表FLラブスカフニ、同LOヘル・ウヴェ、南アフリカ代表HOマルコム・マークス、オーストリア代表SOバーナードフォーリー、日本代表に復帰したCTB立川、日本代表に選出された若手のBK根塚ら軸になる選手が相変わらず活躍しています。
ビジターの神戸Sは昨年勝ち切れない試合が続き7位で、今年もここまで2勝2敗の7位。
やはり4年前のRWCに出場したPR中島イシレリ、CTBラファエレ・ティモシー、FB山中らを擁し、成長著しいSO李も昨年日本代表に選出され、陣容では上位でおかしくないのですが・・・。
おっと、そうしているうちに選手がアップを終えて引き上げていきます。
ラファエレ・ティモシーかっこいい・・・。CTBなので均整の取れた体格ですね。
中島イシレリは金髪ボウズはやめてスキンヘッドですね。
さすがPRという感じのいかつい体形です。
きょうは初めてのスタジアムでどの席が良いかわからず、S席もなかったのでメインスタンドA席にしましたが、スタンド右側のS神戸側の方がやや中央寄りの席が取れたので、今日はS神戸サイドです。
バックスタンドも同じくらいの高さがあるので、バックスタンドでも良かったのですが、駅からは遠くなりますw。
ビジターの神戸Sの選手が入場。
続いてS東京ベイの選手入場。
今日は「BLKマッチ」と銘打っていつものオレンジではなく黒のユニフォームで臨むS東京ベイです。
両チーム円陣から・・・。
左に陣を取るS東京ベイのキックオフで試合開始!
試合は序盤探り合いの様相ですが、オフサイドやスローフォワード、ノックオン、モールアンプレブルなどの細かな反則が多く、スクラムの回数が多い印象。
さらに、スクラムでもコラプシングやアーリーエンゲージなどが多く、ボールが動かない割に時間が過ぎていく印象でした。
私がこれまで見た試合では珍しくスコアレスで前半20分を過ぎ、S東京ベイボールのスクラムからボールが出て、中央付近で神戸Sにオフサイドの反則。
位置は22ヤードライン付近、ゴール正面に近かったため、S東京ベイはショットを選択。
これをSOバーナード・フォーリーがしっかり決めて、22分にS東京ベイが先制し3-0。
しかし、神戸Sは返す刀でキックオフからS東京ベイ陣内に押し込み、中央から早く短いパスを連続でつなぎ、最後はFLサウマキ・アマナキが左サイドを突破してトライ。
ここまで思うようにS東京ベイ陣内に攻め込めない神戸Sでしたが、少ないチャンスを生かして悔過に結びつけました。
コンバージョンもSO李が決めて3-7と逆転に成功。
しかし、今度はS東京ベイが神戸S陣内に押し込み、右サイドでターンオーバーからチャンスを作ると、中央につないでラックで起点を作り、ゴールライン寸前のラックから、最後は飛び込んできたFLラブスカフニにパスが渡りトライ。
このコンバージョンもバーナードフォーリーが決め、S東京ベイが28分に10-7と再逆転に成功。
すると今度はS神戸が反撃に転じ、S東京ベイの反則でマイボールラインアウトを選択すると、モールを作って起点にして右サイドに大きく展開、右WTBのアタアタ・モエラキオラがトライを決め、李がコンバージョンを失敗も再々逆転、と思いましたが・・・。
このタイミングでTMOが入り、神戸Sにノックオンがありトライは取り消し、しかしその前のS神戸のアドバンテージがあったため、S神戸ボールで再開しますが、前半はそのまま10-7で終了。
20分過ぎまで試合が動かず、PGで試合が動いた後は攻守が目馬グルス区変わる展開でしたが、S神戸は惜しいチャンスを逃して再々逆転できずに後半へ。
このトライ取り消しがどう動くのか・・・。
S神戸は後半に先手を取り再々逆転したいですし、S東京ベイはなかなか開かない点差を広げたいところ。
後半は意外な形で試合が動きます。
左に陣を取る神戸Sがキックオフで蹴り込んだボールをS東京ベイの右WTB根塚がキャッチすると、自陣22ヤードライン付近からS神戸のラインをブレイクし、ハーフラインを10mほど超えたところまで突進、S神戸の崩れた守備ラインを左への速いパスでスペースに展開し、最後は左サイド大外を走った左WTBゲラード・ファンデンフィーファーがスピードに乗って守備ラインを破ってトライ。
何と、ノーホイッスルトライでS東京ベイが突き放します。
コンバージョンはバーナード・フォーリーが失敗で15-7に。
しかし、12分に得たS神戸のノットリリースからのPGは成功して18-7と11点差に。
しかし、ここで終るS神戸ではなく、15分に中央ゴール前のラックからチャンスを作ります。
ラックから取り出したボールをキックパスで大きく右サイドに展開、そこに待っていたアタアタ・モエラキオラが1対1の状況を突破して右隅にトライ、難しいコンバージョンも李が成功して18-14に。
S東京ベイは直後に3枚がえで選手のリフレッシュを図ります。
すると今度はS東京ベイがS神戸のノットリリースの反則からマイボールラインアウトを選択し、22分に5ヤードラインからモールを作って押し込んで、最後はマルコム・マークスがトライ、コンバージョンも成功して25-14に。
すると直後の26分にはS神戸が押し込んで右サイドでモールを作って起点にすると、じわじわと中央寄りにラックを作りながら押し込んで、最後はゴール中央にNo.8マルセル・クッツェーがトライ。
このプレイはボールがグラウンディングされているかTMOになりますが、判定覆らずトライ。
コンバージョンも李が成功して25-21と3点差に詰め寄ります。
かなり日が傾いてグラウンドは大半日陰に。
向かって右側が西になります。
その後も一進一退の攻防が続きますが、終盤は残り2~3分でハーフライン付近でS東京ベイボールに。
ここでS東京ベイは反則に気を付けながらラックを作ってはボールを出し、再びラックを作って時間稼ぎ。
そしてホーンが鳴ったところでボールを蹴りだしノーサイド。
25-21で接戦を制したS東京ベイが無敗を守りました。
試合は開始後20分以上スコアが動かず、S東京ベイのPGをきっかけにシーソーゲームとなりましたが、前半終了前の神戸Sのトライの取り消し後、後半にトライとPGを重ねてリードを広げたS東京ベイが、その後のシーソーゲームもひっくり返されることなく耐えきりました。
最終的には前半終了前の神戸Sのトライ取り消しと、後半開始直後のS東京ベイの連続得点が試合の結果を左右した印象です。
そういう意味ではS神戸は惜しい試合を落としたことになりますが、敗れた試合は横浜E、東京SG、S東京ベイと現在の上位ですので、来週からの交流戦で浮上のきっかけをつかんで、カンファレンス後半でのリベンジに期待します。
S東京ベイはこれで4勝1分と無敗を継続して2位キープ、5連勝の埼玉ワイルドナイツ(以下:埼玉KN)を追いかけますが、直接対決は第10節の交流戦。
もちろんそこまでの間に各チームとも埼玉KN、S東京ベイを相手に指をくわえているわけではないですから、毎週の結果を楽しみに見守っていきたく思います。
これで昨年1位・2位・3位・4位・6位・7位のチームまでは見たことになります。
愛知が本拠地のトヨタヴェルブリッツや、静岡ブルーレヴス、大阪が本拠の花園近鉄ライナーズ、今日見れましたがS神戸は、ビジターでしか見れないのでどうしても観戦数が少なくなりますね。
出来れば昨年叶わなかった12チーム全チームを見たいところですが、多分昨年同様上位チーム中心に見ていくことになるのかなあと思います。
おっと、現在の上位チームと言えばD2から昇格してきた三菱重工相模原ダイナボアーズが現在3勝1分け1敗で5位と台風の目になっています。
相模原まで見に行くのはきついので、秩父宮でのホストゲームか東京のチームのビジターでの試合で是非見に行きたく思います。
とりあえずは来週、再来週も上位勢対決を見に行く予定です。
かなり気温が下がりそうですけどね・・・。
そして、2月に入ったらJリーグも開幕します。今年はずいぶん早いですが、5月まではリーグワンと並行になるので上手く両方の予定を見て観戦に行きたいです。
ただ、Jリーグのスタジアムって我が家から遠いのですよね。一番近くて味スタかな。
今日のえどりくは近かったなあ・・・。