東京都交響楽団 小林研一郎指揮 スメタナ/連作交響詩「わが祖国」(全曲)の演奏会へ、東京文化会館に行って来ました。
チェコの国民主義音楽の祖と言われるスメタナは、全6曲(「高い城」「モルダウ」「シャルーカ」「ボヘミアの牧場と森から」「ターボル」「プラニーク」)の構成により連作交響詩として祖国の姿を作曲しました。
この「わが祖国」は、スメタナの命日に開かれる「プラハの春 音楽祭」の開幕コンサートで毎年演奏され、指揮者の小林研一郎氏は2002年にヨーロッパ人以外で初めて、この音楽祭でチェコ・フィルを指揮して、絶賛を浴びました。
昨年2度チェコ・プラハを訪れ、その「プラハの春 音楽祭」の開幕コンサート会場である「スメタナ・ホール」で地元オーケストラの演奏を聴いて以来、すっかりスメタナのファンになりました。
スメタナ・ホールは設計上、音響に関してそんなに良くない、というかどちらかと言えば悪いらしいのですが(正直「えーーー!」という感じです)、なんていうのか、日本のホールの音響とは響き方がまったく違うのは確かです(笑)
クラシックファンの一部は、指揮者・小林研一郎氏を”炎のコバケン”と呼んだり、また時々パンフレットにも”炎のコバケン”の文字列を見たこともありました。
大好きな「わが祖国」、しかも時期的に「プラハの春 音楽祭」を意識して聴きに行ったので、炎のように燃え上がり過ぎたら嫌だな~なんて、半分不安な気持ちで行きました・・・が・・・。
さすがです。湧水が大河となってプラハにまで流れた様子も見事だし、どの曲にも、色彩がねー、指揮棒からねー、はぁーって(笑)
とにかく小林研一郎氏のスメタナ、ぜひ聴きに行ってみてください!
2009年5月25日(月)19:00開演
スメタナ 連作交響詩「わが祖国」(全曲)
東京都交響楽団
指揮/小林研一郎
東京文化会館
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