気ままに楽しむ四季写真

趣味で撮った写真(風景、ネイチァー、花 etc)を掲載します
週1~2回程度の更新予定です

川霧と白鳥 Ⅱ (墨絵の白鳥)

2016-03-04 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-25  撮影場所 高崎市 烏川

前掲の ‘川霧と白鳥’ は日の出から間もない光で撮ったので川霧も水面も黄金色に染まり華やかな色彩の写真になった。
その後太陽も徐々に高くなり時間も経過して行く。
カメラを構えている近くの水面は霧が消え掛かって来たが少し距離のある川下の霧は依然として消えず川面を漂っている。
高く昇った太陽の光を受けたその川霧は白い色に変わっている。
その中で泳ぐ白鳥を望遠レンズで覗いたらまるで水墨画を見るような光景が広がっていた。
逆光気味の光の中、白い霧と黒ずんだ白鳥が沈んだ背景に浮き上がり幻想的な雰囲気を醸す素敵な光景だ。
近場で泳ぐ白鳥撮影は後回しにして遠くの白鳥を霧が消えぬ間にと忙しく撮り続けた。
黄金色の華やかな写真とは一転した水墨画のような写真もまた赴きのある私のお気に入りの一枚になった。

原画より彩度を落とし、水墨画風を強調して表現してみました。































































 

川霧と白鳥

2016-03-03 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-25  撮影場所 高崎市 烏川

昨夜雪が降った。朝、外に出たら2センチ程積もっていた。
そのためか厳しく冷え込んだ朝になった。
車のフロントガラスに積もった雪が凍っていて溶かすのに手間取ってしまったが今日も白鳥撮りに出掛ける。
遅い出発に右岸の土手下からねぐらの白鳥の飛び立ちを狙うことに決めた。
土手に着きねぐらを眺めたら今朝は白鳥が少ない。
急きょポイントを変え、中州で飛来する白鳥を撮影することにした。
中州ですでに遊泳している白鳥を撮影していたら日の出と共に川霧が立ち上がってきた。
今朝の急な冷え込みのためだと思う。
霧の情景と飛来する白鳥、どちらにも目配りし、撮り損ないのないようにと急に気分が忙しく、慌ただしくなる。
日の出から間もない光の中、黄金色に輝く川霧と水面の中に白鳥がバランス良く収まるようフレーミングに注力する。
幸いにカメラマンは私ともう一人だけ、立ち居地を比較的自由に変えられ恵まれた条件で撮影出来た。
白鳥写真といっても毎日毎日違った条件での撮影、思い通りの写真はなかなか撮れない。
が、ここ何日か恵まれた日が続く。月の出、彩雲、そして今朝の川霧と。
自然現象は一期一会、素晴らしい出会いに感謝、感謝です。




























































彩雲と白鳥

2016-02-27 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-22  撮影場所 高崎市 烏川

雨とか曇天とか白鳥撮りに不適と思われる朝で無い限り勤め人のごとく撮影に出掛けている。
朝、家を出る前、東の空を眺めたら朝焼けが期待出来そうな空模様に左岸のねぐらの前のポイントに直行する。
常連さんや熱心なカメラマンがすでに5~6人待機していた。
白鳥も多く、50羽以上が数えられる。
生憎朝焼けにはならなかったが雲の切れ目から時々陽光がこぼれる状況の中、何回かの飛び立つシーンもありそれなりに撮影を楽しめていた。
日の出からは30分以上経ち3分の2以上の白鳥が飛び立った後、雲の切れ目の端に突然に彩雲が出現した。
神秘的とかドラマチックという程の彩雲ではないが雲の多い空に異彩を放っている。
日ウン(日傘)の縁に出来たような、虹の弧の一部が現れたような感じ。
白鳥もしばらく飛び立つ気配がないので珍しい現象にカメラを向けて撮ってみた。
最初はズームの望遠側で彩雲のみを写していたが、彩雲の位置とまだ遊泳している残りの白鳥の位置関係から広角レンズなら両方が写し込めるのではないかと閃いた。
早速もう一台の広角ズームがセットしてあるカメラをバックから取り出し撮影を試みる。
他のカメラマンの邪魔にならない端の方からぎりぎりまで白鳥に近づき座り込んでの手持ち撮影。
ラッキーなことに人馴れした白鳥が彩雲の入るフレーミングの範囲の中で泳ぎ回って居てくれた。
最初にカメラを構えた場所での定点撮影にどのカットも似たような絵柄になってしまったが、一期一会の自然現象を撮り損ねないようにと多くのカットをカメラに収めた。
やはり通い続ければ良い出会いがあるものだと改めて思う。
私の白鳥写真のコレクションに‘彩雲と白鳥’を加えられることを嬉しく思う。

















































夕月と白鳥

2016-02-24 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-21  撮影場所 高崎市 烏川

2月21日の朝は曇り空、白鳥の撮影は止めにした。
午後から晴れて来た。夕陽も見えていたので夕景撮影に行く。
左岸に渡る橋の上で車窓から川面を見たら、餌場からは大分川下、朝、飛び立ちのシーンを撮るねぐら付近に白鳥がたむろしているのが見えた。
そのねぐらでまだ日が沈むには間のある明るい時間に白鳥がたむろしているのを見たのは今シーズン初めてのことだ。
珍しいことがあるものだと思いながら左岸の定番ポイント、橋の下にカメラを構える。
北帰行が近づいて来たからか最近白鳥の行動パターンがいつもとは変わって来たように感じる。
白鳥の動きが緩慢で餌を求めて活発に泳いだり飛んだりすることがほとんど見られなくなった。
カメラを構えてしばらく様子を見ていたが動きが無いのでここでの撮影をあきらめた。
徒歩10分の足労だが橋の上から見えたねぐらの白鳥を見に行く。
夕景の定番ポイントとは違った写真が撮れるかも?との思惑だ。
河川敷に出て川下のねぐらが見渡せる所に出た。
白鳥が20羽以上いるようだ。
その白鳥の向こうに十三夜くらいの月が昇っているのが同時に見えた。
これはラッキー!!、月と白鳥、めったに撮れない写真が撮れるかもしれないと胸を躍らせて白鳥の居る突端に急ぐ。
幸いな事に今たむろしている白鳥は私が近づいても逃げない。
この場所で写真を撮る常連さんが毎朝餌を投げ与えているので人馴れしているのだと思う。
きっと今いる白鳥はここをねぐらとしているいくつかの群れの中の一つなのだ。
白鳥と月が写りこむ位置にカメラを構えて、月が高くなる前にと忙しくシャッターを押していく。
画角を替え、構図を替え頭に浮かぶ限りのフレーミングで写真を撮った。
もう10分速くこの場所に着いていれば低い位置に月を置いて白鳥とのバランスの良い写真になったかと思うが、まさに千歳一隅のチャンスに出会えたことに感謝したいと思う。


















































白鳥 朝空の飛翔

2016-02-13 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-13  撮影場所 高崎市 烏川

昨日の予報では今朝は曇りだということだった。
朝起きて空を見上げたら雲は切れ切れに空に広がっている程度。
全くの曇り空なら今日は白鳥撮りには行かないつもりだった。
曇りの朝は空も川も鉛色で白鳥とのコントラストがなく冴えない写真になってしまう。
しかし東の空は明るく日の出が見られそうだし、状況によっては朝焼けの期待も出来そうな空模様に今朝も白鳥撮りに出かける。
朝焼けが期待出来そうな朝は左岸のポイントで撮ることにしている。
昨日の夕方の撮影時は餌場近くに130羽以上いた白鳥が今朝はその餌場に1羽もいない。
夜には皆それぞれのねぐらに帰ってしまうようだ。
近場のねぐらには最近はほとんどいない。
それで今朝は遠くのねぐらから餌場に向かって飛んでくる白鳥を狙うことにした。
幸いに東の空が色付いて来たので、朝焼けの空に白鳥が飛ぶ、というシチュエーションの写真が撮れるかもしれない。
ポイントで待つことしばらくして太陽が昇る。
思ったほどの朝焼けにはならなかったが日の出の情景はそれだけでも感動するし写真にもなる。

白鳥が飛んでくるだろう方角に目をこらす。
彼方に米粒ほどの白鳥の一群を視認する。レンズの射程に近づくまでファインダーを覗きながら神経を集中して待つ。
射程に入ったら連写、連写でファインダーから外れないよう夢中で白鳥を追いかける。
今日は白鳥を大きく写すのが狙いではなく、焼けた空や変様の激しい雲をバックに飛翔する白鳥、というイメージで広角気味に撮ってみる。
次から次と10羽から15羽くらいの一群が編隊を組み、また横一線になって飛来する。
ねぐらのある下流から餌場の上流へと川の流れに沿って私の目の前や頭の上を東から西へと飛んで行く。
日の出時刻からわずかに30分ほどの間に80~90羽くらいが飛来し通り過ぎたのではないかと思う。
捉え損ねた群れも中にはあったが、何回ものチャンスに太陽と絡めたシーンも撮れたし、焼けた空、色々な形や色模様の雲をバックのシーンも撮れた。
比較的に速いシャッタースピードで撮ったので失敗作も少なく満足の出来る朝になった。













































































白鳥 朝の飛び立ち(Ⅶ)

2016-02-11 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-08・11  撮影場所 高崎市 烏川

毎日、朝の白鳥撮影が続いている。
最近は夕方の撮影にも行っているので写真の整理が大変だ。一日が忙しなく過ぎてゆく。
朝の撮影はねぐらからの飛び立ちを右岸から、また左岸からと空模様によって変えながら狙う。
ところがいつも写真を撮っている近くのねぐらにここ二、三日白鳥の数が少なくなってきていて心配だ。
昨日はたったの3羽だけ、今朝は40羽くらいに増えて居たが最近までは60羽くらいはいつでも居たのでちょっと寂しい感じがする。
まだまだスローシャッターでの飛び立ちシーンの納得できる写真が撮れていない。
カメラの届くこの近場のねぐらにまだまだ居て貰い多くのシャッターチャンスが欲しいのだが。
だんだんに餌場から遠くにねぐらを替えて行くみたいだ。
そのためか、朝、日の出時刻頃ずっと遠くの川下から群れごと編隊を組んで飛来して来る白鳥が多くなった。
8日の朝と今朝 1/10秒のスローで挑戦した飛び立ちシーンの連写の中に見られるカットが何枚かあった。
下手な鉄砲も数撃てば当たるの類の偶然に撮れた写真だが今の私の技術では満足できる作品だ。
幻想的と言えるのか、ただピントが合わないブレブレの写真と見えるのか、あるいは抽象的な何が何だか分からない写真と見えるのか、見る人によって様々だと思われるが私が撮ってみたかった写真に近づいてきたのは確かのようだ。
流し撮りの技術研鑽に励み、幻想的なベストな作品を目指してこれからも挑戦を続けて行きたいと思う。





































夕映えの白鳥

2016-02-07 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-03  撮影場所 高崎市 烏川

今日は朝と夕方と二度の白鳥撮影。
太陽が沈む直前の光線で撮るとクリーム色を帯び、夕焼け空ならピンク色を帯びるので昼の光線で撮るのとは違った美しい白鳥が撮れる。
今日は雲の無い山際に太陽が落ちて行く。徐々に光を弱め赤い太陽に変わっていく。
太陽が沈む前30分くらいが撮影の時間。
その間に忙しく白鳥をカメラで追う。
どんな場面にも対応するにはカメラ設定の迅速な変更が求められる。
スローなシャッターで撮りたい場面、高速シャッターで撮りたい場面などが代わる代わるに訪れる。
その時は瞬時に設定を替えなければならないが頭の回転と手の動作が追いつかない。
前の設定を替えるのを忘れてそのまま撮ってしまい意図しない写真になってしまう事も度々だ。
こんな時は衰えた脳細胞がつくづくうらめしく思われる。
イメージするシーンを辛抱強く待つのが傑作をものにする近道なのかな?

今日は夕焼けにならない日没だったのでピンク色ではない黄味を帯びた白鳥になった。

























































ブラックスワン飛来

2016-02-05 | 白鳥写真
撮影日 2016-02-05  撮影場所 高崎市 烏川

今朝も朝早くに白鳥撮影に行く。
最近は空気が乾燥しているためかきれいな朝焼け、夕焼けが無い。
朝焼けが期待できない時は右岸の土手下が決まりのポイントになっている。
そこでねぐらからの飛び立ちのシーンを狙う。
今朝そのポイントに立ったら目の前の川面に白鳥のような黒い塊があった。
まだ夜の明けきらない薄明かりの中なのではっきりとは分からないが白鳥の夜の色とは黒さが違う。
もしかしたら黒白鳥かもしれないと期待を胸に夜明けを待つ。
やはり黒白鳥だった。去年は2羽飛来したが今年は1羽だけの飛来。
それでもこの川の越冬地を覚えて居てくれて再飛来してくれたのは素晴らしいことだ。
朝の撮影時は遠路の飛行に疲れたのか首を羽の中に埋めて休んでいた。
動きがほとんど無い状態なので撮影はあきらめて夕方出直すことにした。
夕方4時ころ左岸の橋脚脇のポイントに行く。
この橋前の水面に夕陽の光が差し込むようになったので夕方はいつもここを定番のポイントとしている。
いつにも増してこのポイントに多くのカメラマンとギャラリーが居る。
黒白鳥が来たとの情報を早くも知って駆けつけたのかもしれない。
目当ての黒白鳥は目の前の岸辺に居た。
この鳥は人馴れしていて手が届くくらいの近さで餌をついばんでいる。
そのせいもあってかこの珍鳥の前には人がいっぱいだ。
私も近くにカメラを構えて多くのシャッターを切った。



































































白鳥 朝の飛び立ち(Ⅵ)

2016-01-31 | 白鳥写真
撮影日 2016-01-27.28.29  撮影場所 高崎市 烏川

毎朝の白鳥撮影が続く。
朝の天気を見てポイントを変えながらの撮影。
朝焼けになりそうな朝は左岸河川敷の突端でねぐらの白鳥と朝焼けの空や日の出の太陽を絡めて、また逆光での飛び立ちのシーンを狙った写真。
朝焼けが期待できない時は右岸土手下で朝の飛び立ちをスローシャッターを基本に撮影している。
白鳥の数が日に日に増えねぐらに60羽くらいがいるようになった。
撮影チャンスは何回もあるようになったが超スローなシャッターでは何回試みてもピントの合った写真は撮れない。
撮った写真の全滅状態の時は気分が冴えないし心がへこむ。
そんな時には意にそぐわないが安全策に自分の技術で撮れそうなシャッタースピードに設定してピントの合った写真も撮るようにしている。
ひとシーズン終わって白鳥写真が一枚も無かったでは情けないし恥ずかしいので窮余の一策と納得してのこと。
ねぐらからの飛び立ちのシーンは1/45秒~1/10秒に設定して試みる。また状況に応じてそれ以上の高速シャッターを使う時もある。
1/10秒ではほぼ全てのカットが全滅だ。
1/15秒、1/20秒でもピントの合った写真を狙って撮るのは難しい。それでも何百枚も撮ったカットの中にどうにか見られそうなのがある時がある。全くの偶然だしまぐれのカットだがそんな時は小躍りしたくなるうれしい瞬間だ。
1/15秒、1/20秒では幻想的な写真というには物足りない。
しかし動感は十分に描写されていて満足できる域の写真だ。
今シーズン中に1/10秒の写真が一枚は欲しいものだがはたして撮れるものかどうか?
1月27日、28日、29日、三日間で撮った1/15秒,1/20秒の写真の中から見られそうなカットを掲載してみます。


1/20秒の写真












1/15秒の写真





































白鳥のバトル(Ⅱ)

2016-01-26 | 白鳥写真
撮影日 2016-01-26  撮影場所 高崎市 烏川

毎朝の白鳥撮影が続く。
今朝も冷え込んだ。
寒さが続いているので白鳥の数が大分多くなってきた。毎日10羽位づつ増え80羽を超えた。
いつものねぐらにも毎朝40羽くらいの白鳥が休んでいる。
飛び立ちのシーンの撮影チャンスも多くなった。
その他にも数が多くなったので白鳥の習性、行動、動作、仕草等いろいろなことが観察出来ようになった。
面白そうな、興味深い行動や仕草の時はとりあえずシャッターを押すことにしているので毎朝のカット数が多くなる。
帰ってからの整理が大変だ。
今日は夕方にも撮りに行ってみた。
夕陽が川面を照らす位置に落ちるようになったので柔らかい光の中で撮れるのではとの思い。
夕照の中で泳ぐ白鳥の群れ。目の前に40羽くらい、少し川上にも同じくらいの数が遊泳している。
突然に目の前の群れの中から騒々しいざわめきと鳴き声が響きバトルが始まる。
レンズの画角を調整する余裕も、シャッター速度を確認する間も無くその時に設定してあったままで、とっさにカメラを向けファインダーにバトルを捉えた後は夢中で連写していた。
このようなバトルはいつどこで起きるか分からないし、起こらないかもしれないので万全の準備で望むのは難しい。
撮り終わりモニターで確認したらどうにかのカットがいくつかあってほっとした。
シャッター速度を間違えていたら折角のチャンスが全滅になっていたかもしれない。
幸運に感謝です。











































黄金色の朝

2016-01-22 | 白鳥写真
撮影日 2016-01-22  撮影場所 高崎市 烏川

毎朝の白鳥撮影が続いている。
昨日朝も右岸の川べりでねぐらから飛び立つシーンを撮っていたがなかなかベストショットは撮れない。
ただ白鳥の飛び立つ時間が大分遅くなったことに気がついた。
最後のほうで飛び立つ群れは日の出の後だった。
それで今朝は同じねぐらの白鳥だがいつもと違う場所からの撮影にした。
日の出後の飛び立ちなら飛び立つ時の水飛沫が黄金色に輝き美しい写真が撮れると予想してのことだ。
対岸の左岸の駐車場から10分程歩き、ねぐらが目の前に眺められる河川敷の突端まで行く。
ここは白鳥が近い距離から撮影できるのと、日の出の光が逆光線で射し込んで来るポイントだ。
先着のカメラマンが2人、私と3人での撮影。
今朝のねぐらには今シーズン最高の数の白鳥が居た。ねぐらにこれ程の白鳥が居るとは驚いた。
ざっと数えて50羽を超えている。今日は多くの撮影チャンスがありそうだ。日の出後の飛び立ちも期待できそう。
幸い今朝も晴れ、日の出後の飛び立ちもあり何カットかは見られそうな写真が撮れた。





















































雪晴れの朝の白鳥

2016-01-20 | 白鳥写真
撮影日 2016-01-19  撮影場所 高崎市 烏川

昨日雪が降り15センチ位積もった。
当地方では雪が降るのは一冬に一度か二度程度、めずらしい事なのだ。
雪の解けぬ間に、と厳しい冷え込みの今朝も白鳥撮りに出掛ける。雪景色と白鳥のコラボな写真が狙い目だ。
幹線道路は雪はほとんど解けて乾いていたが、わき道や住宅街の道路には轍が残り解け切らぬ雪が凍り付いている。
こんな時は小さいが四駆の愛車は頼もしい。
いつものように右岸の土手に上りねぐらを見渡すが今朝は一羽も休んでいない。
熱心に通う知り合いのカメラマンもどうしたことか今朝は見えない。
ここはあきらめて中州に渡り撮ることのする。
左岸の餌場近くのポイントもあるが長い橋を渡らなければならないので雪の翌朝は回避したほうが無難だ。
また撮影帰りに渋滞に巻き込まれる可能性が大だし、またこんな日は橋の上でスリップ事故車もよく見かける。

まだ誰の踏み後も無い雪の斜面を下り小さな浅い流れを渡り中州に入る。
砂礫というよりも石ころだらけの中州だが今朝は一面雪に覆われいつもとは景色が違う。
ここも私が初めての足跡を付ける。
白鳥も昨夜は全羽がこの餌場近くの浅瀬で休んでいた様子。50羽以上がまとまって居る。
遠くから慎重に、静かに歩を進め日の出と白鳥が重なるだろう位置に三脚を据える。
見渡せば左岸にも一人のカメラマンも見えない。この中州ももちろん私一人だけ。
左岸のポイントにも右岸のポイントにも一人のカメラマンも居ないというのは今期初めてだ。
雪の翌日、冷え込みの厳しい朝、誰もが車の運転を控えたのだろうと思う。
お陰で今朝の白鳥は私の独り占めの被写体になった。
朝の白鳥は動きが緩慢だが、今朝はより一層動きが鈍く一塊の群れとなり休んでいる。
太陽が昇る頃から川の上流、下流を行ったり来たりの遊泳をする。
突然一群れ8羽が飛び立ち上流に消えた。どこかに違う餌場があるのだろう。
その時以外遊泳をするか休んで毛繕いをするくらいの緩慢な動きの白鳥だが、シーズン一度か二度しか見られない珍しい川の雪景色と絡めてカメラに収めてみた。
家に帰ってから、いつもの如く撮った平凡な写真だが、どのカットも私だけが写せた貴重な記録になるのではないかと自己満足な気分にひたる。










































































川霧湧く朝の白鳥

2016-01-16 | 白鳥写真
撮影日 2016-01-16  撮影場所 高崎市烏川

冷え込む朝が続いている。
今朝もいつものように白鳥撮りに出かける。
ねぐらを見通すポイントに着くと川下のほうは川霧が発生している。
今朝の冷え込みで発生したのだろうが目の前の水面には霧はなくねぐらは見通すことが出来る。
ポイントにはすでに知り合いのカメラマンが待機している。ここ何日かは二人だけでの撮影だ。
彼は私以上に熱心に取り組んでいて、まだ暗いうちから準備しシャッターチャンスを逃さない気構えだ。
しかし今朝はねぐらに白鳥が見えない。昨日朝は20羽くらいが居て何回かの撮影チャンスが有ったのだが。
彼の言では、まだ夜の明けない暗いうちに大きな群れが餌場の方に飛行していったとの事。
飛び立ちのシーンの撮影は出来ない事が分かったので餌場近くの中州のポイントで撮ることにした。
餌場には昨日より多くの白鳥がいる。先程彼が言っていた大きな群れとは新らしく飛来した白鳥だったのかな。寒い日が何日か続いたのでここに渡ってきたのかもしれない。
正月に一時40羽を超えたが1,2日で数羽が離れ、昨日までずうっと35羽だった。
今朝は50羽以上が居る。数が増えれば色々なシーンに出会えるので喜ぶべきこと、大歓迎だ。
中州にも先着のカメラマンが一人いたが日の出後しばらくして立ち去った。
その後に普段あまり見られない素晴らしい光景が出現したのにと気の毒になった。
中州前の水面に日の出前から薄い川霧が漂っていた。
高く立ち上るのではなく水面を舐めるように漂う低い薄い霧だった。
赤い柔らかい光の太陽が昇ると水面も霧も赤く、黄色く輝き幻想的な光景を見せ始めた。
北海道かどこかの厳寒地の川で撮った写真を見るような様相だ。
幸いこの中州は私一人、対岸のポイントにもカメラマンは少ない。
後ろに気兼ねなく立ち位置を変えながら白鳥と光線、川霧のベストポジションを求めて撮り回った。
数が増えたので家族、グループごとに程よい位置に散らばって居て多くのカットが撮れた。早々の恩恵だ。
中州のポイントの選択は大正解、写真も大満足の撮影が出来き良い一日となった。





























































白鳥 朝の飛び立ち(Ⅴ)

2016-01-13 | 白鳥写真
撮影日 2016-01-13  撮影場所 高崎市 烏川

今朝は当地方でもこの冬一番の冷え込みとなった。
庭の犬の飲用の器の水に氷が張っていた。

いつもの時間に家を出て白鳥撮りに行く。
ねぐら近くのポイントは昨日の朝と今朝は知り合いのカメラマンと二人だけ。
ねぐらには昨日は3羽だけ、今朝も10羽くらいの数が居るだけになってしまった。
他の20数羽はもっと下流のどこかにねぐらを替えてしまったようだ。
1月11日からシャッター速度を1/15 秒にして挑戦している。
前回掲載した写真のように 1/20 秒でも私の未熟な技術や浅い経験では手に負えない難しい被写体だが、無謀にも目指すスローな領域に挑戦してみた。
11日は30羽近くがねぐらに居たので撮影チャンスも5,6回あった。
昨日は3羽だけなので1回だけ。
今朝は10数羽が居て、3回の撮影チャンスに恵まれた。
しかしこの3日間、何回ものチャンスに恵まれて何百枚も撮影したが一枚もピントの合った写真は撮れなかった。
1/15 秒、1/20 秒のスローシャッターでのピント合わせは初心者には至難の業だ。
しかしインターネットにはそのスローシャッターでピントの合った素晴らしい幻想的な写真が発表されている。
私もその写真に触発されての挑戦だが、こうして経験してみるとその写真を撮った人の技術は神業の域のように思われてくる。
昨シーズンにも経験してこのスローな速度での撮影は困難なことは理解はしているけれど、撮った写真の全滅にはやはり気持ちがへこむ。

前回掲載した写真以上にピントの合わない見苦しい写真ですが、目指している幻想的な雰囲気を感じてもらえればと思い恥ずかしながら掲載してみます。




















白鳥 朝の飛び立ち(Ⅳ)

2016-01-12 | 白鳥写真
撮影日 2016-01-10  撮影場所 高崎市 烏川
毎朝の白鳥撮りが日課になってしまった。
いつもは5時半頃起床し6時頃家を出るが今朝は寝坊をしてしまった。
起きたのが6時過ぎ、顔も洗わずにねぐらのポイントに向かう。
幸い今朝も白鳥が休んでいた。3日連続ここでのお泊りだ。ここをねぐらと定めてくれれば有り難いのだが。
およそ30羽位が数えられる。この数なら今日は5,6回の撮影チャンスがありそうだ。
すでに昨日と同じカメラマン二人が準備万端、待機している。
到着が遅れたため土手から川べりの護岸に下りるまでの間に第一群の飛び立ちがあった。
一度目のチャンスを逃してしまった。残念。
しかし今朝はまだチャンスは残っている。
急いで三脚を立てカメラのセットをする。
シャッター速度を昨日よりさらに遅く1/20秒にセットして挑戦することにした。
間もなく第二群の飛び立ちが始まる。
カメラに白鳥を捉えてシャッターを押す。だが高速連写が始まる訳がカシャ、、、カシャ、、、と、まどろっこしいシャッター音、昨日最後に設定した低速連写のままになっていたのだ。
先ほどカメラをセットした時、気が急いていて気が回らずそれを直すのを忘れてしまっていた。
撮った写真も全て失敗作、これで今朝二度目のチャンスも逃してしまった。
それやこれやの失敗ばかりで今朝もチャンスの回数の半分くらいしかカメラに捉えることが出来なかった。
やはり早めの到着、早めの準備はしておくべきだ。
それにしても今シーズンはねぐらからの白鳥の飛び立ちする時間が早い。
昨シーズンは日の出間近の時間から日の出が過ぎた時間ころ飛び立っていたと思う。
今シーズンは日の出にまだ大分間の有る薄明の時刻に始まる。
それで必然ISO感度が高い状態での撮影になってしまう。
最新の高感度に強いカメラならそんなことも無いのだろうが私のカメラは撮った写真のノイズひどく、見苦しい。
今朝は数回のチャンスだったが連写、連写でカット数が300枚近くになった。
その中のほんの数カットがどうにかヒットしていた。
もっと精度の高いピントで捉えられれば良いのだがまだまだ習熟度が足りない。
見苦しい写真だが初心者の試写中の写真として見てください。